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2024年6月15日土曜日

映画「九十歳。何がめでたい」を見たい

きょうは午前中、公園を巡って草花を(軽く)観察した。そして午後は、久し振りに近隣街へ出かけて(軽く)買い物をした。今回は、近隣街での買い物について記す。

電車に久しぶりに乗る。買い物はAmazonで済ませればよいのだが、そうするとますます出不精になる。駅の階段を上り下りして、足腰を鍛えるためでもある。電器店やユニクロを廻り買い物をしたが、目当ては書店での本探しだ。

■「ワイド版 散歩が楽しくなる 雑草手帳」(稲垣栄洋著、東京書籍)
「雑草」について多数の著書がある、稲垣栄洋氏の「ワイド版 散歩が楽しくなる 雑草手帳」を書棚に見つけた。雑草はどこにでも在って目にしやすい・・・身近に観察できる気安さに合わせて、興味深い話題を散りばめた、とても読みやすい図鑑でもある。例えば、次のように。
・「シロツメクサ」は「詰め草」でマメ科。「ツメクサ」は「爪草」でナデシコ科。
・ダーヴィンが「種の起源」の中で、「アカツメクサ」を例に、「野良猫が多い村では、クローバーがよく茂る」と書かれた、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の話を紹介している。その理由は・・・。


■「九十歳。何がめでたい」(佐藤愛子著、小学館文庫)
ところで、かつて狐狸庵先生(遠藤周作)と仲の良いグループに作家の佐藤愛子がいて、今も女性版狐狸庵の役割を果たしている・・・とても息の長い活動のようで、今回、齢に合わせて書かれたエッセイが映画化されるという*。今月の21日に全国公開とのこと。

書店と同じビルに喫茶店があって、そこでしばらく読んでみた。べらんめえ調の刺さる言葉を随所に配置していて、その表現に噴き出し、思わず身をよじらせた。老化が何だ、老化ですべてを片付けるなよといわんばかり・・・啖呵の切り方が本当にうまくて納得できる。映画もぜひ見てみたいと思っている。

(*-1)松竹株式会社: 映画『九十歳。何がめでたい』
    ー https://movies.shochiku.co.jp/90-medetai/
(*-2)予告編:「『九十歳。何がめでたい』本予告60秒【6.21㊗公開】」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=V9QOk8sDNvw&t=60s

紫陽花、半夏生

きょうは午前中、公園を巡って草花を(軽く)観察した。そして午後は、久し振りに近隣街へ出かけて(軽く)買い物をした。今回は、公園巡りについて記す。

公園に、あまり目立たない出入口があって、木立に覆われた湿った場所がある。そこに、いろいろな姿をした「アジサイ(紫陽花)」が一列に植えられている。アジサイは、普段どこでも目にする余りにも身近な存在である。実は原産は日本とのこと。ちなみに、アジサイの学名の命名に、シーボルトとの因縁がある*。
(*)「アジサイとシーボルト」(神戸市立森林植物園 あじさい情報センター)
    ー https://www.kobe-park.or.jp/shinrin/ajisai/arekore/arekore07/

アジサイは、細い幹がいくつも伸びて、その先に大きな花を咲かせる様から、大型の野草と勘違いしてしまいそうだが、落葉低木の一種であり、その花は、色も形も多様だ。Wikipediaによると:
・アジサイの花は、4枚の顎(がく)片が変化してできた装飾花だそうだ。
・アジサイの花の色は、土壌の酸性度(ph)によって色が変化する。「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になる。色彩は、〔土壌のアルミニウム・イオンの量〕 + 〔アジサイの色素アントシアニン〕の反応により決まるという。

アジサイの原種は、日本の「ガクアジサイ」で、次の写真の右端の形態にあたるが、似たものに「ヤマアジサイ」があって、公園のアジサイがいずれなのかよく分からない**。


(**-1)ウェザーニュース:「大きいのはどっち? ガクアジサイとヤマアジサイの見分け方」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=Mppy_B3y95M
(**-2)追記 6/17: 葉の形状について、うぶ毛が少なく・やや厚いことから、ガクアジサイと推測した


オカトラノオ(写真左)、ハンゲショウ(写真中央)、クサノオウ(写真見)
公園併設の「自然観察園」の西側を(軽く)巡ってみた。土曜日でもあり、子連れの家族や、中高年の集団が多く訪れていた。
・「オカトラノオ」: アニメの「ちびまる子ちゃん」に登場するキザ(気障)な性格が特徴の「花輪くん」の髪形を思い出す。ちょっと異質感をかもし出す白色総状の花が目立つ。
・「ハンゲショウ」: またこの季節が来たかと。昔の女性が、首筋に白粉を厚く塗り付けた様をどうしても想像してしまう。
・「クサノオウ」: とても地味な花だが、「皮膚疾患に有効な薬草という意味で瘡(くさ)の王だという説」(Wikipedia)があるそうだ。見かけによらず、薬効があったのだろう。