きのうの朝から昼にかけた雨*は、一度休止したと思ったら、きょうの日付になって朝方まで降った。どうやら、今回はこれくらいにしてやるでということで、これからは暫く晴天が続きそう。
(*)ちなみに、昨日の合計降水量は、18.5mmと久し振りの量だった(5/1は、53.5mm)。
それにしても、きのうは冷えた(最低気温は今月前半並みだが)・・・ そう感じたのは、雨が加わったせいがあるかもしれない。昨夜半、思わず短時間だがストーブを点けたほど。
この時期の冷たい雨を探したら、「翠雨(すいう)」という言葉に出会った。これを景色に例えると、公園の小川に目にする「カワセミ」が小雨に濡れながら岸辺の木枝にとまっている姿だろう。名の通りカワセミの漢字表記に「翡翠」がある。瑠璃色の背の雨粒が輝いて見えるのを想像する。
(本ブログ関連:”カワセミ”)
実際のところ、翡翠は鉱物の硬玉で宝石にするのに難度がたかいもので、薄茶した黄緑いろといった感じがする。だから、カワセミの背の紺色ほどはっきりしているわけではない。ただし、東洋人はこちらの方が好きだ。一方、中東・西欧では、濃い色の「ラピスラズリ(瑠璃)」が好まれたようだ。
(本ブログ関連:”ラピスラズリ”)
日本人(東洋人)の青と緑の区分と比べて、中東・西欧人の方は選別されていたそうだ。
■ Gemini
Q.青と緑について、日本人(東洋)は未分化だったようですが、中東・西欧では区別されていたのでしょうか?
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A.なぜ東洋と西欧で差が出たのか?
言語学者(バーリンとケイの色彩語研究など)によると、人類の言語が進化する過程で「色の名前が増える順番」には世界共通のパターンがあるとされています。
(白・黒) → (赤) → (緑・青) → (黄)
この「緑・青」の段階に達したとき、多くの文化圏はどちらか一方の言葉で両方を兼ねる状態(Green-Blueを意味する「Grue」と呼ばれる状態)を経ます。
● 日本や中国は、この状態を長く文化的**・文学的に楽しんできた(瑞々しいものをすべて『青』と呼ぶ美意識を持っていた)と言えます。
● 一方で、中東やエジプト、地中海世界は、「ラピスラズリ(青)」と「マラカイト(緑)」***という決定的な2つのシンボルを早くから手に入れ、それぞれに異なる宗教的・政治的意味を与えたため、非常に早い段階でこの2色を完全に分離させることになりました。
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(**)文化: 漢字文化圏
(***)マラカイト:「孔雀石(くじゃくいし)」の方がポピュラーか。ロシア民話「石の花」