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2025年2月28日金曜日

きょうで2月も終わり

今年もあっというまに過ぎている・・・過ぎたむかしを含めて遠くへ行ってしまう。まるで列車の車窓からながめる景色のようで、今しか見えない。未来も、窓ガラスに遮られてよく分からない。列車が大きくカーブしない限り、車内にじっと座り、時間に身を任せている。

正直、計画のない日々を過ごしているわけで、無関心でいる・・・そういえば、新聞は読まない、テレビの時事報道も関心がない。ネットで最新の話題を探すくらいかな。

ところで、むかしは仕事の計画に、2月が他の月と比べて日数が少ないのに閉口した(31-28=3)。結果、プロジェクトの進捗が、他の月より3日足りないことになる(休日、祝日を度外視して)。

いま2月、寒気で家にこもって運動不足になりがち、気分もよくない。冬が終わり、春に向けて寒暖を繰り返している。陽射しのよい日には、できるだけ外出しようと思案している。

2025年2月27日木曜日

いくつあげられるか

きょうの体操教室で、参加者を小グループ(4~6名)に分けて、リーダーがあげるものを列記するゲームがあった。

① 花の咲く木の名、② 花の咲く草の名、③ 魚の名 を課題に、小時間(1.5~3分間)で、いくつあげられるかグループ同士で競うのだ。わたしは、もっぱらメモ役に徹した。①~③ごと、そのつど結果を発表して、一位のグループを知ることになる。競い合いが、いい意味で集団の活性につながるとのこと。

ゲームの後、リーダーの方から、グループ内で少し談話して終わりましょうと語られ、いつもは体操を終了後すぐ解散するルーチンだったけれど、今回ゲーム時間を設けたことで、結果、和気あいあいになることに気付かせてもらった。

ちなみに、カウント数で差が大きかったのは「魚」の名前だ。そういえば、地元の鮮魚店は相変わらず盛況だが、肉屋は減ったような気がする・・・気のせいかな。

2025年2月26日水曜日

水道水の冷たさに・・・

きのうときょう、体のあちこちを診てもらいに出かける。この歳になると、ネジが緩んだというより、ネジが落ちていることに気付く。われながら世話のやける奴と思う。

そんなわけで、午前中かけて外出した帰り道、美味いものを食おうと街なかを見渡した。近隣県の地産物(農産物)の販売店が目についた。そうだ、飯屋もよいが新鮮な果物に傾いて、イチゴやリンゴ、そして柑橘類を買う。帰宅してすぐに口にする。

食前にイチゴやリンゴを水洗いしたとき、水道水の冷たさが苦にならないことに気付いた。最高気温の17.7℃(14:42)となる手前の時刻だったが、きょうは本当に温く穏やかなせいもあって、水道水に懐かしささえ覚えた。やあ、久し振りといった感じだ。

冷たい水で洗ったイチゴがこんなにも美味いとは。早く春が戻って来て欲しいとつくづく思った。けれど、来週には冬に逆戻りという。行きつ戻りつして春を待つことになるようだ。

(追記)
当たり前かもしれないが、深夜になると気温が下がり寒さに気付く。
実はガスストーブが故障した。エアコンの包(くる)むような暖風は性に合わない・・・ガスストーブの遠赤外の熱射の方がよかったのだが。

2025年2月25日火曜日

ジェットストリーム

遠い昔、大学生のころ、ラジオの音源として高音質でステレオで聴取できるFM放送がもてはやされた。合わせて、FM放送の番組表を掲載した雑誌「FM fan」を持つのがお洒落だったりした。今は、AM放送がFM放送へ転換しつつあるが。

深夜にFM東京から流れる、城達也がアナウンスする(パーソナリティをつとめた)「JET STREAM/ジェットストリーム」(1967年から放送)のテーマ曲はある意味圧巻だった。瑠璃色の夜空を黄金の光を点滅させながら飛行するJAL旅客機を夢想したのだから。

(本ブログ関連:”ジェットストリーム”)

番組の始まりに語られる空の情景が忘れられない。
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遠い地平線が消えて
深々とした夜の闇に心を休める時
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は
限りない宇宙の営みを告げています
・・・
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テーマ曲(ストリングス)は、ボビー・ヴィントンの歌う「ミスター・ロンリー」(1964年)だ。e-Wikipediaによると「ヴィントンがこの曲を書き始めたのは1950年代後半、陸軍に所属していた時だった。歌詞は、海外に派遣され、故郷との連絡が取れない兵士を描いている。歌い手は、自分の境遇を嘆き、誰かと話したいと願っている。」と解説している。まさにベトナム戦争当時にリリースされた曲である。

ものごとの真反対の比較の例えに「天と地の違い」という表現があるが、夢想的な海外旅行の旅客機とベトナムのジャングルの差だったのかもしれない。


■ Youtube(登録: HKD Japan_takikawa)
「ボビー・ヴィントン Bobby Vinton/ミスター・ロンリー Mr. Lonely (1964年)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=B4rmQKVGEIY

2025年2月24日月曜日

(雑談)アオ(青)とミドリ(緑)

日ごろ気になる言葉(たとえば、日本人にとって「青」と「緑」の識別)についてネットを参照してまとめてみた。(感謝。転記の際に一部抜粋したりした)

九州大宰府から遠く奈良の春を思った万葉の歌に、奈良の<枕詞>の「あおによし」がある。「あお(青)に(丹)よし」の「あおに」について、ネット上の資料を参照したところ、「あお」は青色、「に」は土色(丹:赤色の鉱物=赤い土)をさし、奈良県で産出する顔料「岩緑青(いわろくしょう)」*を表わす古名と紹介されている。
(*)岩緑青は「孔雀石」(Cu2(CO3)(OH)2)の粉末、古名で「青丹(あおに)」と呼ばれる。(Wikipedia

(本ブログ関連:”孔雀石”)

■ ネットの資料
・「伝統食のいろは」(管理人 koka氏)
    ー https://irocore.com/aoni/
・「枕詞『あをによし』の意味とその変容」(2020.9. 太田蓉子氏、梅花女子大学)
    ー http://www.baika.ac.jp/~ichinose/o/202009ota.pdf

「あおによし」は、奈良の山肌に繁る青々とした木々をさしていると思っていたが、どうやら <山土(顔料)> という風土の色彩のようだ。山と樹々の景観は、黄緑の芽吹き、新緑の青葉、紅(黄)葉、落葉と四季移ろうわけで、「あお」ひとつでは足りず、「あおに」を含めて全体として必要なのだろう。
もちろん常緑樹も、凛として艶やかな「あお」で代表する雰囲気がある。そう思い巡らすうちに、青と緑が混沌としてくる。使い分けが曖昧なのだ。

道路の信号機の「青」色ランプは、実際は「緑」色ではという素朴な疑問がある。

■JAF「クルマ 何でも質問箱」
「なぜ信号機は赤黄緑の3色が使われているの?」の「緑なのに青信号と呼ぶのはなぜ?」から抜粋
    ー https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-drive/subcategory-sign/faq166
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日本では「緑」信号を「青」信号と呼ばれています。信号機の3色は赤・黄・青と表現されることが多く、免許の更新時に配布される交通教本にも、「青色の灯火は進むことができる」と記載されています。

自動信号機が導入された当初は法令上でも緑信号とされ実際の信号機もやや濃い緑を使っていましたその緑を青と呼ぶ理由は、日本語の「青」が表す範囲の広さにあるようです。青野菜青物青葉など緑色のものを青と呼ぶ場合が多かったため、緑信号を青信号と表現するようになったようです。また、赤の対極にある色が緑ではなく青だからという説色の三原色である赤・黄・青が影響しているという説もあります。

青信号という呼び名が一般に定着したことから、1947年(昭和22年)に法令でも青信号と呼ぶようになりました。さらに1974年(昭和48年)以降に作られた信号機は、それまでの緑より青に近い緑色に変わっています
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鳥の名にも似たような例があって、「アオジ」、「アオゲラ」は青というより黄緑色や緑色に近い感じがして、色感のあいまいさを気付かせる。なぜそうなったのかネットで検索してみた。

■ 相模原市立博物館の職員ブログ
「黄色いけどアオジ」(投稿日: 2020年1月23日 作成者: 博物館)より抜粋
    ー https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/archives/21836
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アオジの)オスですが、どこがアオジ?という色合いです。「森の木々が青々と茂り・・」というように、もともと「あお」は、現在の緑と青を含む色合いを指していました古語ではさらに広く、寒色系の色全体を「あお」と呼んでいたそうで、灰色も青も緑も、「あお」となります
アオジの頭はややオリーブ色がかった灰色で、これを指して「あお」となったようです。

ただ、鳥の名前には現在の青色ではない「あお」がよく使われています
アオサギ:灰色の部分は確かに青灰色(せいかいしょく)ですが、青色ではないですね。
・緑色のアオゲラというキツツキ、
アオバトという緑色のハトなど・・。

逆に、青い鳥はオオルリコルリルリビタキと、「瑠璃(るり)」がついています。

比較的新しい時代に和名が付けられた海外の鳥の、アオガラアオショウビンは見事な青色ですが、古語で表現されなかったということなのでしょう。

なお、方言の古語の中には「あお」に黄色も含まれていたという説もあるので、アオジの種名はそこに由来している可能性もあります。
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■マイナビ(2017/03/03 08:00)
「日本語における『青』と『緑』の混用、経緯を解明 - 東北大」(著者:杉浦志保)
    ー https://news.mynavi.jp/article/20170303-a058/
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東北大学電気通信研究所の栗木一郎准教授らの研究グループは(2017年3月)2日、日本人に共通する19色名の存在を確認し、30年前の同様の研究と比較したところ、明確な増加が認められた。このことから、日本語における色概念の表現の進化が今なお続いていることが明らかになった。

今回の研究では、「青々とした緑」のような平安以前から継承されている表現に着目し、日本語表現において青と緑の区別がついていることを統計学的に立証するとともに、この日本語独特の言葉遣いの経緯についても解明した。同研究成果は東北大学、東京工業大学・オハイオ州立大学などの研究者による共同研究であり、視覚科学研究分野の学術誌「Journal of Vision」に掲載された。

人間の視覚は100万もの微細な色の違いを見分ける事ができると言われているが、日常的に言葉として使われる色名は「赤」「緑」「青」「黄」など少数に限られる。今回の研究では、人間の最も基本的な視覚情報である色の情報がどのように脳内で形成され、個人差や言語差の影響を受けているかという様子について、計算的・統計的手法を用いて可視化できることが示された。

「水色」は新しい表現

k-平均クラスタリングという統計を用いた解析の結果、日本語話者に共通する19の色カテゴリーの存在を確認した。内訳としては、多くの近代的文化圏で用いられる11の基本色カテゴリー(赤、緑、青、黄、紫、ピンク、茶、オレンジ、白、灰、黒)に、8つの色カテゴリー(水(色)、肌(色)、抹茶、黄土、えんじ、山吹、クリーム)が加わったものとなった。

中でも、「水(色)」は98%の実験参加者が使用し、日本語の基本色カテゴリーの12番目の色名の強力な候補になりうると考えられる。30年前に実施された先行研究(Uchikawa & Boynton, 1987)では「水(色)」は基本色に含まれないと結論された。また、先行研究では「草(色)」が黄緑を指して頻繁に使われる色名として報告されたが、同研究では「抹茶」という回答が「黄緑」を指す代表的な色名として置き換えられたことが判明した。これらの結果は、言語における他の特徴と同様に、色名の語彙が時間とともに変化する様子を表している。

青と緑が分離して使われる経緯

一方で長く変化していない要素もあり、その1つが「青」と「緑」の混用だ。今回の共同研究では、平安以前の日本の和歌における青と緑の用法についても調査した。その結果、あお」(正しくは「あを」)は明らかに青いものにも緑の物にも用いられみどり」も同様であった。

現在でも、日本語では信号機や若葉野菜などを指して「」と呼ぶことはあるが、これ以外の場合では青と緑は明らかに区別して使われる。青と緑が混合した1つのカテゴリーから別々のカテゴリーに分離する過程は、世界中の言語が発達の途上で必ず経過するポイントと考えられている

これらの結果から、今回の共同研究は、現代日本語青と緑が異なる色カテゴリーであると示しただけでなく、にまたがる明度の高い領域に「(色)」のカテゴリーが過去30年で加わったことを示した
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どうやら、古代に青色と緑色の混沌を、現代になって水色が入り込んだことで、青と緑を分離した(分離できた)ようだ。

(補記)
色彩として「補色」関係も気になる。青と緑の補色が、それぞれ随分違うのに気づく。
・「青色」の補色は「黄色」
・「緑色」の補色は「紅紫色」

補色関係の妙から、「月明り」=「月影」といった本来反対の意味が、詩的に融合してしまう例にも気付いてしまう。

2025年2月23日日曜日

公園の梅林

「天皇誕生日」の祝日の昼下がり(午後1時過ぎ)、都立最大の「小金井公園」にある<梅林>へ出かけた。日射しは柔らかで風の気配もなく、穏やかな休日の午後である。公園の東側から入り、子どもたちの遊び声のする広場を抜けて、遠目に紅白の花が見える梅林へと近づく。観梅には大人たちが大勢集まっていた。(とりたてて、梅見の催しはないようだ)

(本ブログ関連:”小金井公園の梅”)

六つの小丘で構成された梅林には、約27品種の梅が植わっている(本数は88本)。入口の掲示板に、各品種名と写真が示されている。
ー 公園のサービスセンターに行けば、同様の写真と解説付きの「梅林ガイド」(寄付金が必要)を入手できる。センターの建物まで戻って入手した。


以下、今現在、花を咲き誇っている品種の中から、いくつか写真に撮ったものを載せる。
解説は、「梅林ガイド」をそのまま転用した。


古城の春(写真左)、緋の司(写真中央)、月影(写真右)
・比較的新しい品種で不結実。「古城の春」は、野梅性八重、乳白色だが寒さにより薄い紅色になる。
・小金井桜提供の御礼として水戸から贈られた。「緋の司(ひのつかさ)は、紅梅性八重、濃紅色中輪で稀に結実。
・若枝とガクは緑色。「月影」は、青軸性一重、花は早咲き青白色の中輪で良果を結ぶ。


長寿(写真左)、白加賀(写真中央)、竜眠枝垂れ(写真右)
・青梅地方に残されていた品種。「長寿」は、野梅性八重、白色中輪で香りが高い。
・全国的に栽培される代表的な実梅。「白加賀」は、野梅性一重、白色の中大輪で花粉はほとんど無い。
・大きな枝振りの枝垂れ梅。「竜眼枝垂れ」は、野梅性一重、やや遅咲きで白色大輪。

2025年2月22日土曜日

インターホン

きょうも寒い一日だった。それを想定して、昨晩の就寝時に、電熱敷布の目盛りをポカポカの熱々にしたのが・・・どうやら、それがワザワイしたらしく、どっぷり寝込んでしまい、結果として今朝の野鳥観察(探鳥会)の起床時刻を寝過ごしてしまった。6時に目覚まししたにもかかわらず、気付けば8時30分になっていたのだ。

上記の野鳥観察は、自然観察会のひとつのグループである。その自然観察会が、きょう、埼玉県の梅の名所で観察会を行なうことになっていた。両方に参加はむつかしいので、探鳥会にと決めていたのに。ならば、昼間に地元の公園にでも出かけようかと思ったが・・・。

この寒さ来週の月曜日まで続くようだ。寒いのが苦手と繰り返してきた・・・1月は16日の間、今月もきょう(2/22)までの11日間、まさに半分家に籠っていた。歳をとると、厚着しても寒さを考えただけで萎えてしまう。実際、玄関の上がり框(かまち)まで行ったものの、寒さに挫(くじ)けたことが何度もある。

そんな寒い今夕のこと、インターホンが鳴った。陽の落ちたこんな時刻に一体誰?といぶかしむ。インターホンのモニターを見ると、暗い玄関先に、女性が訪ねてきたのが見えた。訪問販売だろうか、宗教勧誘だろうか。
わたしは無言のまま対応しなかった。訪問者は待ち続けたが、反応がないのを見定めて、ゆっくり頭を下げて他所へ向かった。その様子から、多分宗教勧誘だろうと想像した(宗教活動のとき、モニターに映らぬよう随行者・指導役が付き添っているケースが多い)。

インターホンから、寒い外が見える。ほとんど成功しない行為を、夕闇のころまで続けているのを見て、何で? と疑問を感じながら、すこし引きずるものを感じた。

2025年2月21日金曜日

裁縫室で見た映画:「小鹿物語」、「砂漠は生きている」

九州にいたとき小学校に「裁縫室」があって、そこで女の子たちに家庭科の裁縫を教えていたようだ・・・実際に目撃したことはないが(同じ時間帯、男子は別の場所にいたのだから)。ところで、男女が一緒にその部屋を利用するときがあった。映画教室だ(テレビもない、街の映画館に行く機会も少ない子どもたちにとって貴重な時間だった)。

(本ブログ関連:”裁縫室”)

裁縫室は和式の畳部屋のため、みんな座って(先生が映写する)子ども向け映画(教育映画)を鑑賞した。記憶に残っているのに「小鹿物語(The Yearling)」(1946年、日本公開1949年)がある。少年と野生の小鹿のふれあいの物語で、美しいカラーで見ることができた・・・なにしろ、小鹿を見たことがないので、その可愛らしさに引き込まれてしまったものだ。しかし、成長した小鹿が、一家の育てた農作物を食べる事件が発生することで、少年は決断を迫れることになる・・・。見届けるのがつらい映画だった。

当時、カラー映画は「総天然色映画」とわざわざ銘打つほどだった。ちなみに本作品は、Wikipediaによれば、アカデ三―賞の(カラー作品)の「美術賞」および「撮影賞」を受賞している。当時、これらの賞は、カラー作品とモノクロ作品の別に賞が与えられたという。

また、<自然観察>の記録(ドキュメンタリー)映画で話題になったものがあった。ディズニーの「砂漠は生きている(The Living Desert)」(1953年、日本公開1955年)だ。いってみれば、自然の驚異であり、普段見ることのできない動植物たちの生態をカラーで知らせてくれるものだった。その後のテレビ番組「ディズニーランド」で、ドキュメンタリーの定番になった。

今この映画に対して、語られることは少ないが、当時、ドラマチックな場面の撮影技術に関心が向けられ、結果として<作為>があったと知られたりした。子どもにとって、生態系の捕食の連鎖(食物連鎖)を映像で見せつけられると、驚きと恐怖をないまぜしたものになった。そこに作為があったことを、少し経って知ることになる・・・あのディズニーがそんなことをするなんて。

今ではドキュメンタリー映画(あるいは写真)を見るにつけ、あまりのタイミングのよさに出くわすと、大人の冷静さを持って眺めているのに気付く。

2025年2月20日木曜日

体操教室への行きがけと帰り道

今朝は寒かった。今年に入って段冷えたのは、1月11日の -4.7℃2月5日の -4.2℃ だった。それが、きょうの明け方に -5.4℃(03:33)を記録した。

早朝のテレビ・ニュース番組で、都心の局スタジオを出て、天気予報を、女性気象予報士が語っていたが、風がわずかなため、冷え込みが厳しくないと・・・いやいや、見るだけで寒そうだった。

昼過ぎ、地元の体操教室へ出かけたとき、住宅地の通り道に1羽の「ハクセキレイ」が舞い降りた。数m先のこと、こちらを見つめ、尾を上下に振りながら小走りした。思わず「大丈夫かい」と口ずさんだけれど、飛び去る気配はない。この鳥は人懐っこいことで知られるが、それでもこれほど近くにと驚く。なにしろ、横を通り抜けても平気だったのだ。これからも、大事に見守られて欲しいと願った。

教室で、寒さに固まった体を、ゆるりとストレッチなどしてほぐすと、次第に柔軟さが回復するような気がしてくる。何だか今日は調子がいいなと、一人合点してしまう。
ところで、教室運営のリーダーや、参加者が少しずつ入れ替わりし始めた・・・冬は大きな節目になるようだ。

体操教室の帰り道(15:30ころ)、北東の風(8.1℃)がピューと吹いた。日なたが足りない分、寒さが身に沁みた。

2025年2月19日水曜日

公園の梅の木

自然観察園を併設する公園と道路をはさんで隣接している公園(いつもの野鳥観察のフィールドだが)に、きょうの昼どき(11:30~12:30)、のんびりと<梅の花>の様子を見に行った。
気温は 6.5℃ と冷えるなか、北西の風が 4.6m/s と速さを増し、突風(最大瞬間風速)は何と 12.5m/s(11:43)に達した。木立を防風林代にして逃げ込んだりもした。

梅の開花状況は次の通りである。いずれも咲いているが、いわゆる手入れが行き届いた本格的な「梅林」の景観があるわけではないのが、ちょいとさびしいところ。(「樹木観察マップ」を参照)
・公園サービスセンター前の広場に一本 (紅梅)・・・ 樹名札「ウメ」とのみ表示。
・苗圃(びょうほ)南側「梅林」*に5、6本(白梅、紅梅)・・・ 樹名札「シダレウメ」が一木に掛かっていた。
(*)樹木観察マップに梅林と表示されているが。
・苗圃の区画#7の東側に多数(白梅、紅梅)・・・ 樹名札はいずれにもない。
 

上掲右側の写真の<標識>について
公園の苗圃南側に、府中市の「武蔵府中郷土かるた」より「うめひばりに木はけやき」と記した<標識>が立っていた。この公園は2つの行政市にまたがっている。ちなみに、自然観察園のある公園は、3つの行政市にまたがっている。この辺りの行政エリアは複雑だ。そして、いずれも公園も都立公園。

最大の小金井公園の「梅まつり」について
小金井公園のよく剪定された「梅林には、多数の園芸品種の梅が植わっていて、樹名札に風流な名が書かれているのを見るのが楽しい。この時期、「梅まつり」の催事が開けれているはずだが、なぜかネット上に詳細情報を見ることができない・・・。行って見るしかないようだ。

(本ブログ関連:”小金井公園の梅まつり”)

2025年2月18日火曜日

雨水 2025、ペリトコール

きょうは、二十四節気の「雨水(うすい)」で、降る雪が雨に変わり、畑地を潤し農耕を始める目安となる。そして、この雨水の期間を初候・次候・末候の三つに分ける「七十二候」にも、「雨・霞(かすみ)・芽吹」の春の息吹が並ぶ。

(本ブログ関連:”雨水”)

七十二候
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・初候: 土脉潤起(どみゃく うるおい おこる)早春の雨が降って大地が湿り始める
・次候: 霞始靆(かすみ はじめて たなびく)春霞がたなびき始める
・末候: 草木萌動(そうもく もえうごく):草木が芽吹き始める
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関東ローム層の武蔵野台地は、土地がら、山から解けだした水が流れ来ることはなく、この時期、地元の畑は野菜の栽培を終えたようですっかり露地になり、さびしく乾いている。

そんな乾燥が続いているきのう(2/17)の昼下がり、家の前の路地が黒く濡れていた。乾燥した通りを久し振りに短時間湿らせたときのにおいがした。乾いたアスファルトの道が、小雨で湿ったときに発するにおい(雨の匂い)のもとを、土壌や岩石が湿ったとき放出する「ペリトコール」という。
ペリトコールの語源は、ギリシャ語の「岩」を意味する「ペトラ(petra)」と、神話で神々の血管の中を流れていたとされる「イコル(īchōr)」に由来する(Googleの検索AI「Search Labs」)。「石のエッセンス」とも呼ぶそうで、石好きにはたまらぬよいネーミングだ。

次の「ウェザーニュース」には、雨の降り始め・雨上がりに気付く <におい> について紹介がある。

■ウェザーニュース
「“降り始め”と“雨上がり”で違う!? 『雨の匂い』の正体は?」(2020/06/30)
    ー https://weathernews.jp/s/topics/202006/260095/#google_vignette

ところで天気予報に反して、きのうから寒気が戻ってきたようで、今週いっぱい居座る模様。先週末を3月並みの暖かさで過ごせたのに、残念なことである。

昨晩の天気予報では、最強寒気に長期が付いて「最強長期寒気」と表現していた・・・今朝の予報で、この寒さは来週末(or 中ごろ)まで続くという。寒気さんへ言いたい、「きょうは、このくらいにしてやる」といった捨てぜりふを吐いて去ってくれ。今度こそは、本当の春を迎えさせて欲しいものだ。

2025年2月17日月曜日

天使のささやき、ダイヤモンド・ダストとザ・スリー・ディグリーズ

きょうは冷えた・・・早朝の天気予報で、きょうの東京の最高気温は16℃近くとしたが、実際には 15℃くらいで冷え込みが早まった。

ところで、日ごと記念日があって、きょうは何の日かというと「天使のささやきの日」だそうだ。なんとも美しく可憐な名称だ。気になって「日本記念日協会」*認定一覧をのぞいてみた。
(*)日本記念日協会: https://www.kinenbi.gr.jp/

同協会は「天使のささやきの日」について、次のように紹介している。
    ー https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=20
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1978年2月17日、北海道幌加内町母子里では非公式ながら氷点下41.2度の国内最低気温を記録。この記録をもとに、1987年に地元の有志で作る「天使の囁き実行委員会」が生まれ、寒さを通して人々の出会いの場をと、同委員会が「天使のささやきを聴く集い」と名付けイベントを始めた。1994年に記念日を制定。「天使のささやき」とは氷点下20度以下になると空中にできる氷の結晶ダイヤモンドダストのこと。
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ダイヤモンド・ダストの映像は、ネットにいろいろ登録されている。乾いた雪原全体にダイヤモンド・ダストの細氷(氷晶:氷の結晶)が舞い落ちるものもあるが、次のYoutubeのように、光線の具合により、まるで光の柱の中で細氷が輪舞する幻想的な光景を見ることができる。

■ Youtube(登録:Shinji kawamura )
「Diamond dust ★ ダイヤモンド・ダスト」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=Aq-BsY_0oz0

ただし、e-Wikipediaを参照しても「Diamond dust」と「天使のささやき」との関係に触れていない。海外由来のものが多い我が国だが、上記の記念日の制定にともない、ダイヤモンドの美しいネーミングと結びつけられたのではないだろうか。


ところで、わたしらオールディーズ・ファンにとって、「ザ・スリー・ディグリーズ」の「天使のささやきWhen Will I See You Again)」(1976年)は懐かしい。女性の「いつまた会えるの?」といったり、わたしたちは「恋仲なのか?/友だちなのか?」といったり、「始まりなのか?/終わりなのか?」といったり、全文疑問形でまことに初々しい歌詞である。まあ、男たちが女性に託す、そう思って欲しいという勝手な願望であるが。(この人気曲、Wikipediaによると、日・英で先行ヒットしたため米本国ではそうでもなかったと、今回初めて知った)

■ Youtube(登録: zztops003)
「ザ・スリー・ディグリーズ - 天使のささやき(1976)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=9ZxM3XbwZ2I

2025年2月16日日曜日

菜の花の種類

先日、ラジオから流れてきた話題に、「菜の花は、アブラナ科アブラナ属の野菜の花の ”総称”」であって、特定の植物の花を指しているわけではないと、あらためて知らされた。
Wikipediaの「菜の花」の解説には、春先に黄色の花が咲く草々のオンパレードで、次のよう列記している。
●食用の「菜花(なばな)」である、ナタネカブハクサイキャベツブロッコリーカラシナザーサイなどがある。
●葉を若どりして食べるものを、そのまま育てて薹(とう)立ちして、黄色い花が咲いて花蕾を食べることができる、コマツナハクサイチンゲンサイなどがある。

園芸店に並んでいる菜の花は、一体何の花だろうか。ネットの解説には、食用の「菜花」を挙げているケースが多い。正直なところ、花屋さんで菜の花をしげしげと見たことがないので結論が出せない。→ Wikipedia「観賞用」として、チリメンハクサイや改良品種とある。

菜の花は、ネットによれば、2月~5月に咲き、ピークは3,4月とのこと。
日ごろ野菜の栽培状況を観察する地元の畑には何もなく、地面が露わになっている。もし、栽培している機会があれば、農家の方に菜の花の正体を詳しく聞いてみたい。

文部省唱歌「朧月夜(おぼろづきよ)」(作詞 高野辰之作詞、作曲 岡野貞一作曲、1914年(大正3年))の始まりに菜の花が登場する。既にブログに記したことだが、参考にする「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞文化部、岩波現代文庫)によると、作詞者の高野辰之が小学校時代(長野県)に見た <菜の花畑>以上の記述はない・・・具体的にいずれの植物だったか不明。

(本ブログ関連:”菜の花”)

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菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し

里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなくねも かねの音も
さながら霞める 朧月夜
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■ Youtube(登録: 「ゆめあるチャンネル」保育士・教師向けオンライン動画教材)
「朧月夜(日本の童謡)」
https://www.youtube.com/watch?v=p2SIa6YlKls

2025年2月15日土曜日

暖かい日射しの自然観察園、そしてデイジー

きのう(2/14)に比べて暖かく、冬用厚着したことを後悔する昼下がり(13:30~14:30、14℃)、公園併設の「自然観察園」へ出かけた。寒さが苦手のため外出が減っていたが、きょうは体が自然に動いた。(土曜日だけあって、来園者が多数いた)

セツブンソウ(写真左)、フクジュソウ(写真中央左)、ホトケノザ(写真中央右)、スイセン(写真右)
・「セツブンソウ」の白い花は(がく)であり、花弁は黄色の蜜腺となり、雄しべは淡紫色で、雌しべは中央に赤紫色している。色のバランスが見事で、全体に清潔な雰囲気がある。見るほどに美しい。
・「フクジュソウ」のふっくらした花の固まりは可愛らしい。「かたくり山」という名の小斜面の囲いの中に、少しずつ株分けされて黄色く輝いている。
・「ホトケノザ」の薄紅色の花は、周りの草むらに混じるように咲いている。そばに「オオイヌノフグリ」?の青紫の花が咲いていて、コントラストを盛りあげている。
・公園の西端にある「スイセン」の群生地は、「ヒガンバナ」のように一斉一面に花を咲かせることはないのだろうか。まるで、いくつかのグループごとに分かれて咲いている。


キセキレイ(写真左)、ムクドリの群れ(写真右)
・観察園にはいくつか池があるが、その中で一番大きな「かがみ池」で、これまで何度か「キセキレイ」を観察した。今回はじめて2羽が一緒にいるのを見た・・・ただし、連れ添う様子はなく、1羽だけを写真に撮ることができた。
・群れて行動する「ムクドリ」たちが、一斉に地面に舞い降りて枯れ草の合間で餌を探している様子が見えた。けっこう臆病で、人の気配やカラスの鳴き声がするたび、一斉に飛び上がり木立ちの枝に避難していた。(写真をよく見ると多数いる)


(本ブログ関連:”かがみ池”)

さすがに暖かさのせいで、観察を終えて公園の出入り口にある自動販売機から、冷たいジュースを買って一気に飲み干した。

デイジーの花
昨年、白色の「イングリッシュ・デイジー」を購入した園芸店に寄ったところ、薄紅の色付きしたものしかなく、他のデージーを探した。「デージー・タッソー ストロベリー アンド クリーム」*があって、名の通り色付きだが、その中でほぼ白色の鉢があって求めてみることにした・・・上手に育てられるだろうか。
(*-1)種苗業の「タキイ」より: https://shop.takii.co.jp/products/detail/FDS259
(*-2)”The Garden Party”より: https://gardenparty87.jp/?pid=167146711
        「冬場の水管理は過湿を防ぐため控えめに」とのこと。

(本ブログ関連:”デイジー”)

2025年2月14日金曜日

「人間の絆」の映画断片

大学に入って早々、学部の語学クラスで仲間たちととりとめない会話をしていたとき、他学科の学生に「それは本質的でない」といわれたことがある。えっという驚きだった。高校生のころ部活にあけくれていた私には、日常こむつかしい会話を交わすことなく過ごしていたのだから。
「本質的」といわれても、何?という感じだった。高級な語彙の気がして、大学では「本質的」に値する話題を日常するものなんだと錯覚した。賢いやつに「本質的」という言葉のジャブを食らったのだった。

そのときは、自分に足りないものがあるのかもしれないと思い、大学の帰り道、駅のそばにあった本屋に寄って、何気なくイギリスの作家ウィリアム・サマセット・モームの「人間の絆」(1915年)を選んだのだった。正直、読み進めるうちに、だらだら続く流れに付いて行けず、すぐに積ん読に終わってしまった。そして、いつの間にか行方不明になってしまった。

Youtubeを巡っていたとき、邦題「痴人の愛」というタイトルの映画紹介が目についた。その補足に「Of Human bondage」とある・・・小説「人間の絆」の原題と同じなので、映画についてWikipediaを見れば、モームの小説の映画化という。そんな程度の情報でしかないが覗いてみた。

映画のヒロインが、画家マネの作品「フォリー・ベルジェールのバー(A Bar at the Folies-Bergere)」(1882年)の絵の中央に立つバーメイドを彷彿(勝手な想像だが)させる、そんな印象的な女性との恋の物語・・・映画の邦題を「痴人の愛」*にしたのは、小説の原題(Of Human bondage:「人間の絆」)のままでは、ヒロインの持つ魔性を訴求するに不十分と考えたからなのだろう。
(*)痴人の愛:日本語Wikipediaでストーリー展開の記述に一部誤りがある。

ヒロイン役(ある意味汚れ役、自分勝手でひとり破滅へと追い込んでいく・・・)を演じた「ベティ・デイヴィス(Bette Davis)」が、演技派女優としてどのような転機を経てものにしたのか、Wikipediaでドラマチックに知ることができる。役作りだったのか、あるいは地だったのか、とても興味深い人物(俳優人生)だったようだ。・・・ それにしても、Wikipediaの文章は分かりやすく読みやすい。

■ フルムービー
① Youtube(登録: Cult Cinema Classics) ← カラー化
「ベティ・デイビス | 痴人の愛(1934)ドラマ | by ジョン クロムウェル フルムービー」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=XQPfpHvR-wk

② 合衆国「公共放送サービス」(PBS)
「Lakeshore Classic Movies | Of Human Bondage (1934)」
    ー https://www.pbs.org/video/of-human-bondage-1934-pxiar7/


 ■ Youtube(登録:the1920sand30s)
映画「痴人の愛」(1934)の映像に重ねて、アル・ボウリー(Al Bowlly)の「君を思いてThe Very Thought Of You)」(1934)を聴くことができる。「I see your face in every flower」というか恋は盲目。
    ー https://www.youtube.com/watch?v=B2yike6Zs9k


(本ブログ関連:””)

2025年2月13日木曜日

きのう「春一番」にならなかった理由は?

きのう(2/12)の気象関係のニュース記事によれば、同夜、東京(都心)に「春一番」の可能性があると報じたものの、結果、きょう(2/13)になって、何もなかったかのような顔をしている。
(きょうの風の具合は、きのうより断然強かったが冷えた)

(本ブログ関連:”春一番”)

きのうの東京で「春一番」にならなかった理由は何だろうか?
・風向き:     南南西              OK
・風速:        14.8m/s          OK
・気温上昇:  10.5→12.7℃    OK
・気圧配置:  下記天気図(日本気象協会)のように、「低気圧」が日本海上にない?

「春一番」にならなかった理由の推測
「春一番」にならなかった理由を示す記事が見当たらないので素人推測してみる。風向き、風速、気温上昇は条件を満たしたが、もしかして、低気圧が日本海上になくて、大陸側の縁に沿って北上したからだろうか。
ー もしかして、もっと明確な理由があるのかもしれない。その場合、即修正します。

■「春一番」の条件
冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風を「春一番」という。ただし、発表条件は地域によって違い、関東地方の条件は次の通り。
 ・立春から春分までの期間
 ・日本海に「低気圧」がある
 ・強い「南寄りの風」が吹き、「気温」が上がる
     ー 東京の場合、8m/s以上の風で、前日より気温が高い

■ 気温、風速(東京都心)
    ー https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2025&month=2&day=11&view=
日付         最低気温            最高気温         最大瞬間風速
                ℃ 時分         ℃  時分         m/s   16方位 時分
02/13 3.4 22:53 13.1  01:41 20.6   北西 12:38
02/12 0.4 06:25 12.7  23:59 14.8   南南西 18:49
02/11       0.3                    10.5                 16.0   西北西

■ 気圧配置(日本気象協会:実況天気図(2025年02月12日) )
    ー https://tenki.jp/past/2025/02/12/chart/

2025年2月12日水曜日

2月の 満月(スノー・ムーン)

きょう(旧暦1月15日)の月は、満月(正午月齢13.6、満月時刻22時55分ころ)で、まんまるお月さまの姿になる。月のひかる形の変化を「月の満ち欠け」というが、その代表的な姿を「月相」と呼び、主なものに「新月」、「上弦」、「満月」、「下弦」がある。

(本ブログ関連:”満月”)

今晩、満月の時刻(23時)の空は<晴れ>だが、夕方から次第に湿度が増して 80%近くになるそうだ。同時刻の気温は10℃を切るものの、絶対的な寒さとはいえない・・・で、どうする? 満月の写真を撮りに外出するつもりかと・・・う~ん、考えてしまう。

月の明かりに照らされた庭が真白く見えると、古い詩に詠われることがある。雪におおわれたような幻想が重なるのかもしれない。まさに、ネイティブ・アメリカンが、2月の満月を「スノー・ムーン」と呼んだに相応しい。

ところで、2月は日数が短いため、満月の機会を逃すことがあるという。正直、そんなことを意識したことがなかったというか、気付かなかった・・・うかつなことに。

■ NEWSWEEK(日本)
「2025年2月12日は獅子座の満月『スノームーン』...観察方法や特徴を紹介」(2025年2月11日)より抜粋
    ー https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2025/02/536764.php
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2月は1年のうち唯一、暦の上で月の周期よりも短い月であるため、年によっては「満月」が発生しないことがある。この現象は「ブラックムーン」と呼ばれ、19年に一度しか起こらない。次回は2037年に発生する予定だ。
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(追記)
日本海側各県で、降り積もった雪が屋根から落下して、人身事故につながるケースがある。テレビで報じられるたび、気になることがある。当地の方々にとって常識かも知れないが、積雪が崩落する際の衝撃の度合いだ。雪の重みと人身の障害の程度を具体的に説明していただくと、その危険性が分かりやすいのだが。
自動車事故は地域差がなくイメージしやすい。けれど、雪については降雪の少ない地域の住民にとってイメージしにくい面がある。

2025年2月11日火曜日

「不思議の国のアリス」の始まりに登場する「デイジー」の白い花

「春」(気象庁区分で3月~5月)になれば、「不思議の国のアリス」の始まりにアリスが、「デイジー」(和名は「ヒナギク」)の白い花が群生する原で、「何てこった、何てこった、遅れっちまう!」と叫びながら走って行く白ウサギと出会う場面が浮かんでくる。

(本ブログ関連:”アリス、デイジー”)

デイジーは、「露地で栽培した場合は、3月から5月に咲き、花径は2cmくらいの小輪多花性種から、10cm近い大輪種まである。」(Wikipedia)という。実際、不思議な国の物語の後半に登場するウサギは、「三月ウサギ」(野ウサギ)と呼ばれている。

そこで、昨年の3月末に園芸店で「イングリッシュ・デイジー」を購入して、南向きの窓際で育ててみた。確かに、5月まで次つぎ花が咲くのだが、茎が細く萎れていく。水やりしても、もどかしい思いしかできないでいた。越夏は難しいとのこと。一年草の宿命か、それでよいのか・・・と。(草花鑑賞のスタイルというか心構えがいまだに身についていない)

利用したことのなかった Perplexity AI, Inc.の生成AI「Perplexity」を使って、デイジーの品種名を確認したので次に記す。

■ Perplexity AI, Inc.の生成AI「Perplexity」によるQ&A
Q.ディズニーのアニメ「不思議の国のアリス」の始まりに、アリスが「デイジー」の白い花の咲いている場所で遊んでいますが、園芸店で同じデイジーの花を求めたいのですが、何という品種名の花になるのでしょうか?
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A.ディズニーのアニメ「不思議の国のアリス」の冒頭で描かれている白い「デイジー」の花は、具体的な品種名は明示されていませんが、一般的に「ヒナギク(Bellis perennis)」と考えられます。この植物はヨーロッパ地中海沿岸原産で、白い花弁と黄色い中心部が特徴的なデイジーの代表的な種類です1。

園芸店で探す際には、「ヒナギク」または「English Daisyイングリッシュデイジー)」という名前で問い合わせると良いでしょう。また、デイジーには「ポンポネット」などの小輪品種もあり、見た目が似たものを選ぶことも可能です15。
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ヒナギク(雛菊)とデイジー(daisy)はキク科多年草の同じ花で、和名と英名の関係。
・イングリッシュデイジー(デージー)は欧州原産のディジーの原種で、小振りの花。


2025年2月10日月曜日

映画「NOPE/ノープ」

ケーブルテレビで、映画「NOPE/ノープ」(2022年)を見た。昼間のテレビ画面だったせいか、ストーリーの途中、暗闇の場面が長々と続き、部屋の明かりがディスプレイに反射して見にくく閉口した。暗転の映像では、おどろどろしいサウンドだけが聞こえ、まるで「お化け屋敷」の見世物小屋の中のように響き渡る。監督の他作品を未見でいうに口はばかれるが、SF・怪奇映画が大好きで育った他の映画監督と似た雰囲気は見受けられない。

むかし見たこの映画の予告編から、宇宙人襲来をテーマにしたものと思いきや、アメリカのローカルに棲む空中を漂う巨大な怪奇物が人間を捕食する筋立てのようなものだった。

劇場公開にあたって、どんな観客を想定していたのだろうか。世界史的に初の写真動画で、馬にまたがる男が黒人だったことにこだわったからだろうか(舞台は牧場)。途中、UFO研究に執念を燃やした白人男が、訳もなく死んでしまう(餌食となる)展開も分からない。黒人主人公の妹の狂言回しにはもっと疲れた。

この映画よく見れば、怪奇物を白いクジラと類推すると、アメリカ人の大好きな作家メルヴィルの「白鯨」(初版:The Whale/普及版:Moby-Dick; or The White Whale)が透けて見える気がする。

(追記)
・怪奇物は、テーマパークのアジア人オーナーと、白人観客をもろとも吸い上げ、そのあと血飛沫を落下させた。
・映画公開時のアメリカで、アジア人女性がコロナ禍の原因として、街角で暴行を受ける映像がネット上に流れた。暴行する男たちがどんな連中だったか、画面で明瞭だった。
(*)厚生労働省 「2021年 海外情勢報告」(一部修正)
    ー 「13. 米国における新型コロナウイルス感染症の状況」
    ー https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kaigai/22/
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米国における新型コロナウイルス感染症の累計感染者数は、2022年3月現在で約 8,000 万人、累計死者数は約 100 万人となっており、ともに世界最大である。
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2025年2月9日日曜日

雑談:テレビの機能

むかし、ブラウン管テレビを見ていた者にとって、今のデジタルテレビに思うこと。テレビ番組の内容ではなく、受像機としての機能についてだ。(今は、テレビを見るよりPCでネット情報を見ている方が断然多いのだが・・・)
そういえば、むかしの家電は調子が悪くなると、叩いて元に戻すなんてことがあった。今の家電は繊細で、叩いて直す気になれない。

・放送局を切り替えたいとき、むかしはチャンネルは「回す」といったが、今は何という?

・デジタル化したことで便利になったこと。
    ー「字幕」の表示
        ・聞き取れない固有名詞(地名、人名、野草・野鳥の名前など)の理解・確認できる
        (例)NHK番組「さわやか 自然百景」、「小さな旅」、および歴史ドラマ
    ー「番組表」の表示
        ・もしかして今見ている以上に関心がある番組を、見落としていないか確認できる
    ー「番組内容」の表示
        ・最近思い出せないことが多い出演者の名前(含む:役の名前)を確認できる
        ・たまたま巡りあった番組だが、理解を深めるため概要をあらかじめ確認できる

・こんなテレビが欲しい(もしかして、既にテレビに機能が付いているかもしれないが)。
    ー「目覚まし時計」:時計の代わりになるタイマーの設定が欲しい
    ー「終了タイマー」:テレビをつけたまま寝てしまうのでタイマーの設定が欲しい。
    ー 画面を真っ黒にして、音声だけでよいこともある。そんな選択ボタンが欲しい。

長い人生を経験してきただけに思うのは、家電とかメディア機器・媒体といったものの寿命が気になる。
    ー 動画保存: 8mmフィルム ⇒ VHSテープ ⇒ SDカード ⇒ ネットストレージ

2025年2月8日土曜日

(資料)事八日(ことようか)と目籠(めかご)

ネット上で検索・収集した情報による:

きょうは「事八日(ことようか)」(「始め」または「納め」)、農事を基準として、事(こと)の始まりと、納めを著す日とのこと。基本的には、物忌(ものいみ:災禍を防ぐ)のための行事が行なわれる。
Wikipediaによると、(事八日は)2月8日12月8日の年2回またはいずれかに行われる、2月8日と12月8日のどちらかを「事始め」、他方を「事納め」と呼ぶことがある。また、「目籠(めかご)」を高く掲げたり、「農作業をしてはならない、山に入ってはいけないなどの物忌がある」。
実際のところ今の日常生活で、事八日を意識したり経験することはないのだが・・・。

Googleの生成AI「Gemini」によれば、江戸時代後期の風俗習慣について書かれた随筆「嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)」に「事八日」についての記載があるとのこと。また、Wikipediaを見ると、風俗習慣の例として「目籠(めかご)」の挿絵が掲げられていて、国立国会図書館デジタルコレクション所蔵の「温故年中行事(初編 5版)」*小林永濯 画、初編、出版年月日:明17~28)で確認できる。
(*)国立国会図書館デジタルコレクション:「温故年中行事」の図版に「目籠」を「事納(事納め)」としているが。
    ー https://dl.ndl.go.jp/pid/767862/1/20


「コトバンク」に掲載の「目籠(メゴ)」の【こと八日】項に、目籠の目的について、次のように説明されている。
    ー https://kotobank.jp/word/%E7%9B%AE%E7%B1%A0-643466
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・・・(事八日)の日は,神送迎のために物忌すべき日と考えられていたようで,物忌の厳重なるがゆえに一つ目小僧,ミカワリ婆さん,笹神,疫病神等の到来を恐れる伝承を生み,関東から東北地方にかけては妖怪から身を守るそれを防ぐために,夕方早く屋内に引きこもるべきだといったり,庭先や門口に目籠(めかご)を出したり,ヒイラギやトウガラシ,ニンニク,髪の毛などを戸口にさしたり燃やしたりすることが行われている。八日吹きといって,この両日には天候が荒れるとする伝承も,神去来と関連あるものであろう。…
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(付記)
八日」から、「」について「農」という言葉を思い浮かべてしまう。子どものころ、(昼の時間帯だったそうだが)居間の真空管ラジオから流れてくる、農村の農事情報を何とはなしに聞いていた。番組の始まりに流れるゆったりとしたテーマ曲(作曲 古関裕而)や、情報提供者の肩書を「農事通信員」(正式には「農事放送通信員」)と呼んでいたことを懐かしく思い出す。実は同番組が、現在も放送されていると番組サイトで知って驚いた。

① NHKラジオ
    ー https://www.nhk.jp/p/hirunoikoi/rs/P1LK3137Z2/
・ちなみに、最新(2/7放送)の放送
    ー https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=P1LK3137Z2_01_4151318&cid=jp-P1LK3137Z2

② JAcom
「『昼のいこい』への思い【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第127回」(2020年12月3日)
    ー https://www.jacom.or.jp/column/2020/12/201203-48079.php
・番組「昼のいこい」について、歴史と経験が語られてぃる。
・同放送が「農村有線放送電話」という、かつて置き電話で流されていた話題もある。

2025年2月6日木曜日

クリスチーナ・ビフローヴァ(Кристина Вихрова)

クリスチーナ・ビフローヴァ(Кристина Вихрова)について

いまから15年前(2010年6月11日)に、本ブログに記したロシアの「クリスチーナ・ビフローヴァ」は、Youtubeで初めて知った歌手であって、その余りの美しさ(声と姿)に何度視聴したことか。
彼女が、ステージで歌う民謡の ①「ステンカ・ラージンの夢」と、結婚式を盛り立てる掛け声でもある ②「ゴーリカ!」の歌がいまも耳に残っている。もう一度、Youtubeで聴いてみたい。

(本ブログ関連:”クリスチーナ・ビフローヴァ(Кристина Вихрова)”)


 ①  Ой, то не вечер (Oh, yes not this Evening)
"Oy, to ne vecher". Russian folk song(Youtube:登録 Cugopob)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=1KoNUYLBnX8
・邦題は、コサック民謡「ステンカ・ラージンの夢(Ой, то не вечер:ああ、まだ夕べじゃない)」である。   
    ー https://en.wikipedia.org/wiki/Oy,_to_ne_vecher  ← 元歌の7詩節を掲載
    ー https://ru.wikipedia.org/wiki/Ой,_то_не_вечер
・現在のウクライナ東南に隣接するロシアのロストフ州(旧 ドン軍管理州)で、かつて帝政ロシアに抵抗したコサックの指揮者であった「スチェパン・ラージン」が最後に不吉な夢(まさに正夢)を見る歌。
・主人公の「ステンカ」は、「スチェパン」の愛称。
・中学時代に教室で配られた<歌詞帳>に必ず載っていた(歌声運動と連動した)「ステンカ・ラージンの」が一般に知られていて、まるで未来を歌うような力強さを強調していた。一方、「ステンカ・ラージンの」は、露ほど知ることがなかった。

(本ブログ関連:”Ой, то не вечер”)

歌詞翻訳
(資料-1)Lyrics Translate 
「Ukrainian Folk – Ой, да не вечер / ロシア語」
・この歌の英語翻訳が記されている。
    ー https://lyricstranslate.com/ja/ой-да-не-вечер.html

(資料-2)言語で歌う海外曲
「ОЙ, ТО НЕ ВЕЧЕР (ああ、宵にもなっていないのに)」
・本歌の「歌詞」と「ガイド」を丁寧に記されている。
    ー https://ezokashi.opal.ne.jp/r_oitonjevjecher.html


 ②  Горько!(Kiss!
Concert in the sanarorium "Ural" /2003/(Youtube: 登録 Composer Vladimir Sidorov)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=dLI1aNKV5K4
(注) Youtube解説蘭にあるように「ゴーリカ!」の映像は3:44より始まる
・”Kiss!” (3:44). Music and lyrics by Vladimir Sidorov. Sings Kristina Vikhrova.

(参考)”Горько!” :「苦いぞ」の表現は、「結婚式で新郎新婦にキスをうながす掛け声」

歌詞翻訳
(資料-1)英語翻訳
Горько! (You May Now Kiss the Bride) 
    ー https://genius.com/Genius-english-translations-kristina-vikhrova-you-may-now-kiss-the-bride-english-translation-lyrics

(資料-2)ロシア語のローマ字転写
    ー https://genius.com/Genius-romanizations-kristina-vikhrova-you-may-now-kiss-the-bride-romanized-lyrics

2025年2月5日水曜日

端唄「玉川」のように「またくる春を 待ぞへ」

昨日(2/4)のブログに、童謡「春よ来い」を取り上げた。そういえば、似た曲名の「春よ、来い」(作詞作曲 松任谷由実)がある。歌詞に、前者は幼児語を採用しているのに対して、後者は文語・口語が混合している。ともに、おもしろい試みだ。

松任谷由実の「春よ、来い」は、男性との再会、待ち続ける歌だ。文語・口語混合の使い分けとして、文語は座りのよい遠く経過した事々を表現し、口語は自分の心情を示しているように見える。
「君に預けし 我が心は / 今でも返事を待っています」

わたしたちは、四季のサイクルの中にいて、時間が繰り返される幸運に生きている。春が再び来ることを知っている。

同じく春に、再会を期待して待つ、江戸の「端唄」がある(「江戸端唄集」(倉田喜弘編、岩波文庫)より)。

端唄「玉川」
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玉川の                                           玉川=玉川上水
水にさらせし  雪の肌                     さらせし = 晒せし
積る口説の  その内に                        口説 = くぜつ、男女のつまらぬ諍(いさか)いか?
とけし島だの  もつれがみ(髪)         とけし島だ = 島田髷(しまだまげ)の髪形がほつれ
おもひださずに  わすれずに               おもひださずに= 忘れぬから⇒思い出すことはない
またくる春を  待(まつ)ぞへ            また来る春を = また春が来るように出会う
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■ Youtube(登録:朝川玲伎)
「端唄 『玉川』 朝川玲伎」
https://www.youtube.com/watch?v=S6Qw1unbJgY


端唄「玉川」の解釈をGoogleの生成AI「Gemini」にたずねた結果を次に記す。(実はChatGPTにも問うてみたが、少々俯瞰的だった)

■ Googleの生成AIGemini」
Q.端唄「玉川」の歌詞について、解釈内容を教えてください。「玉川の水に晒せし 雪の肌 積もる口説のその内に とけし島田のもつれ髪 思い出さずに忘れずに また来る春を 待つぞえ」
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A.端唄「玉川」の歌詞の解釈内容ですね、承知いたしました。
この歌詞は、女性の切ない恋心を、玉川という川の流れになぞらえて表現しています。

歌詞の解釈
・「玉川の水に晒せし 雪の肌」: 玉川の清らかな水に晒した白い肌、つまり、恋する女性の美しい姿を表現しています。
・「積もる口説のその内に とけし島田のもつれ髪」: 積もるほどの恋の言葉を交わすうちに、島田髷(女性の髪型)が乱れるほど、二人の関係が深まったことを示しています。
・「思い出さずに忘れずに また来る春を 待つぞえ」: 恋しい人を忘れずに、思い出を胸に抱きながら、また会える春を待ちたいという、切ない心情を表しています。

ポイント
・「玉川」: 美しい川の代名詞として、清らかで美しい女性の姿を象徴しています。
・「雪の肌」: 女性の白い肌を、雪にたとえて美しく表現しています。
・「島田髷」: 女性の髪型の一つで、恋の乱れを表すシンボル*として使われています。
・「また来る春」: 恋しい人とまた会える時を待ち望む気持ちを表しています。
(*)シンボル: なぜか「символом」(ウクライナ語)と表記していた・・・不思議?

全体的な解釈
この歌詞は、美しい女性が、恋しい人との思い出を胸に、再会を待ち望む切ない心情を歌っています。玉川という清らかな川の流れに、女性の美しさや恋心を重ね合わせ、繊細な表現で恋の情景を描いています。

端唄「玉川」は、日本舞踊でもよく踊られる曲で、歌詞に込められた感情が、踊り手の表現を通してより深く伝わります。ぜひ、日本舞踊の видео もご覧になってみてください。
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2025年2月4日火曜日

春の七草 2025 (旧暦 1月7日)、童謡「春よ来い」

春に育つ野草や野菜に「七草」と呼ばれるものがあり、年初の「節句」に、それらを粥に入れ「七草粥」として食す伝統がある。節句は、月日が同じ奇数がならぶ日であるが、最初の場合だけ1月7日であり「人日(じんじつ)」の日と呼ぶ・・・本来、旧暦の1月7日(新暦の今年 2月4日)にあたる。
スーパーに行き、<春の七草> のセットを買って、七草粥をチャレンジしてみたかったが、冷え込みを口実にサボってしまった(何だか毎年同じ言い訳している)。

(本ブログ関連:”七草”、”節句”)

新暦の2月は、気象庁の季節区分で「冬(12月~2月)」の最終月であり、まだ寒気が残る。本格的な「春(3月~5月)」まではあと一歩だ。

春の歌に、「あるきはじめた みいちゃん」と「おうちのまえの 桃の木」が待つ「春よ来い」(作詞:相馬御風、作曲:弘田龍太郎)の童謡がある。「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞文化部、岩波現代文庫)によれば、童謡に幼児語が使われている特徴があると紹介されている。寒い冬を終えて「みいちゃん」や「桃の木」が春の始まりを期待しているのが感じられる。

(本ブログ関連:”春よ来い”)

上記の現代文庫に、作詞者の御風は、詩創作の半ば忽然と郷里の新潟県糸魚川へ帰郷し、子どもたちとの無心の交わりで知られる「良寛」の研究に没頭したという。また、Wikipediaによれば、次のように、帰郷先の糸魚川で「ヒスイ」発見につながる示唆をしたという。
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地元に伝わる「奴奈川(ぬなかわ)姫」伝説を元に、糸魚川でヒスイ(翡翠)が産出するとの推測を示したことが、1935年(昭和10年)に同地でのヒスイの(再)発見につながった
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■ Youtube(登録: 四日市 童謡愛好会)
「童謡 『春よこい』(みみちゃんレコード童謡集)」
https://www.youtube.com/watch?v=L1b8NJbLeWI

(雑談)Youtubeショ-トの中から: おさなごの愛らしさ

何度も見たくなる、何度も見てしまう Youtubeショ-トがある。
記憶の彼方に忘れてしまうかもしれない、誰れもが経験する幼児のあどけなさや感性が、ほのぼの見えてくるとても貴重な一瞬がここにある。コメント欄も必読・・・幸せな共感があふれている。

● あんなに幼くてもツンデレというのでしょうか・・・きっと、ママそっくりなんでしょうね
「赤ちゃん語でパパは叱られました」(登録:感動エブリデイ)
    ー https://www.youtube.com/shorts/VZt_6tZsh-M

● それは美しい夕焼けを背景に幼い娘たちとダンスをする・・・本当に映画の一場面ですね
「夕焼けの中で娘とダンスを踊りました」(登録:感動エブリデイ)
    ー https://www.youtube.com/shorts/lCZ3f_o_kK4

● おばあちゃんの電話のマネをする幼児・・・おばあちゃんっ子なんでしようね
「ばあばの真似して話したい」(登録:ママリ)
    ー https://www.youtube.com/shorts/GE6wgXa0V-U

● おばあちゃんよりおじいちゃんに走り寄る孫って・・・おじいちゃんもニンマリ
①「Toddler carefully rushes down the stairs, and around grandma to get to grandpa!」(登録:BVIRAL)
    ー https://www.youtube.com/shorts/ViHDpIkpisI
②「Adorable Toddler Runs Past Grandma to Hug Grandpa Instead」(登録:Reader's Digest)
    ー https://www.youtube.com/shorts/Cc1zjihejBY

2025年2月3日月曜日

立春 2025

きょうは二十四節気の「立春」で、冬が極まり、はじめて春のきざしが始まるころ。なにより、歳時記の本の最初に戻るわけで、気分は一新して春にかたむく。とはいえ今朝のテレビの天気予報では、明日から当地も寒気が強まり、最低気温が -3℃ ~ 0℃ の日が続く*という。寒さ極まる今季最強の「寒波襲来」とのこと。
(*)最低気温: 当地についてテレビやネット情報に基づく。ただし当地の雪情報はない。

(本ブログ関連:”立春”)

七十二候
立春の期間の「七十二候」には、春に向けた言葉がならぶ。
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・初候: 東風**解凍(とうふう こおりを とく) 暖かい春風が厚い氷を解かし始める。
・次候: 黄鶯***睍睆(うぐいす なく) 春を告げる鶯(うぐいす)の美しいさえずりが始まる。
・末候: 魚上氷(うお こおりに あがる) 暖かくなって割れた氷の間から魚がはね上がる。
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(**)東風(こち): 春に吹く風。思い浮かぶのは教科書に載っていた、菅原道真公の歌「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ」だろう。

(***)「ウグイス」: 別名「春告げ鳥」といわれ、早春に「ケキョ」と鳴き、春が進むと「ホーホケキョ」と鳴く(Wikipedia)そうだが、ネットで調べると多彩のようだ。
暮らしの歳時記「日本の七十二候を楽しむ」(白井明大、東邦出版)の立春の項の扉絵に、梅の木にウグイスが集まり、小林一茶の縁起の良い句「外からは梅がとび込福茶哉」が併載されている。
ウグイスは写真で見ると少々地味な外見のため、見た目のかわいらしい「メジロ」と混同されるようだ・・・思わず納得する。梅の花との取り合わせに、メジロの方が絵になりやすい気がする。
なお「夏告げ鳥」として、「カッコウ」や「ホトトギス」がある。

2025年2月2日日曜日

市民向け古代史発掘調査の講演会、節分2025

日曜日の空は、きょうの日付に変わった深夜から午前中にかけて小雨がぱらついた。昼過ぎの市民講座に出かけたとき(午後1時過ぎ)、曇天の空に一瞬霧雨を感じたが、帰り道はすっかり乾いていた。

講演会は、地元の考古学的発掘調査の状況を市民向けに報告するもので、教育委員会が昨年3月に発刊した「文化財パンフレット」の小冊子をもとに紹介された。講師は、市教育委員会の学芸員の髙木翼郎(たかぎよくろう)氏がされた。
ー あいにくの天気にもかかわらず、聴講者100名を予定していたところ何と150名の参加となったそうだ。

当地は、多摩川の河岸段丘の古い台地である、野川の流れる国分寺崖線上部の「武蔵野面」にある。それでも、台地の窪地を辿(たど)り「仙川」が流れて(さらに北側の他市には「石神井川」があり、後の江戸時代に市中に向けた「玉川上水」も加わるが)いて、古代人(旧石器時代【37,000年前】~縄文時代、および古墳時代以降)の住居跡がある。
ー なぜか、弥生時代にひとびとの姿が消えるそうだ。(勝手な推測だが・・・水稲生産の都合上、水利のよくない武蔵野面から、南側に広がる水田に適した?「立川面」の方へ移動したのではないだろうか?と、素人は瞬間的に勝手に想い付くのであるが・・・)

上記の遺跡紹介の中で、古墳時代の「横穴墓」(七世紀中期)の発見や、中世の古道と現在の街道と差異がある(遺跡とかかわる古道は重要)こと、あるいは仙川の水源について新たな見解などが紹介された。

(追記)
きょうは「節分」。「立春」の前日と決まっているので、今年は2月2日(2月3日ではなく)となる。上記の講演会の帰り道、スーパーに寄って結局「恵方巻」を買ってしまった。

(本ブログ関連:”節分”)

映画館で販売している上映中の映画の解説冊子を何と呼ぶか?

映画を見終わった後、視聴した映画の解説冊子が欲しくなる。映画の帰り道、電車の中で余韻を楽しみたく、映画館の売店で購入してしまう。最近、大型で豪華なものがあるが、小冊子として目立たず邪魔にならないサイズの場合、たいてい購入する。
少し前の映画「ゴジラ -1.0」や「フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン」くらいかな。若いころは、新宿の「アートシアター」(ATG)で鑑賞のたび入手していた(シナリオが載っているのがよい)。

(本ブログ関連:”ゴジラ”、”フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン”)

そこで、気になるのが、小冊子を何と呼ぶかだ。Googleの生成AIのGeminiに、日本と英語の場合、どんな表現をしているのか、次のように聞いてみた。
ー 回答に、日本では「パンフレット」が一般的といわれたが、少々軽すぎる気がする。「プログラム」では事前紹介的な気がするしで・・・。
ー 私は、売店のケースに置かれている冊子を指さして「これをください」と言っている。


Q-1.映画館で販売している上映中の映画の解説冊子を、日本では何と言いますか?
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A-1.映画館で販売している上映中の映画の解説冊子は、日本では一般的に「パンフレット」と呼ばれています。

パンフレットには、映画のあらすじ、キャスト・スタッフの紹介、作品解説、撮影の裏側エピソードなどが掲載されており、映画鑑賞の記念品として購入する人が多いです。

映画館によっては、「プログラム」や「映画ガイド」と呼ぶ場合もありますが、パンフレット」が最も一般的な名称です
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Q-2.映画館で販売している上映中の映画の解説冊子を、英語で何と言いますか?
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A-2.はい、映画館で販売している上映中の映画の解説冊子は、英語で一般的に以下のように呼ばれます。
Program
・Movie Guide
・Cinema Guide
・Showcase Magazine (映画館によってはこの名前の場合もあります)

これらの冊子には、映画のあらすじ、キャスト・スタッフの紹介、評論などが掲載されています。映画館によっては、"souvenir program" や "collector's program" として販売されている場合もあります

映画館の売店やチケットカウンターで、「program」や「movie guide」などと尋ねてみてください。
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(参考)
美術展の場合、美術館内の売店(ミュージアム・ショップ)で展示作品(複数)の解説本が売られている。この場合、歴史と格式があり、公式カタログとして「図録」という。
- カタログという表現が美術展にはあるが、映画は一本建てなのでカタログとは言わないのだろう。

Q-3.美術館で販売している展示中の作品の解説本を、日本と英語で何と言いますか?
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A-3.美術館で販売している展示中の作品の解説本は、日本と英語でそれぞれ以下のように呼ばれます。

日本語:
図録:  美術展の公式カタログとして、展示作品の写真や解説が掲載されています。
・作品集:  特定の作家やテーマに焦点を当て、作品の写真や解説をまとめた本です。
・展覧会カタログ:  展示会の内容を紹介する冊子で、図録よりも簡易的なものが多いです。

英語:
・Exhibition Catalogue:  美術展の公式カタログとして、図録に相当します。
・Art Book:  作品集や画集など、美術に関する書籍全般を指します。
・Gallery Guide:  展示されている作品や美術館の情報を紹介する小冊子です。

美術館の規模や展示内容によって、販売されている解説本の種類は異なります。一般的には、受付やミュージアムショップで購入できます。
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2025年2月1日土曜日

野鳥観察(78)

野鳥観察(探鳥会)の朝、明るさは次第に増してきているものの(明後日は二十四節気の「立春」というに)寒さは厳しい。家を出てすぐ気づいた・・・手袋をしっかりはめていても、指先がじんじんするのだ。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

公園内を横断して集合場所に近づく路に、鳥の影をあまり見かけないので少し心配したけれど、結果は以下の写真のようにちょっとだけ満足のいくものだった・・・カメラに小鳥たちを捉えることが何とかできたのだ。

前回の観察会(1/25)を本ブログに記したとき、公式に100回目としたが「200回目」が正しいと、集合場所で知らされた。(急いでブログを訂正した)

会長から次のような話をうかがった。
・木の根: まっすぐ地中に深く伸びる根を「直根」という。(横に伸びるものを「側根」という)
・寒椿: 「サザンカ」の仲間に、高く成長するものと低く広がるものがある。(寒椿は低め)
・目撃: あるとき小川に「ダイサギ」がいるのを見て女子高生が「鳥がいる!」と叫んだ。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・アオゲラの巣穴: ベテランの方が撮影したカメラ映像で確認できた(本当に目が不確か)
・メジロ: 花盛りのツバキに、多数が群れて素早く飛廻った
・エナガ: 2羽が一本の木の中でダンスをするように飛び舞った
・ツグミ: 1羽が木の頂き近くにいるのを見てカメラを向けたが見失う
・ヒヨドリ: 1羽が木の頂き近くにいるのを見てカメラを向けたが、ピンボケ
・キセキレイ: 小川の水門近くに1羽が小走りしていた、何となく黄色に見えた
オオタカ: キジバト1羽に狙い定めて執拗に追い続けるのを見た。衝撃の場面だった
・カワラヒワ: 黄色の筋をカメラの映像で確認した-(下記写真)
・シジュウカラ: 背が黒青色なのをカメラの映像で確認した-(下記写真)
・モズ: カメラの映像で確認した-(下記写真) 
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・カルガモ: きょうは意外に少ない(下記写真)
・アオサギ: いつものように1羽孤高を保つ(下記写真)
・トモエガモ: カルガモの群れに1羽の雌が混じる(下記写真)
・コサギ: 1羽が川筋を飛ぶのを見る
・クイナ: そこに居たという過去形の言葉だけが残る(前回、集合前に見たのはクイナか)

カワラヒワ(写真左)、シジュウカラ(写真中央)、モズ(写真右)
・アトリ科の中で小柄な「カワラヒワ」は小鳥の可愛らしさが感じられる。翼の黄色帯がわたしには唯一の目印。
・写真で見ると「シジュウカラ」であることを確信できるが、これも、せわしく飛ぶ姿から見極めるに眼力が足りない。
・樹上からあたかも遠望するがごとき、「モズ」の雄姿は凛として清々しい。



アオサギ(写真左・写真中央左)、カルガモ・トモエガモ(写真中央右)、トモエガモ(写真右)
水鳥は、小鳥の空を切るような動きが少ない分、余裕を持って観察できる。
・岸辺にとどまった「アオサギ」が、写真左⇒写真中央左の順に、飛び立つ一瞬をとらえることができた。
・「カルガモ」と一緒に「トモエガモ」(雌)が混じっていた。このところ、ここに居場所を求めたのかずっと見かける。
・トモエガモの特徴な、頬に白斑が見られる。