イ・ソンヒのやさしく透き通る高い声は心にしみわたり、あるときはその力強い声に元気を与えられる。彼女の持つ健康さと清潔さは、今もアーティストとして大事なひとつの側面である。彼女に多くのファンがつながっている理由でもある。ファンサイトを見ればわかることで、そこに飾られている写真の選定から、ファン心理を読み解くことができる・・・かもしれない。
彼女は、様々な音楽スタイルを試行して現在、東洋回帰的な安定が見られるが、ファンとしては他方で、彼女の初期の持ち味も大切にしたい。彼女のアルバム8集(1992年)に収められた「草原(초원)」(キム・ヨンドン作詞・作曲)は、自然派志向の作者の原曲であるが、まるで童謡のような色彩を感じる。青空を流れる白い雲、見上げる草原の二人・・・ああやっぱり、こんな感じがいいな・・・でもやがて雲が夕立になるというのは、どういうことなのか気になるけれど。
(本ブログ関連:"童謡")
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