今回の「令和6年 能登半島地震」について、テレビ報道の表現で気になったことがある。アナウンサー(あるいは関係者)が「はっさい(発災)」(=災害が発生する)という言葉を使うことだ。正直、聴きづらい・・・「発生」じゃダメなのだろうか(単に聞きづらい、区別しにくい聴覚の問題だけかも知れないが)。
「発災」は、Wikipediaに項目として取り上げられていないが、いろいろな災害の解説に実際使われているのも事実。
そこでGoogleの「AI Bard」に、次のような質問を投げた結果をコピーペーストする。
- AIの回答には典拠のない場合が多いが、今回はNHKの事例を紹介している。
Q.「発災」という表現を、いつごろから使うようになったのか?
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A.発災という表現が使われるようになったのは、1990年代以降と考えられます。
以前は、災害が発生することを「災害が起こる」「災害が発生した」などと表現するのが一般的でした。しかし、1995年の阪神・淡路大震災や、2004年のスマトラ沖地震・津波など、大規模な災害が相次いだことで、災害の発生をより客観的に表現する必要があるとの認識が高まりました。
そこで、災害の発生を「発災」と表現するようになったと考えられます。発災は、「発する」と「災害」を組み合わせた造語で、災害が発生したことを、まるで何かが始まるかのように表現しています。
また、発災という表現は、災害の発生をより具体的にイメージできるようにする効果もあります。例えば、「災害が起こる」という表現では、災害の種類や規模がわかりませんが、「発災」という表現では、災害の種類や規模をある程度想像することができます。
このように、発災という表現は、災害の発生をより客観的かつ具体的に表現するために、1990年代以降に使われるようになったと考えられます。
具体的な例としては、1995年の阪神・淡路大震災の際に、NHKのニュースで「午前5時46分、兵庫県南部でマグニチュード7.2の地震が発生しました。これが発災です」と報道されたことが、発災という表現が使われるようになったきっかけの一つと考えられています。
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