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2024年9月16日月曜日

敬老の日、何がめでたい

きょうは「敬老の日」、何がめでたい。

先日(7/5)、話題の映画「九十歳。何がめでたい」を見て以来、歳をとることの「けじめ」と責任を、笑いながら素直に痛感している。

(本ブログ関連:”九十歳、何がめでたい”)

「けじめ」の漢字がないように、けじめをつけるのはことほど左様に難しい。うっかりすると、対他的となり頑固者と嫌われる。ケジメがなければないで「だらしない」老いぼれと呼ばれそう。そう、だらしないも漢字が見当たらない。

文庫本「九十歳。何がめでたい」(佐藤愛子、小学館文庫)に書かれていることだが、著者は直木賞を受賞した記者会見後の夜(1969年7月19日)に見た月が満月で、アポロ11号がそこへ向かっていると耽ったと、そのつど話をしてきた。それを知ったある雑誌のインタビュアーが、月齢カレンダーで調べて、当夜は三日月だったと「イチャモン」つけたそうだ。すっかり自信を失った佐藤氏は、上記の話題の最後に「これから私のいうこと書くことアタマから信じないでただ面白がって下さい」と記している。

悔しいじゃないですか。そこで、アポロ11号が月面着陸(1969年7月20日:日本時間1969年7月21日午前5時17分)した日前の月の形を確認したところ・・・。

■ 満月カレンダー
「1969年7月のカレンダー」
https://www.arachne.jp/onlinecalendar/mangetsu/1969/7/

残念ながら、1969年7月19日の月は、やっぱり三日月だった。

日本の高齢化は止まらない。今年も、65歳以上が過去最多だそうだ。おまけに少子化とセットになっているので、先行きは明るくない。私たち戦後生まれは、食い逃げ世代で、何の責任も負わずにいる。おまけに敬老の日をどうということなくうっちゃっている。多分、逃げ切ることだろう。

■ 厚生省
「将来推計人口(令和5年推計)の概要」(令和5年[2023年]4月26日公表)
・今後、わが国の人口は、2020年の1億2,615万人から2070年には8,700万人に減少
・高齢化も進行し、65歳以上人口割合2020年の28.6%から一貫して上昇し、2070年には38.7%へと増加
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001093650.pdf