ブログに、三味線音楽である「端唄」について記載する際、季節に合わせてYoutubeに代表的な音源を探してきた。粋で洒落た端唄が小唄に扱われたりして迷ったとき、その区分を「江戸端唄集」(倉田喜弘編、岩波文庫)に収録されているかどうかで素人判別してきたが・・・実際は、撥(ばち)と指(爪)弾きという奏法の違いがあるけれど、レパートリーが重なっているケースもある。
そこで、あらためて
三味線(三弦)を使う主要なジャンル(<歌い物>、<語り物>)を、生成AI Gemini にたずねて、下記に一覧表にしてもらった。
三味線という楽器は、「(戦国時代)16世紀末に琉球から伝来した『三線(さんしん)』がルーツとなり、江戸時代の泰平の世に爆発的な発展を遂げ」たという。(Gemini)
私としたら、楽器や奏法の違いもあるが、もっと気になるのは「文句(歌詞)」や庶民性の方かもしれない。
三味線音楽(歌い物・語り物)の歴史一覧(Gemini)
| 時代 | ジャンル | 主な特徴・用途 | 音楽的スタイル |
| 16世紀末 | 三味線伝来 | 永禄〜文禄年間、堺の職人が三線を改良し、撥(ばち)で弾く形を確立 | 初期の地歌(じうた)の原型 |
| 江戸初期 | 地歌(じうた) | 京都・大阪の盲人音楽家(検校など)を中心に発展。最古のジャンル | 叙情的な「歌い物」。後に箏(こと)や尺八と合奏される |
| 江戸初期 | 浄瑠璃(義太夫節) | 人形浄瑠璃の伴奏として竹本義太夫が確立。物語を語る「語り物」 | 力強く、劇的な表現 |
| 江戸中期 | 長唄(ながうた) | 歌舞伎の伴奏音楽として江戸で発展 | 華やかで技巧的。踊りの伴奏としての側面が強い |
| 江戸中期 | 一中節・豊後節 | 「語り物」の中から、より繊細で叙情的な一派が登場 | 後の常磐津、富本、清元へと分岐する |
| 江戸後期 | 端唄(はうた) | 長い曲(長唄など)に対し、短い歌として流行。庶民の日常を歌う | テンポが良く、軽妙洒脱。お座敷遊びでも親しまれた |
| 江戸末期 | 清元(きよもと) | 豊後節から派生。高音を多用した洗練された語り | 粋(いき)で艶っぽい表現。歌舞伎の伴奏として人気 |
| 幕末〜明治 | 小唄(こうた) | 端唄からさらに洗練され、撥を使わず指(爪)で弾く奏法が一般化 | 短く、凝縮された粋な世界観。室内で静かに楽しむ |