きょうは土曜日。すっかり勘違いして早起きし、早朝の探鳥会へ出かけるまで準備して気付いた。きょうじゃない、再来週なのだと・・・。
その昔、「神経衰弱」という言葉があった。今でいう「ナイーブ」な感受性といった側面と、本格的な精神的疲弊の意味合いで「ノイローゼ」に近い側面でとらえていた気がする。Wikipediaの神経衰弱の項に、「知的労働を伴うデスクワークを行う、上流階級の人々に発生しやすいとされた。日本でもエリートの病気とされた。」という記述がある。夏目漱石の病歴があげられている。戦後になると、そういった意味合いから「神経質」という言葉が、都会的センスのように扱われたりもした。
現在、神経衰弱は神経症の診断名から消滅したそうだ。いまでは、複雑分散化しているようで、素人にはあずかり知らない。誰もが何らかの症状(かたより)を持っていると診断され、それにより行為に根拠が与えられ、いいわけになるようで少々怖い気がする。
ところで、<神経衰弱>をGoogle検索すると、まず目に飛び込むのはトランプゲームだ。記憶力を競い合うもので、複数人でよし、PC上で一人遊びもよし。
記憶力が心配なわたしは、時間の隙間をみて、ネット上の「ゲームのつぼ」サイトにある、横8列、縦4行のマス目で競う「神経衰弱」ゲーム*に最近すっかり漬かっている。
(*)神経衰弱ゲーム*: https://www.afsgames.com/mind.htm
今まで最も高得点だったのは、28対4で勝ったこと。ソフトが相手のゲームで、初級レベルとはいえ相手も様子見するのだから、スコンクとはいかないわけで、これが精いっぱいだ。
勝ったり負けたりがつづき、しまいに「これくらいにしておいてやる」と捨てぜりふを吐いたりもする。