どうやら「寒の戻り」も落ち着き、陽射しが春の気分になった。冬のことをすっかり忘れてしまったようだ。何しろ都心の今日の最高気温は、21.6℃(15:44)で、ぽかぽか陽気だった。
街のあちこちの桜は満開で、白から桜色へとさまざまに眩しく華やいでいた。桜並木の下をくぐると、微かに桜の香り(いってみれば「桜餅」の香り)が漂ったりする。明日、小学校の入学式に登校する新入生の元気な子どもたちを輝かせてくれることだろう。いいタイミングで咲き続けてくれた。
ところで、今日は旧暦の3月3日、節句のめでたい時期だが、今を遡る180年ほど昔、江戸末期の(旧暦)安政7年3月3日に、江戸城桜田門外の雪中で、彦根藩の行列の駕籠(かご)にいた大老井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」で有名だ。(当時の旧暦3月3日を新暦に換算すると、1860年3月24日にあたるとのことだが)
(本ブログ関連:”桜田門外の変”)
さすがに4月に入って、東京で雪が降るのは珍しいと思ったが、何と最近でいえば、2015年4月8日、2010年4月17日に都心で雪が降っている。忘れるのも早い、我ながら驚かされる。今年は、4月の降雪は多分ないだろうと思う。