歳をとって気付くのは、歩きが遅くなること。駅まで、若い頃に比べて、1.5倍ほど、いやもっとかもしれない、時間が掛かるようになった。とうとう、若い女性にも追い抜かれるのが平気になってしまった。まさか、こうなるとはねえ。
自転車の場合もそうだ。最近、あれよという間に先を越される。特に、電動アシストのママチャリが多い。おじさんたちの会話で知ったのは、電動アシスト自転車は、15~20Km/hくらい速度を出せるという。さっさと追い抜いて行くのは結構だが、小さな子どもを乗せているのを見ていてハラハラするばかり。
(本ブログ関連:”自転車”)
自転車屋の店頭に並ぶ電動アシスト自転車を見ると、6,7万円~12万円ぐらいの価格帯だ。付属のマニュアルに、バッテリー交換の目安として1.5年~2年ぐらい。バッテリーの値段をネットで調べれば、3万円前後とある。
廉価版の(子どもを乗せない)ママチャリは、1万円~2万円程度。それと比べて、電動アシスト自転車のコストパフォーマンスはどうだろう。
しかし考えてみれば、幼児を抱える若い家族にとって、子どもの急病や、子連れの外出に、まず自動車が必須だろうし、子どもが幼稚園や保育園へ通うのに電動アシスト自転車は随分と役立つはず。そう算段すると、無駄ではないことになる。
一方、おじさんにとって、電動アシスト自転車はどうだろうか。・・・それが、電動アシスト自転車に乗っているおじさんをさっぱり見ないのだ。どうも、男は見栄っ張りなのか、意地っ張りなのか、弱みを見せたくないのだろう。エレキテルに頼るなんて。
そんなわけで、電動アシスト自転車に心傾いたものの、見栄が勝る結論に達したようだ。