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2024年11月3日日曜日

文化の日 2024、自然観察園

きょうは国民の祝日「文化の日」である。日ごろ文化的な生き方と無縁なため、文化的な関心は疎いけれど、文化勲章受勲者がどのような方々か知りたくネットのニュース記事を見た。

(本ブログ関連:”文化の日”)

受勲者の中で身近に感じたのは、漫画家の千葉徹也(ちばてつや)氏だろう。わたしら世代にとっては、週刊漫画誌「週刊サンデー」に掲載された「紫電改のタカ」(1963年(昭和38年)~1965年(昭和40年))が印象深い・・・今いわれるような「戦争の二面性」などと当時は思ってもいなかった。戦争経験者の両親世代が、戦後をまさに経済復興させていたころ、その時代背景に、まだ戦争を生きのびた者たちの価値観が残っていた。


自然観察園
きのうの雨とうって変わって快晴の午前中、公園に併設の「自然観察園」へ開園時刻(9:30)に合わせて出かけた。日曜日のせいか、観察園の入口にはすでに5、6人並んでいた・・・その後も人びとがつぎつぎ訪れた。

アザミ
・入口で配布の「観察順路図」をもとに巡る。小さな斜面の「かたくり山」に、「トネアザミ」と「タカアザミ」が隣接して記されている。次の写真のアザミがどちらか確信持てない。ネットによれば、「トネアザはが関東地方の山野に多く見られ」、「タカアザミは関東地方の海岸近くに多く見られる」とのこと。
・アザミの花の蜜を吸いに、黄茶色の地に黒の紋が点々と付いた蝶が来ていた。普段、昆虫を観察していないので蝶の名は不明だが、ネットで画像検索したところ「ヒョウモン蝶」と表示された。なるほど、そんな感じだったような気がする。


フユイチゴの実(写真左)、ムベの実(写真右)の実
・かたくり山の斜面から観察順路にもどるとき、緑の広い葉の隙間に「フユイチゴ」の赤い実が見えた。イチゴの仲間だそうだが、葉のサイズが大きすぎて見落としてしまいそう。
・観察園の出入り口のそばに竹柵があって、いろいろなツル性の植物が育っている。その中に隠れるように、タマゴ大の薄紫色した実を見つけた。つる性の「ムベ」*の実で、天智天皇に贈ったこの果実から「むべなるかな」の語源に使われたようだ。
(*)ムベはアケビ科の植物で、道理で実が「アケビ」の実に似ているわけだ。


カワセミ(写真左)、アオサギ(写真右)
・観察園内の「かがみ池」を望む板橋で、望遠カメラで撮影していた人がいた。池の中央に立つ小木の上に「カワセミ」がとまっていると教えてもらった。きょう手持ちのポケットサイズのカメラでは、写真はこれが精いっぱい。(観察路の帰り道、探鳥会のメンバーと出会ったところ、カワセミはこの池にもよく来るとのこと)
・観察園を出たとき、小川の岸辺に「アオサギ」が、例によって1羽たたずんでいた。少し近づいても泰然と構えていたが、しばらくして草陰にかくれた。