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2023年2月28日火曜日

カルガモ、コブシ(訂正)

きょうで2月が終わる。他の月のひと月が、30日/31日なので当たり前といえばそうだが。それにしても、歳とともに月日の経過が加速する。

国立天文台のサイトにある「よくある質問」コーナーに、次のようなQAが掲載されている。
「 質問3-8)どうして2月だけ28日しかなくて、日数が変わるの?」(抜粋)
    https://www.nao.ac.jp/faq/a0308.html
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・最初に結論を書きますと、2月だけ28日しかないのも、うるう年に日数が変わるのも、どちらも古代ローマで使われていた暦において、現在の2月にあたる月1年の終わりの月だったためです。
・現在私達が使っている暦は、古代ローマの暦が元になっています。
・(今につながる)ユリウス暦では、4年に一度うるう年を入れて1年の長さを調整します。
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今年は「うるう(閏年)年」ではないので、2月は28日までしかない(うるう年の2月は29日まである)。それにしても2月は短い。2月は(気象庁の定義の)冬の終わりで、春に向けたあわただしい変化に目が奪われる。

きょうの気温は、4月並みの暖かさ(最高気温 19.5℃、13:41)で、寒さが苦手な私にとって最高だった。昼過ぎ、防寒着を重ねることなく遅い昼食に出た。もちろん何かよい写真が撮れないかと見まわしながら。

体育館そばにある池と、公園の水が涸れそうな小川へ「カルガモ」を探してカメラに収めた。

カルガモ(左:体育館の池)
人通りも多いこの池に棲むカルガモは餌付けされているようで、随分と人に慣れている。池を囲んだ垣根の隙間から覗くと、2羽のカルガモが寄ってきた。餌を期待しているのだろうか、目を合わせても逃げようとしない。岸に接近して平気でいる。番(つがい)だろうか。真上から見た底の浅い池は、水が澄んで水紋が美しい。

カルガモ(右: 公園の小川)
涸れかかった小川の一部に水が溜まり、こちらも番(つがい)か2羽のカルガモが泳いでいた。少し高まった岸辺から見下ろすように撮った。自然の中に生きて、警戒心があるよに見えるが、実はこちらも千切ったパンを投げて餌付けしている人を見たことがある。とはいえ、野鳥を観察するようになって、一番身近なのがカルガモ。かれらの姿にホッとする。気心知れたように、お互い生きてますなあといった感じだ。


コブシ
小川のカルガモを見た戻り路に柔らかな毛に包まれたコブシの冬芽から、白い花が一部に見えた。かれらは、しっかりと冬の終わりを待ち、花を咲かせる機会を待ち構えていたのだろう。ここでも、お互い無事に冬を越しましたなあと思ったりする。


そういえば(家に籠っていた)1月と比べて、2月はだいぶ外出している。3月は、カメラを替えたので、いろいろなものを写したく、もっと散歩の機会を増やしたいと期待している。

2023年2月26日日曜日

自然観察園

風の強い西日射す冬の午後、公園併設の「自然観察園」へ出かけた。午後3時過ぎとなれば、人影もまばら。結局、閉園(午後4時30分)間際まで園内を巡った。

キセキレイ
先日(2/1219)、本園の「かがみ池」のほとりに「カワセミ」がいたので、今回も会えればと覗きに行った。前回と比べて、池の水位がずいぶんさがっていたのにびっくりする。しばらく待ったが、カワセミは現れなかった。
水が引いたかわりに顔を出した泥地を1羽の小鳥がしきりに動き(walking)、エサを探しているように見えた。西陽に輝いて見えたので「ハクセキレイ」と思い、新しいカメラで何枚も撮った。帰宅後、PC画面を拡大して驚いた。それは、「キセキレイ」だった。


公園を流れる小川も水不足のせいか、流れが中断しているように見えたり、また一部で「カルガモ」が群れる水溜りがあったりする。

スイセン(写真左)
今の観察園の植物は花が乏しく、地下でエネルギーを蓄え春を待っているよう思われる。入口の掲示板に「スイセン」の花の写真が飾られていたが、どうやらピーク(1月)を過ぎたらしい(園の、多分愛護ボランティアと思われる方からうかがった)。昨年12月4日に来たときは早過ぎたわけで・・・スイセンの花の群生を見るチャンスを逃したようだ。

ザゼンソウ(写真右)
正直、「ザゼンソウ」について何も知らない。観察園の湿地に貼り付くように咲く、何やら怪しい花と出会った・・・ネット情報によれば、蔽(おお)いのようなものは「苞(ほう=仏炎苞=苞葉)」で、その中にあるのが花弁の集団という。どう見ても変な花としか思えないのだが。


今回初めて「キセキレイ」と「ザゼンソウ」をこのブログに記すことになる。

2023年2月25日土曜日

野鳥観察(47)

野鳥観察(探鳥会)のため、目覚まし時計の設定を早めにしている。冬にアラームガ鳴るとき、外はまだうす暗い。でも最近、明かりがだいぶ早くなった気がする。気分も和らぎ起床もスムーズになる。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

とはいえ、いつも通り厚着して探鳥会へ出かける。集合場所に近づいたとき、小川(一級河川の「野川」)とつながる暗渠入口の鉄柵に向き合うように、土手上に数名の会員の方が「カワセミ」の出現を待ち構えていたが、今回は巡り合えなかったようだ。・・・ 実は昨日(2/24)、新たに交替したカメラの試し撮りに、この場へ来たとき、カワセミを目撃している。しかも2羽、目前にいたのに!  残念ながら、興奮して撮り損ねたのだ。

きょうもベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ: 観察早々登場、多数カウントされる(もちろんベテランの方々による)
・ムクドリ: 原っぱに群集するを見る、何と本日最大数カウントされる(〃)
・カワラヒワ: 一群となって舞い上がる、群れ全体が茶黄色に染まったように見えた
・シジュウカラ: 人を恐れず、頭上の樹の枝に2羽が飛んできた
・カワセミ: 観察時、小川にとび出た枝でたたずんでいるのが見えた
・メジロ: 苗圃(びょうほ)の梅の区画で、みなが指さすが・・・後で写真に見つけた!
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・ダイサギ: 1羽、小川の中でエサを探している、突風にたじろぐ様に親近感を覚える
・クイナ: サササッ・・・と小川を渡り切る様がおかしい

次は「ウメ」の花を撮った画像を見直したとき、上述の通り意図せず「メジロ」が撮影されていたのに気づいた。(初心者が、ブログに載せることを目的にコンデジ高倍率カメラを使用する場合、フレームいっぱいに対象を撮るのではなく、対象物がいそうな場所をとりあえず撮っておけばいいようだ・・・、後になって画像を拡大して探せばいいのだから)


観察の場で本来番外だが、寒い冬に咲く樹々の花を次に並べる。樹や花は動かないし、逃げないので、カメラに手こずる私にとって手軽な撮影対象だ。
左から、「ウメ」、「ソシンロウバイ」、「ツバキ」、「サンシュユ」の花だ。


 ウメとソシンロウバイは、それぞれ苗圃(びょうほ)に区画が与えられ、丁寧に育てられている。朝のまぶしい陽を受けて、咲き並ぶ花を明かりが透ける。区画一面に輝きが増し、華やいで見える。
観察の路上に巡り合う、一木のツバキ、花は一輪ごと落花する。ふと「五瓣の椿」を思い出す。また、一木のサンシュユは、大きな木立の影にいて、けなげに空に向かう花を咲かせる。

2023年2月24日金曜日

キジバトとカメラ

野鳥・植物・昆虫などの自然観察に使っていたカメラの調子が悪くなり、新しいものに交代した・・・といっても、Amazonに陳列された中古カメラの中から選んだわけだが。きょう、品物が届いたので、公園へ出かけて試し撮りしてみた。

Youtubeで紹介されていた、いわゆるコンデジ・カメラの中で、できるだけ高い倍率の入門機から選択した。カメラのチェックポイントも扱いも全くの素人、門外漢であるので、とりあえず次の通り撮ってみた。


自然観察会のベテランの方が送ってくれる高品質の画像に遠く及ばないが、今までと比べれば、少しはましな気がする。

それに、もう一つ理由がある。これまでカメラ+双眼鏡を首にぶらさげていたが、しんどくなってきている。カメラが双眼鏡を兼ねてくれるなら一挙両用でありがたい。

ところで写真は、雑食性の「キジバト」の2羽が、公園の木立の下で地面をつついている様子だ。番(つがい)だろうか(ネットによれば、顔つきでオスとメスを区別するという記述があるが・・・どんなものだろうか)。

2023年2月23日木曜日

石神井公園の自然観察

日頃末席に参加している「自然観察会」は、毎月一回、固定のフィールドで開催されている。これまで、積極的に参加した(計16回)つもりだ。さらに季節や観察対象を考慮して、観察フィールドをアレンジした催しが月一回用意されている。こちらへは膝の具合と相談して、できるだけ参加するよう頑張ってきた。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

体が冬に慣れてきたおかげもあり、今回「石神井公園」をフィールドにした自然観察会へ出かけた。集合場所は、いくつかの交通手段をつなぐ必要があって、参加者さまざまに苦心されたようだ。私の場合、自転車 → 私鉄 → バス → 集合場所といった按配。時間に余裕を持たせて動けば、たっぷり余ってしまう始末・・・まったく外出下手になっているのに気付く。

石神井公園には二つの池があり、さまざまな水鳥の観察を楽しむことができた。
・自然湧水の「三宝寺池」と人工造成した「石神井池」は、ともに自然環境が守らている。
    ー 三宝寺池は、国の天然記念物の沼沢植物群落がある(直接に観察機会はないが)。
・二つの池は、現在は揚水により自然景観が維持されており、水鳥も多く集まっている。

今回、同公園で自然観察を進められている方々に案内をいただき、午前をかけて多数(30種近くの野鳥と水鳥)が観察された。特に、いつもは見られない水鳥を観察できたのは幸いだった。

ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・双眼鏡で確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・アオジ: ヨシ(=アシ)の中にいて見られてないつもりかリラックスした1羽がいた
・モズ: 双眼鏡で樹上の1羽を確認、太く見えた。別に、民家のフェンスでも1羽確認
・ツグミ: 枝の中に確認
・ハクセキレイ: 2羽ほど確認
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石神井池
・オオバン: 口ばしとひたいの白色を除いて他は黒色。栓が抜けるような鳴き声が楽しい。
・キンクロハジロ: 初めて観察した。オスのボディの白色が目立つ
・カルガモ: いつも見なれているが、ここではおとなしい少数派に見えた
・ホシハジロ: 体が白色、頭が茶色のオスを1羽みかけた・・・もっといるはず
・カワウ: 水面上空を滑空していた
・マガモ: メスといわれて、図鑑で再確認

三宝寺池
・アオサギ:池の中にあるヨシの茂みに巣の存在を確認できた
    - 池を半周して再確認したところ、親鳥だろうか2羽がたたずんでいるのが見えた
・ダイサギ: 1羽が飛翔するのが見えた。別の場所でも1羽がヨシの茂み混じって見えた
・カルガモ:(こちらにも 6.7羽が池に浮かんでいた)
・ゴイサギ: 池に接する木立の中に2羽が背を向けてひっそりとまっていた
・カワウ: この池の岸辺にも1羽いた

「オオバン」(手前の黒羽、留鳥)と「キンクロハジロ」(黒白の羽、冬鳥)


ところで、昼の時刻に観察会は無事終了して解散した。その後、広場にあるテーブルでおじさん数人で昼食をとった。ベテランの方から、どのように観察対象を絞るべきかアドバイスいただいた。何しろ、時間と記憶力と根気との勝負だから無理はできない。

2023年2月19日日曜日

雨水 2023

きょうは二十四節気の「雨水(うすい)」。雪が雨に変わり、春のきざしを感じるころをいう。先日(2/10)、久し振りに地元に雪が降ったけれど、以降それにつづく雨はない。自然観察会に参加したきょう、公園を流れる小川の水位は相変わらず低く、微妙にぬるい一日だった。

(本ブログ関連:”雨水”)

帰宅すれば、いつものならいせいで、暖を取りたくストーブをつけるが生暖かく、すぐに消してしまう。部屋と廊下にも寒暖差を感じないほど生暖かい2月の下旬。けれど「三寒四温」はまだ繰り返すようだ。
tenki.jp のサイトによれば、「あす月曜~火曜 強い寒気南下 再び真冬の寒さに逆戻り 日本海側は大雪のおそれ」(日本気象協会 福冨里香、2月19日)とのこと。外出用に大量に買い込んだホッカイロは、どれくらい使うやら。

雨水のきょう、雨もないのに雨について考えてみる。

オールディーズの雨はちょっと寂しい。懐古曲目の一番目に挙げられるといえば、失恋の歌「悲しき雨音(Rhythm of the Rain)」(ザ・カスケーズ、1962年)で、当時、「悲しき~」の曲名が流行った。
もっと古い歌に「きみが泣けば、雨を連れてくる」、だから「きみが笑えば、太陽が明かりをさす」と、スマイルの効用を説く歌「君微笑めば(When You're Smiling)」(1928年)があるけれど・・・。

稲作民の日本人には、古来雨は必ずしもセンチメンタルだけではない。雨は季節のシグナルでもあるからだ。

自然観察(16)

天気予報では、きょうの最高気温を 17℃としたが、結果は何と19.9℃(15:17)という春本番並みの暖かさだった。今朝、自然観察会へ出かけるとき、いつもの冬用重ね着を一枚減らした。それでも、開催時刻の 9:00~12:00の間、気温は 7.0 → 12.0℃ へとアップした。(解散後の帰り道、額に汗がにじんでいるのに気づいたほどだ)

(本ブログ関連:”自然観察”)

自然観察会は、この陽気に誘われてか参加者多数で盛況だった。会の始めの案内の通り、樹木の「冬芽(フユメ、トウガ)」について会長からショートセッションが公園の東屋で開かれた。実際、数十種類の枝を標本に用意されての解説だった。ショートどころかメインイベントだった。
・冬芽の形状: イチジク、モクレン、シンジュ、メグスリノキについて頂芽、葉痕など
・トチノキの頂芽(ちょうが): 防寒の意味からベトついている(不凍液的な役割)
・主芽(しゅが)・副芽(ふくが): 主芽が成長できないとき、副芽がその役割を果たす
・葉痕(ようこん、枝から葉が落ちた後のかたち)の表情: 可愛らしい動物のイメージ
    - 絵本:「ふゆめ がっしょうだん」(福音館書店、1990年)

観察グループに従いながら、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・双眼鏡で確認したものを、整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。

・「カルガモ」
右側に「カルガモ」7羽が眠っている。左側の2羽は「マルガモ」(カルガモとマガモの混血)ではないかとのこと。マルガモらしき2羽を双眼鏡で見たが、以前ベテランの方からメールで紹介された写真のような嘴の模様を判別できなかった・・・けれど。


・「オオイヌノフグリ」
薄紫色した「オオイヌノフグリ」の小さな花が咲いている。目を凝らしてみると辺り一面に群生しているのに気づく。写真は「トウネズミモチ」の樹の枝下で見つけたため、まわりに(ネズミの糞のような)黒い実が落ちている。

(本ブログ関連:”オオイヌノフグリ”、”トウネズミモチ”)


・「タンポポ」
地面から直に「タンポポ」の花が咲いているように見える。ネットによれば、冬のタンポポの花弁の大きさは春のものと差がないものの、他(葉、茎)は小振りとのこと。今まで、とんと気付かずにいた。

(本ブログ関連:”タンポポ”)

(追記)ベテランの方から会員へ別途配信写真に「カントウタンポポ」との記載があった。


・「タラノキ」
「タラノキ」の冬芽。春先に若芽を摘んでテンプラに食すことができるようだ。観察園に1本唐突に立っていて、ロープの囲いの奥にあったため(トゲなどの存在を)十分観察しなかったのを反省。


・「セツブンソウ」
うっすら紫の色を感じる「セツブンソウ」の花弁が、先週(2/12)と比べて大きく、半透明のレース面のようになっていた。

(本ブログ関連:”セツブンソウ”)


・「フクジュソウ」
枯れ地に目立つ「フクジュソウ」の花が、先週(2/12)と比べて、咲いている場所が増えていた。順路のロープ柵のそばに咲いていたので、撮影が容易だったのはありがたい。花弁の色合は、上述のタンポポのようにまぶしい真黄色だ。

(本ブログ関連:”フクジュソウ”)


先日(2/12)、観察園の「かがみ池」の畔で、1羽の「カワセミ」を発見したが、今回は何と2羽が互いに近く活動しているのと遭遇した。それぞれ飛びたつ瞬間、瑠璃色の背が輝いた。かれらは番(つが)いだろうか。

2023年2月13日月曜日

未確認飛行物体

未確認飛行物体(UFO)」の名称がポピュラーになったのは、いつのころからだろう。子どもの時代、「空飛ぶ円盤」の方が通称だったような気がする(小松崎茂氏の挿絵に描かれていたに違いない)。当時知られた代表的なアダムスキ型円盤は、フライング・ソーサーというより、もっと古めかしいメカニックデザインだと(子どもながらにも)気づいていた。

(本ブログ関連:”UFO”)

宇宙からやってくる円盤は、その目的が分からないため恐怖の対象だった、だから、空を覆う巨大な母船から、着陸船が次々降りてきて、無機的なロボットが吐き出され街中を進んでくる夢をよく見たものだ。ゴジラとは違った無力感があった。
(追記: 空飛ぶ円盤を夢の中で見たことはあるけど、実際に遭遇したことがないのは幸い)

(映画:「空飛ぶ円盤地球を襲撃す(Earth vs. The Flying Saucers)」(1956年))
    - ソ連による世界初の人工衛星「スプートニク」は、1957年10月に打ち上げられた。
    - この映画、随分昔に見た記憶がある(宇宙人の無機的なイメージが忘れられない)。
    - 宇宙人の姿: タコ型火星人 → この映画の宇宙人 → 映画「ET」≒グレイ型 → ・・・
    - 東宝特撮映画「地球防衛軍」(1957年)を思い出す。光線兵器「マーカライトファープ」

日本で、UFOのネーミングがしっかり定着したのはいつごろだろうか。英国のテレビ番組「謎の円盤UFO」(1970年月~1971年、日本テレビ)だったかもしれない(そのころ、日本テレビの矢追純一ディレクターが八面六臂の活躍をされていたわけで)。番組のセットが、同じく英国のテレビ番組「サンダーバード」(1966年~1967年、NHK総合)に似ていたのはご愛敬だったが。

宇宙人の恐怖を一層掻き立てたのが、上記の「謎の円盤UFO」以前に放送された、米国のテレビ番組「インベーダー」(1967年~1971年、NETテレビ(現:テレビ朝日))だった。こちらはSF+サスペンス感があった。侵略者(宇宙人)を探し出しては消していくのだから(SF版「バウンティハンター」、孤独なハン・ソロに通じる)。

ところで、世相を騒がせている未確認飛行物体の撃墜は、「気球」(一部は出所も解明されている)を攻撃対象にしている。ある意味、世界の緊張に通じる事象であるが。

そこで、こんなことを空想した(昔は「SF」を「空想科学小説」といったものだ)。もし、未確認飛行物体を攻撃したところ、それが他宇宙から飛来した本物のUFOだったらどうなるだろう。地球人同士の争いごとでは済まぬ、恐ろしい展開が待ち構えているような・・・気がする。そんな映画はできないだろうか。正直、ストーリー展開がどうなるか見当もつかぬが。

(映画:「マーズアタック(Mars Attacks!)」 (1996年))
    - トップ俳優を使いたい放題、パルプマガジンのにおいがする
    ー 侵略者の友好を信じて白鳩を飛ばしたり、(別映画では)ビルの屋上で歓迎を示したりする人々がいる。
    - 大統領「これ以上は俺たちが主導権を握ったるで。」

2023年2月12日日曜日

日曜日の自然観察園

きょうは、暖かく過ごしやすい晴天の一日だった。最高気温は 16.4℃(15:09)で、きのうより約3℃ も高い。気象庁の日最高気温(1991~2020年)を見ると、3月31日は 16.2℃ なので、今朝の天気予報の通り3月末に相当する。

にもかかわらず、私はいつものようにダウンジャケット(昔風にいえばチョッキ)の上にジャケット(昔風にいえばジャンパー)を重ね着して、公園に併設の「自然観察園」を訪れた。
(追記: 最高気温のころには、汗ばんで襟元を開かざる得なかった)

日曜日なので、大勢のひとびとが来園していたかといえば、ぼちぼちの状況だった。というのも、観察園の草地に野草はなく枯れはて、樹木も大方葉が落ちた、そんな寂しい景観が広がっていた。観察園の今月の「花だより」は、野草の越冬の姿である「ロゼット」観察を推奨していたのだが。

(本ブログ関連:”ロゼット”)

そんな中、愛称「かたくり山」で、野草の花たちと巡り会えた。次の写真の「セツブンソウ」(左)、「フクジュソウ」(右)だ。ともに丈の低い花だが、何とか日光を浴びようと頑張って見えた。白い花のセツブウンソウは陽にあたって色が飛んでしまうので、日陰のものを撮った。黄色いフクジュソウは遠くの斜面に5つの花を咲かせていたが・・・囲いの奥中なのでよく撮れなかった。とはいえ冬の寒さの中、健気に咲いている二つの花に力をもらった気がした。

(本ブログ関連:”セツブンソウ”、”フクジュソウ”)


こんなとき、観察園の枯れ地や枯れ枝の上で、カラスがあちこち我が物顔して群れていた。かれらは、住宅地から随分減った(生ごみの回収袋を破ってまき散らしたりしていた)が、追われるようにしてきた公園など自然保護の場所で、野鳥のヒナを狙ったりするという。悪役稼業はつづくようだが、腐肉の掃除屋でもあるし・・・。

2023年2月10日金曜日

雪 2023.2.10

天気予報の通り、今朝方から雪が降り始めた。次の写真(09:15撮影)は、気温 ー0.5℃ の中、門塀上に積もった雪で、表面に結晶がちらほら見える。警報級の雪だそうで、都区内で降雪 5cm と予想されている。この地はいつまで降って、どれくらい積もるのやら。

東京23区や多摩地方に「大雪警報」が発表されたが、結局、東京23区は「注意報」に切り替え、多摩地方は継続となった。


その後、午後3時に外を見ると、ぼたん雪がふわふわと舞い降りてきて、通りに積もっていた。こんなとき、家の中にいると外界の物音がしない、不思議なほどの静けさなのだ。

雪の降る様を見て、小林一茶のこんな句が思い出される。

「むまそうな雪がふうはりふはりかな」

うまそうな(おいしそうな)ぼたん雪が、空からフウワリ、フワリと降り来て積もる、今の時間、まさにそんな光景が進んでいる。

2023年2月5日日曜日

梅林(緋の司、水心鏡)

本当に久しぶりに、(都立公園の中でも最大規模の)小金井公園の「梅林」を訪れた。梅の開花状況を見るためだ。

日曜日の公園は家族連れでにぎわい、広場(特に「こどもの広場」)は流行りの小さな簡易テントで埋まっていた。幼い子ども連れ家族にとって、ちょっとした休憩場所(日よけ)になるようだ。そんな光景を眺めながら西側へ進むと、梅林にたどり着く。(歴史的に「桜」で有名な公園だが、梅の林(約27品種・88本)もある)

昨年(2022年)の「うめまつり」は、新型コロナウィルスの余波を受け中止された。今年はどうなのだろうかと見れば、きょう限定の「梅林で春さがし」というイベントが催されていた。梅林入口で(募金に応じて)配布されるブローシャー「梅林ガイド」をもらい、写真解説を参考にしつつ見て廻った。

きょう現在、全品種が咲いているわけではない。梅の香りも微かで、本格的な盛りはもう少し後になるだろう。とはいえ、梅林に多数の人々が集まり、紅梅、白梅を背に写真を撮り合っていた。

品種「緋の司(ひのつかさ)」の紅梅を前に、「水心鏡(すいしんきょう)」の白梅を後ろにカメラにおさめた。写真を見ていつも思うことだが、あのときもっと接近してもっと実感しておけばよかったと・・・写真はむつかしい。

梅林ガイドより
・緋の司: 小金井桜提供の御礼として、水戸から贈られた。濃紅色中輪で稀に結実。
・水心鏡: 千葉大学の梅林にあって江戸時代の古い品種。白色大輪で香りが強い。

2023年2月4日土曜日

立春 2023

きょうは二十四節気の「立春」、春の気配が立ち込めるころ。寒気が緩み始めているのに気づくころ。春の息吹を感じるのはむつかしいが。いまは、冬の寒さと綱引きしているところかもしれない。

(本ブログ関連:”立春”)

立春の言葉から前向きに、春をつかまえる気分になる。ウメやロウバイの花が咲き、若者たちのファッションが先走れば、一歩二歩気分が進む。苦手な冬の寒さから逃れそうだ。

気象庁でいえば今月は冬の最後の月。旧暦でいえばきょう(旧暦1月14日)はもう春。微妙な境目で、この間隙に春へ向かってひとっ走りしたいところ。


春の歌
おじさん世代の曲じゃないけれど、こんなにいいものがある。

・松任谷由実の歌、「春よ、来い」(作詞作曲 松任谷由実、1994年)
https://www.youtube.com/watch?v=qX7pFYH9O04

・柏原芳恵の歌、「春なのに」 (作詞作曲 中島みゆき、1983年)
https://www.youtube.com/watch?v=SekRmNcfxNc

野鳥観察(46)

前回(1/28)の野鳥観察(探鳥会)と比べて、今回はもっと寒い。集合時刻(午前7時)の気温は、前回 1.3℃ だったのに対して、今回 0.5℃。マスクから漏れる鼻息でメガネが曇る。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

雨の降らない日が続いたせいか、観察場所の公園を流れる小川は、水量が少なく見える。水鳥たちはどうしているか気になった。

観察グループに従いながら、ベテランの方から解説をいただいたり、自分なりに見たり・双眼鏡で覗いたりしたものを、整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・キジバト: 枯葉の地面に1羽降りていた
・ヒヨ(ドリ): 行くところ何処でも目にする、30羽以上いたようだ
・シロハラ: 木の下の枯れ草にまぎれて1羽いた、教えていただきシロハラと知る
・シジュウカラ: 木の枝の中や、葦原に多数いるはず・・・、だが飛ぶ一瞬しか見られない
・ツグミ: 遠く地面にいるのを双眼鏡で覗いても、小さくて同定できる自信はない
・ハクセキレイ: 観察道の中央にいて、ランナーが近づいても動じないのはさすが!
・モズ: 橋の下の小木にいたが、双眼鏡で見ても小さくて同定できる自信はない
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・カルガモ: 小川を上流にたどると堰(せき)がいくつかあって、30羽近くも見られた
・ダイサギ: カルガモと一緒に、川底のエサをついばんでいるのが見られた
・クイナ: 2度登場したそうだが・・・見ることができなかったのは残念!

「ダイサギ」と背を向けたままの「カルガモ」

苗圃(びょうほ)
ここでは、公共施設(並木道、公園など)に植える苗木を育てているそうだ。苗木は、約120種類(イチョウ、ウメ、サクラ、サルスベリ、ハナミズキ、ハナモモなど)あるという。
・ソシンロウバイ: この木の区画は全てが満開で、柔らかな香気を漂わせていた
・ウメ: 一本のウメの木が、枝先に花を咲かせていた(次の写真)

公園の「ウメ」の花が咲き始めた

ところで、帰り道、或る民家の塀越しに大きなウメの木が盛大に花を咲かせているのを見た、圧巻であった(当然ながら写真を撮ることはできない)。

2023年2月3日金曜日

節分 2023

節分」のきょう、各家庭では「は外」・「福は内」とばかりに(特に子どもたちがいれば)大声で叫んで豆をまく。子どものころの節分はそうだった。

鬼退治の風習は、「追儺」に起源に持っているそうだが、一度としてさかのぼった記憶はない。ということで、「」についてネット上を検索してみた。

(本ブログ関連:”節分”)

数日前のTVニュースで、節分の行事について報じた際、ある神社の豆まきを次のように紹介した。そこでは豆まきの掛け声が「福は内」だけしかないという。宮司は「(神社の)内側に鬼がいないから」と理由を説明した。社に侵入できない鬼は、外側の世間に満ち満ちているようで、毎年節分に、各家庭から追い出される。

わたしは豆まき用の大豆をすでに購入している。撒くよりも、もっぱら食している。豆が体の中に入れば、わたしの内から鬼が退散するのではないか・・・と。

ところで、下記Youtubeの説明で、鬼に対して防御の役割を果たした「方相氏(ほうそうし)」(鬼追い神)は目を多く持っていて、最初の鬼といえる「酒呑童子」も目を多数持っていたことから、方相氏のイメージが鬼に転じたのではないかと語られている。

また、節分の大豆を < なぜ炒るのか > について、次のブログ*に、鬼の「目」をつぶすべき大豆が、生だと地に落ちて「芽」が出るからという解釈もあるそうだ。

(*)ブログ「オリーブオイルをひとまわし」:節分に炒り大豆をまく理由は?
        ー https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/02/post-1382.html

Youtube ガリレオ Ch:「鬼の正体 今の日本があるのは鬼のおかげ?」
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・大阪府 八尾天満宮: 鬼 ⇔ <方相氏(鬼追い神)+ 天狗>
    - 京都府 日本の鬼の交流博物館: 初期の鬼は目に見えない存在
    ー 倭名類聚抄: 隠(おん、おぬ)→ 訛って鬼に転じる(見えない鬼)
    ー 酒呑童子: 目が複数=方相氏も目が複数ある説(見える鬼・見える存在になる)
・能面: 象徴的な顔、角がある鬼は女性だけ(=般若、結婚の衣装に角隠しがある)
・鬼退治: 鬼は退治されるが、その後その土地に祭られる
    ー 桃太郎ばなし: 桃太郎のモデルに「吉備津彦命」、鬼のモデルに「温羅(うら)」の説がある
・鬼: 鉱山、製鐵、土木技術を持っていた集団という説がある

(追記)
歴史研究者には、鬼を資料の中で収束、筋立てしようとするが、はたして縄文・弥生の膨大な時間の中で生活を営み、精神世界を形成してきた日本固有の継承にまで思いいたっているだろうか。

2023年2月2日木曜日

聊斎志異 「耳の中の小人 - 耳中人 」

 きのうのブログ(2/1)に、耳の中で<がさごそ>と音のすることが続いたので耳鼻科で診てもらったところ、耳奥に小さな髪の毛が入っていたことを記した。

そういえば、耳の奥で何かの物音がする話を、以前読んだ気がする。中国清代前期の短編集「聊斎志異」(立間祥介編訳、岩波文庫)の第二話に「耳の中の小人 - 耳中人」があって、この機会に掌編を見てみた。

(本ブログ関連:”聊斎志異”)

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主人公の譚晋玄(たんしんげん)が、導引の術(不老長生法)を習得中に経験した話だ。結跏趺坐(けっかふざ:仏教徒の座禅の姿勢)しているとき、耳のなかで「会おうか」というかすかな声がした。その後、結跏趺坐するたび聞こえるので、みずから「会おうか」と答えたところ、三寸ばかりの獰猛(どうもう・ねいもう)な顔をした夜叉(鬼)が飛び出してきた。おどろき狂い、気が遠くなった主人公は、半年ばかり養生して快方に向かったそうだ。
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はたして耳から出てきた夜叉はどこへ行ったのやら。私の場合、ただ<がさごそ>する髪の毛でしかなったので、ニンマリ笑いで終わったが・・・。今年から、仙人の境地して過ごしたいと宣言したばかりなのに、いい具合に聊斎志異とつながらないのは残念である。

2023年2月1日水曜日

mini-USB、micro-USB、耳の中の音

mini-USB、microUSB

先日、道具箱を整理していたとき、昔使ったTranscendの「MP710」(MP3プレイヤー)が出てきた。とっくに充電パワーは切れていて、コネクタ部分を見ると小型USBの口がある。それに合ったUSBケーブルを探したが見つからない。

MP710の取説をネットからダウンロードしたものの、適切なケーブル名を読み取ることができなかった*。

(*)実は取説に具体的な説明があった。「マイクロ」を一般的な表現と誤解していた。
    「USB ケーブルのマイクロ USB 端子を MP710 のマイクロ USB ポートに接続・・・」

そこで、「MP710 USBケーブル」とネット検索してみたところ、いろいろなケーブル類が並んだため、その中から試しに「mini-USB Bタイプ」(デジカメ、家電用)ケーブルをネットで発注した。きょう届いた・・・。けれど適合しなかった。

身の周りにあるケーブル類を再び探し周ったところ、古いガラ携で使用した「micro-USB Bタイプ」ケーブルが出てきた。これを接続したところ、運よくピッタリ合致して充電を始めた。小型のUSBに、<mini-USB>と<micro-USB>があることを初めて知った(しかも、それぞれにAタイプ、Bタイプがある)**。

(**)参考ブログ「緋色の研究」  感謝。
  -「mini-USBやmicroUSBのA、Bの違いは?USB事情と全規格解説」(2016/11/23)
      http://yuu73.xsrv.jp/usbkikaku

教訓。機器が用済みになっても、とりあえず関連したケーブル類は捨てずに持っておくことを痛感した。


耳の中の音

ここ数年、左の耳の中で<がさごそ>と音がした。耳掃除をするものの変化がない。しばらくすると、それが止むことがある。そして何かの拍子に<がさごそ>が再び始まるのだ。

耳鳴りではない。一体何なのだと気になり、ついにきょう、地元のクリニックで診てもらった。最初、耳の中はきれいですよと医師はいったが、髪の毛を見つけて取り出してくれた。<がさごそ>が、そのとき一瞬にして消えた。

看護師が、ガーゼの上に長さ2cmほどの薄くて細い髪の毛を置いて見せてくれた。医師も看護師も、そして患者のわたしもニンマリ笑った。わたしは「長年の謎が解けました」と礼をいった。

どうやって、あの髪の毛が耳奥に潜り込んだのだろう。謎か? いや謎でもないな。