先日のテレビ番組の中で、世代別にクリスマスに聞きたい曲アンケートで、山下達郎の「クリスマス・イブ」(1983年)は当然として、40代以上の世代は、ワムの「ラスト・クリスマス(Last Christmas)」(1984年)を、若い世代は、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」(1994年)を上位に選んだ・・・ような(記憶違いがあるかもしれないが)気がする。
イ・ソンヒの特別アルバム「冬の日のものがたり(겨울날의 이야기)」(1988年)に所収の「ラスト・クリスマス」は、ワムの「ラスト・クリスマス」をカバーしたものだ。ワムの場合、去年の失恋のクリスマスから今年、そして来年へと想いを語るが、イ・ソンヒの場合、「ラスト・クリスマス」は一つの記号として、まるで今を祝うよう・・・賛歌に通じる。当時、テレビから流れてきたワムの歌は、ハレの音楽記号だったのだ。
(本ブログ関連:”冬の日のものがたり”)
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