来週から教室が始まる。怠け者の性分のため、今まで準備に余念が無いなんてことは一度だってあったためしがない。それに、これまで学んだことをあっさり揮発させている。
年寄りの「冷や水」というか、まわりに迷惑かけつつ、今春も何とかやろうとするのは、一種健康のためといっていいかもしれない。そんな我がままを許容してくださる良き師、良きクラスメイトに感謝しつつ。
成果については、真夏に発生する「逃げ水」の如し。遠く見えるものの、たどり着けば何もない。歩いている実感だけする。それで十分ではないかと思い至った次第。
来週月曜から「韓国語教室」が始まる。イ・ソンヒさんのコンサートに行くため、彼女の歌詞も知りたいという動機からだった。だが、低空周回飛行を続けて幾星霜、イ・ソンヒさんというせっかくの上昇気流をとらえきれずにいる。悪女の深情けならぬ、悪爺の深情けであることをもちろん自覚している。
来週木曜日から始まる「イディッシュ語教室」は、まだ始めたばかりといってよい。子どものころ、自転車で知らない街を巡るのが好きだった。そんな好奇心というか冒険心を再び体験したくチャレンジした。ヘブライ文字がおもしろく、かなりドイツ語風でありながら、ユダヤ文化を楽しめる味わい深い教室だ。
あと一週間しかない。予習は大丈夫か。全然。