今日で今年の前半が終わった(旧暦では5月26日だが)。リンゴの実に例えれば、半分食ってしまったことになる。美味かったか、腹にたまったか。けれど、味合うこともなくアッという間に半分が消えてしまった。このところずっとそうだ、時が過ぎるのをこんな感じで受けとめている。
リンゴの花の香り、実を包む紅色の外皮、甘酸っぱい味覚。初々しくて清々しい一瞬。リンゴとなれば、毎年繰り返すことになるが、人生に置き換えると二度とない。おじさんには、そんな美しい光景を見たことが一度もなかったけど。
イ・ソンヒの13集所収の「リンゴの木の下で(사과나무 아래서)」(2005年)は、リンゴの花咲く季節(5月)、思い出を癒すように歌う。この曲は、彼女の他の曲と比べて想いが濃く感じる。きっと、初恋には特別の意味があるに違いない。
(本ブログ関連:”リンゴの木の下で”)
このブログでは、季節の変わり目をリンゴの実の食べ具合に数々例えている。情念ほとばしる、せっかくの曲に申し訳ない気がするが、即物的理解が似合うおじさんにはピッタリのようだ。
(Youtubeに登録のJung kang yeol 쪼알に感謝)