今日も暑く、湿気がべったりまとわりつく。図書館本館に行けば休館。そこで、このまま歩を進めて、標準時刻を大きく表示して見せる施設へ行ってみることにした。汗はだらだら。
励起されたセシウムが、その後、元に戻るとき放出するエネルギー(電磁波)の(固有)周波数を元に時間を決める「セシウム原子時計」を見てきた、と言っても展示品だが。大小の二つの装置が置かれていて、短期と長期の制御のための装置と聞いた・・・が、ど素人ゆえ、皆目見当付かず・・・そういうものかと納得するしかない。小型装置の内部が見えて、中心部品に大きくHewlett-Packardの文字が見えた・・・ムムム。これって、イ・ソンヒが生まれた1964年に発表されたもの(HP 5060A)の系列?
今日、明日の二日間開催の国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」本部の「夏休み特別公開」をちらり見して来たわけだ。夏休みとはいえ、今日・明日は月曜日・火曜日、完全に子ども向けに催されており、子どもたちが大勢押しかけていた。主に母親連れの理科少年少女たちといった賑わい振りだ。日本の科学の将来は明るい、頑張れ理科の子どもたち。
ところで、「情報通信研究機構」の仕事を、標準電波による時刻管理が業務の中心と思っていたらとんでもなく違っていた。それは100年前の話しのようだ。現在は、地球と宇宙を囲む、情報通信ネットワークの研究開発がメインだ。部外者の素人が気に掛けるのも何だが、情報通信ネットワークの研究については、さまざまな機構で進められているだろうから、その棲み分けはどうなっているのだろう。情報(ソフト)+通信ネットワーク(ハードウェア)は、ソフトウェアとハードウェアの混在した領分で、色々な立場からチャレンジできるからだ。