▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼

2019年10月6日日曜日

お月見のつどい

今朝の9時前、いっとき激しい雨音がしてどうなることかと案じた。しかしすぐに静まった。後で気象庁の時間ごと降水量データを見て驚く・・・なんと近隣街の同時刻の降水量が「0mm」なのだ。わが家を叩いた雨音は、まさに局地性の土砂降りだったようだ。

その後、鈍よりして今にも降り出しそうな空模様の昼過ぎ、市民向けお話し会が主催する「江戸かな文字」についての催しに出かけた。平安時代に生み出された「かな」の書体は300字近くあったという。今回話題にされた江戸期にどれくらいの種類があったかは判定しにくいとのこと・・・書き手によって様々な表現があったからという。そこで、明治33年(1900年)に(小学校令施行規則により)「ひらがな」が制定されることになる。
(今回は、江戸の読みやすい「草紙」をサンプルにしての解読が中心だったが・・・)

お話し会の後、公園で開かれた「お月見のつどい」(写真)と、園内にあるコスモス畑の様子を見に行く。月齢7.4の上弦の月が浮かぶはずの夕方(あいかわらずの曇り空で見られない)、「お月見のつどい」は写真の通り家族連れであふれ、屋台も並んで、祭り気分は大盛況だった。


祭り会場から「コスモス畑」まで行けば、まだ7分咲きのよう。すでに辺りはすっかり薄暗くなってしまっていて、鑑賞はまたの機会にしたい。

2019年10月5日土曜日

ラグビー戦とにわかファン

今回の「ラグビー・ワールドカップ」で、急に目覚めたわけでもない。世間の熱気に同調しているに過ぎないくらいは自覚している。相変わらずの<にわかファン>は、今晩もテレビ画面で「日本-サモワ」の試合に見入ってしまった。

本当なら、火山に関心があるので、同時刻のNHKの「ブラタモリ」で今晩放送の「浅間山 ~江戸時代の大噴火!衝撃の1日に何があった?~」を見たかったが、ラグビーの試合とかぶさり断念した。あいにく録画装置もないので再放送を期待したい。

(本ブログ関連:”火山”)

というわけで、ラグビーの試合観戦に集中した。<にわかファン>は、ルールにうとく、解説者の説明や画面表示がなければ、試合運びの見当がつかない。それでも見ているうちに、何となく進行具合が分かったような気になる・・・ものだ。少なくとも、トライ、ペナルティーゴール、スクラムくらいは素人でも分かる・・・その範囲で声が出る。特に試合最終時、スクラムで時間が延長する理由が分からぬまま、その攻防に一番盛り上がった。

念のため、読売新聞の記事「4トライで日本がサモアに快勝、8強入りへ前進」(10/05 21:25)*で、きちんと結果を整理させていただく。(抜粋)
(*)記事: https://www.yomiuri.co.jp/rugbyworldcup/20191005-OYT1T50265/
---------------------------------
ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で、グループリーグ(GL)A組の日本代表は5日、愛知・豊田スタジアムでサモア(勝ち点5)と対戦、38―19(前半16ー9)で3連勝を飾った。4トライ以上に与えられるボーナスポイントも獲得し勝ち点を14に伸ばし、アイルランド(勝ち点11)を抜き、A組首位に躍り出た。
---------------------------------

ラグビーは、体をぶつけ合うスポーツで、審判の判定に従いルールを守る。一方で審判への強硬なアピールつつしむといった、スポーツマン精神が清清しい。時代風潮に逆らう表現をすれば、これこそ男のスポーツと思う次第。

2019年10月4日金曜日

キバナコスモス

東西に広がる都営「小金井公園」は、都内最大の国営「昭和記念公園」に次ぐ規模といわれる。日頃、よく訪れるとはいえ、園内を散策するに省略がある。きょうは普段あまり廻ることのない西側入口まで歩を伸ばしたところ、その付近にオレンジ色のコスモスの花が一面に咲いていた。

辺りは同じコスモスなので、人手を使って植えたのだろう。品種について掲示がなかったので、後でGoogle画像検索したところ、どうやら(園芸品種のひとつの)「キバナコスモス」のようだ。<日陰よりも充分な日照> のある場所に向いているという。まことに健康な花といえる。


ところで、「コスモス」が、メキシコ高原地帯原産の花であること、学名に「コスモス属 Cosmos)」が使われていることなど知られている。けれど、原産地メキシコで、地元インディオの人びとがどのように呼んでいたのか知らない。博物学が持つもう一つの側面である。

この時期になると、公園北東にコスモスを大量に植え付けた畑地が出現して、さまざまな色合いに染まったコスモスが風にそよぐ美しいさまを見ることができる。
いつも後になって気付くのだが、そちらもきょう見てくればよかった。まだ間に合うだろうか、それともこれからだろうか。
ちょうど、「建物園」前の広場で、テントを多数建ててイベントの準備をしていた。「お月見のつどい」が、5日(土)と6日(日)両日開催される。それに合わせてコスモス畑の様子も確認してこよう。

2019年10月3日木曜日

自然観察園の「曼珠沙華(ヒガンバナ)」

昨日、「自然観察園」を囲う金網越しに、「曼珠沙華(ヒガンバナ 彼岸花)」の紅い花が群がっているのが見えた。もう一度直接見たく、今日、同園を訪れた。入り口に向かう道筋に沿って流れる小川の川面は、温い陽射しを反射する。随分と暖かく感じる。そして、平日の昼過ぎなのに人出も多い。

(本ブログ関連:”曼珠沙華”、”自然観察園”)

自然観察園に入ると、いつものように野草や木々が迎える。すぐに、低木の枝先に小さな紫色の実を集めた「コムラサキ」や、その変種で白色の実の「シロミノコムラサキ」が目に飛び込む。

観察園の遊歩道を西側へ進むと、木立の陰の下に真っ赤な曼珠沙華の花が一面ぎっしりと密集している咲いているエリアに着く。圧倒されるような曼珠沙華の花の広がりだ。


既視感があって、ここをさらに大規模に広げた、埼玉県日高市にある「巾着田」の光景だ。一方、観察園は小とはいえ曼珠沙華の咲き振りは、巾着田と違わぬほど。鑑賞にはむしろこれで十分かもしれない。気をせいて撮影に熱中するのを自制した。目にしっかり焼き付けておきたいと思ったからだ。

2019年10月2日水曜日

(雑談)曼珠沙華

この時期、公園や垣根に、遠目でもその存在をくっきり示す「曼珠沙華」(彼岸花:ヒガンバナ)に出会ったりすると、或る種の緊張を感じるものだ。真赤に染まった花冠の美しい立ち姿とは別に、どこか妖艶な雰囲気があり、<彼岸花>の名から不吉な連想まで合わせ持つ。

(本ブログ関連:”曼珠沙華”)

先日のブログに、小学校の垣根に誰が植えたか曼珠沙華が咲いているのを昨年見たが、今年はまだないと記した。しかし時期を見誤ったようで、今年も昨年に増してしっかり咲いていた。誰かが気を回して抜いたのではないかと早とちりしたようだ。

歌に曼珠沙華の詞がある。「赤い花なら 曼珠沙華 / 阿蘭陀屋敷に 雨が降る」で始まる、由利あけみの「長崎物語」(作詩:梅木三郎、作曲:佐々木俊一、1939年/昭和14年)を直ぐに思い出す。対して、石川さゆりの「天城越え」(作詞:吉岡治、作曲:弦哲也、1986年/昭和61年)に、曼珠沙華の詞があると思い込んでいたがそうではなかった。「山が燃える」から連想してしまったからか、石川さゆりの歌にすっかり酔いしれたからだろうか。

曼珠沙華の花が群生する、埼玉県日高市にある「巾着田」は今が最盛期で、見ごろはあと数日とのこと・・・行ってみようか。実は今日、公園の脇を通り抜けたとき、曼珠沙華が木陰で、いままで見たことのない広がりで咲いているのが見えた。むしろこちらに明日出かけようかと思案する。

2019年10月1日火曜日

(資料)「フラップター」

正直、熱心なジブリ・ファンではなくて、長編アニメ「天空の城ラピュタ」は未見のままであるが、そこに登場した虫のように羽を駆動して飛翔する乗り物「フラップター」(羽ばたき飛行機)を、模型にして飛ばしている方(Kazuhiko Kakuta氏)がいる。これまでその様子を公開されたYoutubeに、飛行を実現したことへの賞賛のコメントがあふれている。

電動モーターによる駆動のようだが、どのような制御をしているのか・・・飛行の方向転換にあたって、底部にある舵のようなものでなのか、あるいは羽ごとに速度調整したりしているのかなど・・・(素人ながら)知りたいことがいっぱいある。


(Youtubeに登録のKazuhiko Kakutaに感謝)

部外者(素人)が口にするのははばかれるが、もし可能ならトンボのように空中ホバリングできたら楽しいだろうなと思う。何でも作ってしまう方なので、空中で後進するものとか、さらには今回模型だが、人の搭乗できるものとか・・・・なんて勝手なことを想像してしまう。

ところで、同じジブリの長編「風の谷のナウシカ」に登場した「メーヴェ」を実機化(人の搭乗を可能に)した事例を以前の本ブログに記したことがある。

(本ブログ関連:”メーヴェ”)

2019年9月30日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ(第2部)-1

今年4月~7月にかけて開催された市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」*の後期編にあたる、第2部(9月30日~来年1月)の講座が今日から始まった。久し振りに会場に着いて驚いた。開講30分前というに、今回も前回同様にすしずめ状態だったのだ。潜り込むようにして着席した。(講師の方も盛況振りに感心していたことはいうまでもない)
(*)市民講座の正式名称:「ユダヤ人、ユダヤ教、イスラエル」

(本ブログ関連:”ユダヤの歴史を学ぶ”)

平日昼過ぎもあって、講座の参加者は高齢者ばかり。よく、来日した欧米人が空港の入国審査の列を見て <何と黒髪が多いことか> と感心するという。今回の市民講座の場合は、さしずめ <何と白髪が多いことか> といったところだろう。

前編にあたる講演(6/17)「オスマン帝国 のユダヤ人とユダヤ神秘主義:ユダヤ社会の変容」で <シャブタイ派のメシア運動> を解説された東京理科大学講師 山本伸一氏から、今回は(趣向を変えて?)「日本におけるユダヤ人論の系譜、ユダヤ人イメージの変遷」について紹介された。

最初に、講師の山本氏から「歴史」について次のようなポイントが語られた。薀蓄に富んできわめて納得できる気がする。
---------------------------------------------
歴史は事実の集積ではない。歴史は思惑の化合物である。
---------------------------------------------
(これってインテリジェンスの鉄則「情報源に決して惚れ込んではならない」に通じる)

① 1930~40年代の日本人のユダヤ観
  ・1937年:「オトポール事件」、 樋口季一郎(陸軍少将:当時)によるユダヤ人へ土地を与える検討
  ・1930年代後半:「河豚(ふぐ)計画」、満州にユダヤ人を移住させる計画
  ・満鉄調査部:「米国猶太人社会とその団体」など

② ユダヤ人について書かれた日本での書物・人物
  ・1872年:「西洋今昔袖(そで)鏡」(百科事典に記載)>国会図書館デジタルコレクション
  ・内村鑑三:< 2つのJ >(JapanとJesus)
  ・矢内原忠雄: シオニズムへの関心

③ その他人物列伝
  ・酒井勝軍
  ・ニコラス・マクラウド(別名 Norman McLead)
  ・佐伯好郎

2019年9月29日日曜日

シャボン玉ホリデー

昔、日曜日の夕方といえば、牛乳石鹸提供のテレビ音楽バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」を見るのが決まりだった。ジャズ演奏に長けながらも(その後に続くテレビコントの原形ともいえる)ギャグも展開する「ハナ肇(はじめ)とクレージーキャッツ」と、和製(日本語にカバーした)ポップスを歌う双子姉妹の「ザ・ピーナッツ」を中心に進んだ。

クレージーキャッツに「植木等(ひとし)」という人気タレントがいて、(昔は座敷に鎮座した)テレビのブラウン管の前で、彼のギャグに子どもたちは親のそばで笑い転げたものだ。彼らクレージーキャッツの芸は、テレビが普及する新しい時代に合わせて登場した模索の芸だったのかもしれない。

思い起こせば、クレージーキャッツの芸は、当時の視聴者(つまり家族の団欒)を<笑いに包む>といったものだったと思う。その後、テレビの放送時間や局数が増えて互いに競い合う中で、お笑い番組も細分化していくことになる。電化製品が家電から個電に変わっていくようにお笑い芸も変質した。

ところで、シャボン玉ホリデーの番組の終わりに、決まってザ・ピーナッツの二人が「スターダスト」を歌う。すると後ろから、ハナ肇や植木等たちが登場して、ピントのはずれた今でいう<おやじギャグ>風の語り始めるや、ピーナッツの二人に肘鉄を喰らうといった落ちがあった。子どもたちは、それを期待していた。

(Youtube映像の 1:02ごろからエンディングテーマ「スターダスト」が始まる)

(Youtubeに登録のukikusajiromovie12に感謝)

2019年9月28日土曜日

「こうのとり」(8号機)無事ISSに到着

25日午前1時5分に「種子島宇宙センター」から「H-IIBロケット」(8号機)により打ち上げられた、宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV*)」(8号機)は、今晩(8時13分)「国際宇宙ステーション(ISS)」に到着し、無事キャプチャー(把持)された。キャプチャー コンプリート!
(*)HTV: H-II Transfer Vehicle

昨年末(2018/12/1)、「JAXA筑波宇宙センター」の一般公開展示の「こうのとり」(実機モデル)を見学して、その余りの大きさに驚嘆した。積載重量(ペイロード)は、最大約6.0tといわれている。なるほど、打ち上げに「H2Bロケット」を要するのも素人ながら・・・感覚的でしかないが納得した。しかも、宇宙で微妙に航行(移動)制御できるという実は凄い能力を持っている。

(本ブログ関連:”こうのとり”)

日本経済新聞(共同通信)の記事「こうのとり 8号機、宇宙ステーションに到着」**(9/28 22:05)によれば、ISS側ロボットアームにより把持されたと次のように報じている。
(**)記事: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50359790Y9A920C1CZ8000/
------------------------------------------------
・高度約400キロの「国際宇宙ステーション(ISS)」に物資を運ぶ「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」の無人補給機「こうのとり」8号機が28日午後8時13分、ステーションに到着した。滞在中の宇宙飛行士がロボットアームを操作しキャッチした。これまで連続8回の輸送に成功したことになる。

[写真](国際宇宙ステーションに到着した「こうのとり」8号機。左下からステーションのロボットアームが伸びている=NASA提供・共同)

・補給機は鹿児島県の種子島宇宙センターから25日に打ち上げられ、JAXA筑波宇宙センターの制御で徐々に高度を上げた。最後にはISSと同じ速度で飛行することで速度差をなくし、約10メートルの距離まで接近。長さ17.6メートルのロボットアームが補給機をつかんだ。

・補給機は食料品やバッテリー、実験装置など約5.3トンの物資を搭載。ステーションに取り付けた後、飛行士が荷物を搬出する。
〔共同〕
------------------------------------------------

(把持の模様は、Youtube映像の29分ごろ)

(Youtubeに登録のJAXA | 宇宙航空研究開発機構に感謝)


(付記) ラグビーWカップ
日本が、優勝候補のアイルランドを19対12で破った。にわかファンにもなれない素人にとって、凄いと思うし、凄いことなのだろうと推測する。これから、テレビ解説を聞いてその凄さを理解しよう。

2019年9月27日金曜日

飛行機雲

線状の雲を吐きながら高空を飛んでいる飛行機に気付いたとき、ついしばらく見続けるものだ。それを見上げる子どもは、大いにはしゃぐかもしれない。大人ならどうだろうか。

今朝方、ウィークデイの早朝番組「シャキット!」(tvk、テレ玉、チバテレの3局ネット)で、気象予報士(竹下愛実さん)が「飛行機雲」について絵入りで説明された。

a. 空気中に湿気が多いとき、飛行機雲の形がはっきり見える
b. 飛行機のエンジン数にしたがって、飛行機雲の本数が決まる
c. 太陽の位置と近くにある場合、飛行機雲に虹色に輝く「彩雲」が見える

(本ブログ関連:”飛行機雲 ー ①、②、③”)

飛行機雲は、ひとを引き付け空へ誘うポエチックなようであるが、気象との関係からいえば、雲がくっきり見えるほど後々の空模様はかんばしくないという。

ところで、上記にあげられた「彩雲」には旧海軍の偵察機の名にもあって、機体の美しさから「タロン(T-38)」、「フランカー(Su-27)」と合わせて興味深い航空機だ。

(本ブログ関連:”飛行機”)

飛行機雲の言葉から、荒井由美(松任谷由美)の「ひこうき雲」(1973年)とそれを主題歌として採り入れた宮崎駿の長編アニメ「風たちぬ」(2013年)を忘れることはできない。


(Youtubeに登録のc22mmt7yyに感謝)

2019年9月26日木曜日

(資料)対談「わしらを育てた闇市の流儀」

哲学者木田元氏(きだ げん、1928年~2014年)とジャーナリスト徳岡孝夫氏(とくおか たかお、1930年~)の対談「わしらを育てた闇市の流儀」が雑誌「文芸春秋」(2014年9月号)に掲載されている。

木田元氏は、2014年8月16日に亡くなられている。上記雑誌の実質の発行時期と重なることになる。当然ながら、対談自体はそれ以前に行なわれたのだろうけど。

対談では終戦直後の「闇市」の経験が語られるが、語りはいたって飄々とした体であり、却って気負いのなさに真実が伝わる感がする。なにしろ、当時の若き木田氏の身過ぎ世過ぎときたらピカレスク小説をほうふつさせるのだから驚愕する。

(本ブログ関連:”戦争”)

いきなり余談だが、わたしが若いころ新聞記者だった方から聞いた話に、戦時中の一高出身の東大(旧制第一高等学校・旧制東京帝国大学)の理学系学生は、学徒動員をまぬがれて軽井沢に温存されていたという。まさに記者当人の話であり直接聞いたことだ。
一方、戦時中・終戦後をようやく生き延びた若き木田氏は、超エリートたちのような待遇を望むべくもない厳しい環境に置かれていたわけで、生きるための知恵のかぎり振り絞っていた。

上記対談の最終のテーマ「戦争体験は伝わるか」で語られた、木田、徳岡両氏の発言を次に記載させていただく。(抜粋)
---------------------------------------
【木田】   戦後、時間が経つにつれ、戦争体験という言葉がしきりに言われますよね。そして「戦争体験が伝わらない」という。
でも、私は、戦争体験を伝えるということ自体が無理なんじゃないかと思うようになっているんです。数年前に「戦争と文学」(集英社)という戦争にかかわる文学作品を集めた全集が刊行されました。これを読むと、どうもそれぞれの世代がそれぞれのやり方で、自分たちの戦争体験みたいなものを作っているように感じたんです。

【徳田】   どういうことですか?

【木田】   つまり「これが正しい戦争体験だ」なんてあり得ないような気がするんです。全集の中のどの作品が戦争体験を正確に伝えているか、検証できる性質のものではないのです。
「戦争と文学」でいえば、編集委員は戦後五〇年代に生まれた方々ですから、私と感覚が違うのは当然なんです。先の戦争を知っている私たちだって、その前の日清戦争や日露戦争については、今の若い人と似たようなものでしょう。それはしょうがないことで、なにか訂正するといって何を基準に訂正していいのか。
ーーーーー

【徳岡】   来年は日本の終戦から七十年かもしれませんが、ベトナムの終戦からも四十年なんです。僕はあのときサイゴン(現・ホーチミン)にいて、日本の終戦に次いで二度目の終戦を見ました。
陥落を見届け、帰国してびっくりしたのは、あれほどベトナム、ベトナムと叫んで、デモだなんだと大騒ぎしていた日本人がまったく無関心になっていたこと。新聞も大型連休をどう過ごすか、なんてネタが紙面の大きなテーマになっている。アホらしくなりましたね。やっぱり、われわれは我が身に近い戦争しか見ていないんですよ。ある意味では、人間としてはそれで健康なのかもしれませんが。

【木田】   ですから、さも正解があるように「あの体験」というけれども、口にすると無責任な気がして仕方ないですね。・・・
ーーーーー

【徳岡】   歴史から教訓を得るというのは、必ずしも最良の手段ではないらしいですよ。
ーーーーー
---------------------------------------

婉曲に語られているようだが、戦争経験のない戦後生まれに戦争体験の意味を勝手に掠め取られていくようなおもい(危惧)がしてならないのではないか・・・と、そんな風に感じるのです。

2019年9月25日水曜日

プロペラカフェで昼食

歯科治療の後、すぐに食事ができないとのことで、快晴の天気に浮かれて「調布飛行場」まで散歩に行ってみることにした。休憩と昼飯は、いつものように飛行場隣接(正確には敷地内)の「プロペラカフェ」に寄るつもりだった。

(本ブログ関連:”調布飛行場”、”プロペラカフェ”)

公道から飛行場敷地に入るときゲートがあって、氏名と電話番号の記入を求められた。昨年からチェックが厳しくなったという。始めてのことで驚く(以前はフリーパスだったのに)・・・来年のオリンピックに向けて、セキュリティが強化されたのだろうか。

プロペラカフェの昼食時に、何を頼んだかうろ覚えだったので、運ばれてきたものに手をつけたところどうやら間違いで、急遽注文をそれに変更してもらう。なにしろ、わたしの気持ちはガラス戸越しの滑走路にあったのだから。

そのとき、ボディーにライトグリーンの横線が走る共立航空撮影の単発ターボプロップ機「セスナ208」 (JA8895) が飛び立つのが見えた。食事にじゅうぶん時間をかけて、他機の離発着の機会を待ったが、時間帯が塩梅よくなかったせいか見ることができなかった。その後、意外にも上記のセスナ208が着陸したのを見届けてカフェを出た。

飛行場敷地の隣りに続く公園を横断しているとき、飛行場南端の滑走路に新中央航空(NCA)の高翼双発機「ドルニエ228」が離陸待機しているのが見えた。合わせて、北側にある東邦航空の格納庫脇にTV朝日のマークのあるヘリコプター「ユーロコプターEC135」が着陸した。すぐさま、ドルニエ機が北へ向けて飛び立った。素早い変化ある場面を見せてもらった。

EC135

2019年9月24日火曜日

知恵泉 - 大久保長安

NHKの番組に、肩のこらぬよう居酒屋風セットで歴史人物評する「知恵泉」*がある。今晩(22:00~22:45)視聴した。徳川創成期に家康の家臣として従った「大久保長安(ながやす/ちょうあん)」について、司会者と3人の話者**が出演した。
(*)https://www4.nhk.or.jp/chieizu/x/2019-09-24/31/32766/1494231/
(**)出演: 小説家真山仁、東京大学史料編纂所教授山本博文、ハードキャッスル エリザベス、司会新井秀和

江戸の歴史と鉱物趣味から、興味深い人物「大久保長安」を以前のブログで触れたことがある。上記番組では有能な人物として焦点をあてられたが、人間らしい別の面も浮かんでくるかもしれない・・・番組の最後にさらりと触れられたが。

(本ブログ関連:”八王子 - 千人同心”、”鉱山 - 山師”)

猿楽師の家に生まれた大久保長安は、いってみれば(武家としての背景がないことにより)裸一貫で、武田信玄から徳川家康の家臣として渡り歩き出世したようだ。この辺りの肝が座った強さもあって、あらたな都市計画や鉱山開発の使命を実現したのだろう。

① 八王子の街づくり
 ・砦の機能を合わせ持った商業都市をつくる
 ・防備に、旧武田の流れを持つ人脈による「八王子千人同心」をあてる
 ・治水に、旧武田の治水技術「信玄堤」を採用する

② 鉱山(金山・銀山)経営
 ・人の采配として、プロジェクトマネジャー「山師」を重用する
   - 労働成果の分配に工夫する
 ・精錬技術として、「灰吹法」から「アマルガム法」を採用する

③ 一族の繁栄とその後の子孫の悲惨な終焉
 ・(もしかしたら、結局は歴史に利用されただけかもしれないが)

2019年9月23日月曜日

秋分の日 2019

きょうは、二十四節気の「秋分」と重なる、昼と夜の長さが同じという「秋分の日」。でも空は鈍く曇りときたま強風が吹き、台風(17号)の余波を感じる。祝日気分には遠いというか薄いようだ。

(本ブログ関連:”秋分の日”)

天体の動きから、実際は昼の時間が少しだけ長いという。ウェザーニュースの記事「二十四節気  / 『秋分』季節は少しずつ冬へ」*(9/23)は、きょうの日の出から日の入りまでの時間が、12時間9分という。つまり、9分だけ夜より長いことになる。
(*)記事: https://weathernews.jp/s/topics/201909/220055/

・昼の時間:12時間9分
・夜の時間:11時間52分

そのうえ大気の屈折で、地平線下の太陽が微妙な時間見えるため、更にもう少し長く感じることになるという・・・けれど、あいにくの曇り空。

ところで、今日を含めて今年も残り100日しかない。これから昼間は短くなるし、日めくりカレンダーも一枚はがすたび揺れが大きくなる。

街に出れば、何処のショーウィンドウも秋物ばかり。お洒落に敏感でないわたしでも、商品の色合いの変化には気付くというもの。そういえば公園の小川のそばで「赤とんぼ」を見かけた。もしかしたら「ウスバキトンボ」だったかも知れないが。

(本ブログ関連:”赤とんぼ”)

というわけで昨日につづき、ちあきなおみの「紅とんぼ」(吉田旺詞、船村徹曲、1988年)を聞こう。

(本ブログ関連:”紅とんぼ”)


(Youtubeに登録の392kidに感謝)

2019年9月22日日曜日

雨に濡れてる 黄昏の街

夜の雨、それもしとしと降りの雨音を聴きながら、ちょっと気分にひたりたいとき、「黄昏のビギン」(作詞:永六輔、作曲:中村八大)はぴったりな曲だ。もともと「水原弘」(1935年~1978年)の1959年の歌だったが、私には「ちあきなおみ」(1947年9月17日~)の歌が好きだ。彼女へのファンは今も根強いという。

(本ブログ関連:”黄昏のビギン”)


(Youtubeに登録のfkazz duffeyに感謝)

2019年9月21日土曜日

「これは何の花?」への回答いただきました

昨日のブログに「これは何の花?」として、一昨日(9/19)に高架線下で採集した野草の名(ネットの画像検索から「ウラジロフジウツギ」ではないかと素人判断したもの)を、自然観察園にある公園管理センターで確認を願ったところ、本日次のような回答があったので記す。合わせて、昨日のブログに同じ内容を<追記>した。

「フジウツギの仲間で、『フサフジウツギ』、『トウフジウツギ』のどちらかではないかと思われる」とのこと。フジウツギ属であることが分かった。

・フサフジウツギ、トウフジウツギについて、ネットで検索したところ、Wikipediaの「フジウツギ属」の紹介文に(「ウラジロフジウツギ」の説明の後に)次の解説がある。
----------------------------------------------
数種が園芸用に栽培されており、特によく栽培されるのがフサフジウツギ(ニシキフジウツギ)B. davidii である。これは極端に寒い地域を除いて栽培しやすく、野生化することも多い。フサフジウツギは中国原産とされるが、秩父で野生状態で発見されたため、チチブフジウツギの別名がついている(在来種とみる説もある)。

そのほかオレンジ色のB. globosa や、ライラック色のB. alternifolia、またB. x weyeriana (B. globosa x B. davidii) などの交雑種が栽培される。沖縄県では中国原産のトウフジウツギB. lindleyana がよく栽培されている。
----------------------------------------------

2019年9月20日金曜日

これは何の花?

鉄道の高架線下にある空き地に入らぬよう金網の囲いがあって、辺りに薄紫の愛らしい小花が群がって咲く野草がある。実は、昨日(9/19)、その場を通り過ぎたとき目に留まった。帰宅後、(簡易版の)野草図鑑を参照したが見つからない。タデ科の植物ではないかと思ったりしたが気になって、今日あらためて現地におもむき、写真に撮り、あわせて採集した。それを教示いただきたく、公園にある管理センターに持参した。

あいにく、植物分野の担当者がいないとのこと、対応いただいた方があらためて写真に撮って専門家へ問い合わせてくれて、そのうえで回答いただけるという。その手間に恐縮しつつお願いした。

自生地で撮影したもの

一方、自分で撮った写真を基に「Google画像検索」で調べたところ、見た目がかなり近い感じのものが見つかった。上記の回答いただく以前のこと、あくまで素人判断だが。サイト「花図鑑」*に掲載の「裏白藤空木(ウラジロフジウツギ)」に似ている気がする。
(*)図鑑: http://hana-zukan.net/334hujiutugi.html

Wikipediaで「フジウツギ属」について参照したところ、「ウラジロフジウツギ」について、「日本にはフジウツギB. japonica と、ウラジロフジウツギB. curviflora が自生する。フジウツギ(藤空木)の名は花序の様子や色が藤に似ていることから。」と記されていた。フジウツギ属の花は美しいので、園芸用に栽培されている・・・というのも分かる気がする。正解は、後日いただく回答で知ることになるのだが。


(追記:9/21)
自然観察園がある公園管理センターの担当者の方から次のような回答をいただいた。
「フジウツギの仲間で、『フサフジウツギ』、『トウフジウツギ』のどちらかではないかと思われる」とのこと。フジウツギ属であることが分かった。
・フサフジウツギ、トウフジウツギについて、ネットで検索したところ、Wikipediaの「フジウツギ属」の紹介文に(「ウラジロフジウツギ」の説明の後に)次の解説がある。
----------------------------------------------
数種が園芸用に栽培されており、特によく栽培されるのがフサフジウツギ(ニシキフジウツギ)B. davidii である。これは極端に寒い地域を除いて栽培しやすく、野生化することも多い。フサフジウツギは中国原産とされるが、秩父で野生状態で発見されたため、チチブフジウツギの別名がついている(在来種とみる説もある)。

そのほかオレンジ色のB. globosa や、ライラック色のB. alternifolia、またB. x weyeriana (B. globosa x B. davidii) などの交雑種が栽培される。沖縄県では中国原産のトウフジウツギB. lindleyana がよく栽培されている。
----------------------------------------------

2019年9月19日木曜日

「身近な雑草の愉快な生き方」

公園にある「自然観察園」で紹介される草花を見ていると、たしかに野の草々に違いないが、この環境で育ったればこそのエリートのような気がしてくる。もちろん、観察園にはこれからも訪れて観察するつもりである。

同時に、道端に咲いている雑草の花にも気になるものだ。今日も、タデ科の植物だろうか、まるで穂先に薄紫の小さな花弁が群集している姿とすれ違ったりすると、一瞬目がとまったりする。雑草とはいえ、微風に優雅に揺れている様は気になるものだ。

先日、書店で楽しい文庫本と出会った。見なれた雑草について、植物学者か(一般読者にとって)裏話のような話題を提供してくれる、ちくま文庫「身近な雑草の愉快な生き方」(稲垣栄洋著、静岡大学教授)の最初の話は「スミレ」だ。花弁の不思議な構造や、実(花粉や種)と昆虫(アリやハナバチ)の関係の不思議さを教えてくれる。子どもたちにも聞かせたい。そして、彼らが関心を持ってくれたらどんなに素晴らしいことだろう。

次のYoutubeで、稲垣栄洋氏が「ヨモギ」の <葉> について記した、上記文庫(「身近な雑草の愉快な生き方」)の話を、NHKの老人向け深夜番組「ラジオ深夜便」で直接聞くことができる。文庫本には、まだまだ他の雑草の生存戦略について、絵入りでたくさん紹介されている。雑草がもっと身近になる。

(登録者の注に「写真はヨモギではありません」とあるのでご注意を)

(Youtubeに登録のroy0135に感謝)

2019年9月18日水曜日

秋の社日 2019

まだ晴れ間があった午前中に外出することにした。天気予報では、昼過ぎから本格的な雨降りになると報じていたからだ。それでも路の途中、小雨に一瞬会った。その後、用を済ませて家に戻る途中、雨がぱらついた。帰宅して玄関ドアを閉めた瞬間、外でザザザという雨音がした。やはり雨かと、戸を開けて確認する気もなかった。

今日の日めくりカレンダーに「社日」とある。このところ歳とともに、暦にある昔のひとびとが感じたであろう季節感を知りたい思いがする。なにしろ、社日の言葉を初めて知った訳で、そんなとき頼りになるWikipediaを見れば、次のよう解説がある。
-----------------------------------------------
社日(しゃにち)は、雑節の一つで、産土神(生まれた土地の守護神)を祀る日。春と秋にあり、春(2019年3月22日)のものを「春社(しゅんしゃ、はるしゃ)」、秋(2019年9月18日=戊午)のものを「秋社(しゅうしゃ、あきしゃ)」ともいう。古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味する。

春分または秋分に最も近い「戊(つちのえ)」の日が社日となる。・・・
-----------------------------------------------

ところで、時事通信の jiji.com は、記事「大嘗祭の『斎田』決まる=栃木と京都 - 宮内庁発表」*(9/18)で、「大嘗祭」の斎田の地を発表した。(抜粋)
(*)記事: https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091800879&g=soc
-----------------------------------------------
宮内庁は18日、11月の大嘗祭で使われる新米の産地の「斎田(さいでん)」が、栃木県高根沢町と京都府南丹市の田に決まったと発表した。近く米の収穫儀式「抜穂(ぬきほ)の儀」が行われる。
-----------------------------------------------

今日の「社日」と、大嘗祭の「斎田」の地の発表がたまたま同じ日だったのか、それとも「産土神」を通じて日が合ったのか、知識のないものに分からないけれど・・・興味深い。

秋雨に冷える。自宅でとうとう熱いコーヒーを飲んだ。今までは、冷蔵庫にある冷えた麦茶しか飲まなかったのに。

2019年9月17日火曜日

ちいさい秋

「栗」林のイガグリが膨らんできたというに、農家は切り取る気配がない。傍を通りながら、もう十分だろうと思えるものがあるのだが。ここ数年、栗に病気(伝染?)があったようで、立ち枯れしたものもあった。そのせいか、いまだに林全体の生育は不均衡で、実が痩せたままのものもある。

もうひとつ気付いたことがある。小学校の生垣に、真っ赤な「ヒガンバナ(曼珠沙華)」が咲いていたことがある。誰かが秋の印にと植えたのかもしれない。だが、この花には別に不吉な意味合いもあって、小学校という場に似つかわしくないと抜き取られたようだ。曼珠沙華の茎がひとつもないので気付いた。

そんなわけで、身の廻りに秋を見つけるのはむつかしい。童謡「ちいさい秋みつけた」(サトウハチロー作詞・中田喜直作曲、1955年)で、気持ちだけは秋を見つけられればと思う。

(Youtubeに登録のseesr2に感謝)