来年の正月が目と鼻の先にやって来たきょう、ようやく年賀状を作成してポストに投函した。大晦日近くに送るのは、枚数が多いからではない、ただ不精、子どものころの夏休みの宿題のよう、切羽詰まった感がないと手が付けられないのだ。繰り返す困った性分である。
年賀状のデザインは、来年(2022年)の干支が「寅」なので、昔の絵本「ちびくろサンボ」からヒントを得ようと思案したが、今どきいろいろ考えねばならないことが多くて自粛した。せめてトラの気分だけ残したく、ひらがなの「とら」に見立てた。なんの変哲はないが、草っぱらに虎が2頭いるようなつもりだ・・・どうだろう。
隣り駅前の書店で、正月をのんびり過ごすため手ごろな脳トレ本を選んでいたとき、文庫本の棚に或る分野のアンソロジーを見つけて思わず求めた。家に帰って妙な思いがして、積んどく本の文庫本カバー(書店が包んでくれる)を剥がしてみたところ、同じ本を購入したのに気付いた。この前に買ったばかり・・・こんなことなら、脳トレ本を買って物忘れしないよう記憶力を高めるべきだった。