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2024年7月31日水曜日

(パリ五輪) 柔道男子81キロ級 永瀬貴規選手 金メダル、夕立

きょうで7月が終わる。一年の半分と少しが終わっただけ。こんななか、オリンピックがたけなわ、夏も盛りで、カレンダー上の区分は曖昧。しばらく日射と夕立がつづく。

パリ・オリンピックの第5日、早朝のテレビニュースで、永瀬貴規選手が柔道男子81キロ級(この階級五輪史上初の連覇〔東京→パリ〕)で優勝したことを知る。実にめでたい。

(本ブログ関連:”オリンピック”)

連日、金メダルのニュースを見て、日本人選手の金メダル獲得を記してきたが、ちょっと小休止したい。正直、正確な情報を確認するのに息が続かない。

もちろん、オリンピックの金メダルは特別で、銀も銅も輝かしい。表彰台に立つ選手たちに心合わせられる特別な機会でもある。だから、毎日、選手たちの結果をこれからも追っていく。

ところで、今回のオリンピックで、日本選手に対する判定について、「物議」などと不満を煽(あお)る記事タイトルがネット上に散見される。これまでの日本的スポーツ観にそぐわないものだ。内側からむしばむような記事には注意して臨みたい。

七月の夕立
テレビの天気予報で、気象予報士の今村涼子さんが、今年の東京の7月の「夕立」が何と20回あったと解説されていた。確かに、雷鳴が轟き、ザザッと雨が激しく叩く音がすることが多々あった気がする、それも短時間のこと。

わたしの日ごろのお天気確認は、「雨雲レーダー」による雲の動きと、当日・明日の1時間ごとの天気予報を見ることだ。

2024年7月30日火曜日

(パリ五輪)体操男子団体・スケートボード男子ストリート 金メダル (雑談)社内アンケート

パリ・オリンピックの第4日、決勝までの順位を <大逆転> して、金メダルを獲得した日本選手の活躍があった。
・体操男子団体(橋本大輝、萱和磨、谷川航、杉野正尭、岡慎之助の各選手たち)が総合で、優勝した。
・堀米雄斗選手がスケートボード男子ストリートで優勝した。

 観戦者として昼夜逆転が起こっている・・・深夜のテレビの前で、うつらうつらしている。


さて標題の件。
あるサイト*で、会社に対する「匿名アンケート」の回答依頼メールについて話題になっている。結局、匿名性とやらが疑問だらけということなのだが。
(*)らばQ: http://labaq.com/archives/51958828.html

会社が知りたいことに、どのように対応したか白状する(しょうもない話だが)。
① 健康診断: 検診日の2週間ほど前から、食事制限と運動(高尾山など軽登山)を徹底する。
    ー 検査の結果、目を見張るほど良いのに驚くだろう。
② コミュニケーション診断(社内ネット経由): 匿名方式だが、強い精神力を持った理想的な別人になりきって回答する。
    ー 調査会社の質問項目は複雑に並べられているが、惑わされることなく回答できる。

スポーツ選手の日々の練習、努力に比べて、庶民はこんなことでやり過ごしている。

2024年7月29日月曜日

(パリ五輪)3種目で金メダル、公園のクズ(葛)とサルスベリの木

パリ・オリンピックの第3日、日本選手の金メダル状況がせわしくなったようだ。
・阿部一二三選手が柔道男子(66キロ級)で、
・吉沢恋選手(何と14歳)がスケートボード女子ストリートで、
・加納虹輝選手がフェンシング男子エペ個人で、それぞれ金メダルを獲得した。
テレビニュースで、勝利の結果(ライブで見た試合、見てない試合)をあらためて確認して喜ぶ。

きょうも暑く、最高気温は 38.0℃(12:22)で、今月7/8の 39.2℃ に次いで2番目の暑さ(7/20も 38.0℃で同様)だった。多少の風があったせいか、熱射に包まれるような圧迫さはなかった。

昼下がり(午後3時過ぎ)、先日(7/27)の「野鳥観察」で話をうかがった「クズ(葛)」の様子が気になり公園へ出かけた。クズが立体的に樹木を覆ったり、平面的に野草を覆ったりして、草木を枯らすという現実をもう一度確認したくなったからだ。観察会で、野草にクズのツタ(蔦)が絡みついている様子を写真に撮ったが、木にからみついている写真は撮っていない。

(本ブログ関連:”クズ”)

クズの葉に覆われた木の名前
クズに覆われた樹木の現場に行ったところ、クズのツタ(蔦)が地上から切られていた。駆除対象になったのか・・・。
● 先日(7/27)、木の名前を聞き漏らしたため、再度現場に戻ったところ、木の近くに「ヤマボウシ」の標識が立っていた。そこで、クズに覆われた木がヤマボウシなのか確認した。
① 管理センターへ行って、写真を元に聞いてみたが、現場確認ができず不明とのこと。
② 再度現場に戻ったとき、近くの木に「サルスベリ(百日紅)」の標識があるのを見つけた。
③ そのとき、公園の作業者関係者らしい方が、専用車に乗って通り合わせたので質問したところ、ここ一帯は「サルスベリ」の苗圃(びょうほ)で白い花が咲くとのことだった。(ヤマボウシは、その標識から離れた場所に若木があるのを教えてもらった)

● ひこばえ(蘖)
サルスベリの木の判別に難儀したのは、幹の回りに「ひこばえ(蘖)」の若木が群がっていて、サルスベリらしいつるつるした形状の幹が見つけにくかったからだ。上記の作業関係者の方から、ひこばえの言葉を教わった。

最近、サルスベリの紅や白の花を、民家の塀越しに見受けられるが、苗圃のものは開花が遅いようだ。

(本ブログ関連:”サルスベリ”)


クズ(葛)に覆われたサルスベリ(写真左)、クズの花(写真右)
・「クズ」に覆われたこの写真では、管理センターの方が何の木か不明といわれるのも無理はない。木立の中の別の木に「サルスベリ」の標識を見かけてようやく確認できた。
・クズの葉をいろいろ調べているうち、紫色のクズの花を見つけた。確かにマメ科らしい花のように見える。

2024年7月28日日曜日

(パリ五輪) 通算500個目のメダル、女子48キロ級で金(角田夏実選手)

きのう(7/27)開催の「パリ五輪」第2日目、にわかファンが感動したこと。暑さに寝苦しい(きょうの日付にかわった)深夜、柔道の試合をテレビ観戦した。日本人選手が金メダルの瞬間、テレビ画面に向かって思わず拍手した。

女子48キロ級決勝で、角田夏実選手(31)が得意の「ともえ投げ」で優勝を決めた。
今大会、日本勢の金メダル1号となり、夏季五輪通算500個目のメダルになった。同階級で、谷亮子選手以来、20年ぶりの金メダルとなったそうだ。
以前、テレビの選手紹介番組で、角田選手の素顔を見たこともあり、にわかに熱のこもった応援をした。やっぱり、メダルはいいものだ。

(本ブログ関連:”オリンピック”、”柔道”)

■ スポーツ報知
「【パリ五輪】角田夏実 幸運呼び寄せた こめかみの円形テープ『なんかここに貼るとそういういい効果がある』」(2024.7.28 4時33分)より抜粋
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◆パリ五輪 第2日 ▽柔道(27日・シャンドマルス・アリーナ)
【パリ(27日)=林直史】女子48キロ級決勝で、角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が、バーサンフー・バブードルジ(モンゴル)から得意の「ともえ投げ」で <技あり> を奪い、優勢勝ちを決めた。日本勢の夏季五輪通算500個目のメダルを、日本勢の今大会1号となる金メダルで飾った。
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(付記)
「ヒルビリー・エレジー」
きょう、わが家の郵便ポストに、Amazonに発注した文庫本が届いた。
11月5日の米大統領選挙に、共和党代表として立候補した「トランプ前大統領」が、副大統領候補に指名した、若き政治家「J・D・ヴァンス」(1984年8月2日~、39歳)が、2016年に米国で出した自伝というべき「ヒルビリー・エレジー  アメリカの繁栄から取り残された白人たち」(関根光宏・山田文訳、光文社未来ライブラリー 2022年)だ。

「はじめに」の書き出しに、自ら「現在31歳」と記している。壮絶な人生を経験した若者が、庶民に通底する意識を、そして守るべきものを著したといわれている。
実は、下記の長谷川幸洋氏のYoutubeチャンネルで、内容が詳細に紹介されているのを視聴して、本書を求めた次第。
ー テレビやYoutubeで、政治評論家とされる方々が本書について概要を紹介しているが、長谷川氏の解説ほどに響かなかった。

■ 長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル(ライブ配信)
「【なぜトランプはJ.D.バンスを副大統領候補に選んだのか】『ヒルビリー・エレジーでの訴え』」(2024/07/16)
https://www.youtube.com/watch?v=D-uA27jd3MQ

2024年7月27日土曜日

野鳥観察(70)

月2回(第1・第4土曜日)開催の野鳥観察(探鳥会)に、2020年8月22日に初めて参加して、以来、欠席などを除いて(私の区切りであるが)、きょうで 70回目にあたる。全くの初心者が、よくもまあ長続きしたものと驚く。同時に会員の方々から解説、指導、助言などいただいたことに感謝しなければならない。

とはいえ観察力は、いまだ初心者のまま低迷している。そんな揮発性のメモリーを補うため、このブログにせっせと、回ごとの行動・成果を書き続けている。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

快晴の今朝、探鳥会に出席するため家を出た。ふと忘れものに気付いて家へ戻り、数分後に通り道を再度進んだ瞬間、朝陽が急にまぶしくなった。わずかな時間差ながら、太陽は高度を上げて、民家の家並を越えて、照らし出したのだ。こういった自然の変化を、あたりまえにせず(素直に)新鮮と感じるほど、私は歳を重ねたことに気付く。

夏場の探鳥会は、鳥たちも行動をひかえているようで、彼らと出会うのは難しい。デイリーにフィールドの野鳥写真を配信される、ベテランの方の予想通りで、本日の成果は、参加者数 野鳥種類数 となった。参加者が多過ぎるからと笑いになった。

観察の途上、下記内容も含めて、博識の会長やベテランの方から次の話をうかがった。
●「クズ(葛󠄀)」 
・マメ科植物で、根に澱粉を貯え、食材(葛湯・葛餅・葛切り)や漢方薬などの原料になる。
  ー 添加物が一切ないという「吉野葛」があるそうで、一度食べてみたいと思う。
・つる(蔓)を伸ばして、樹木を立体的に、草地を平面的に覆い、草木を枯らす。
  ー 特性を生かして、盛り土などの法面に、雨天による流土防止のため植えることがある。
  ー 米国で、利点をいかして植えたが、現在は <侵略的外来種> 扱いされている*。
  ー クズに付着した日本在来種の「マメコガネ」が米国で拡散して、農産物に被害を与えている*。
    (*)読売新聞: https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20181003-OYT8T50070/2/

● セミの抜け殻
・「アブラゼミ」と「ミンミンゼミ」の抜け殻に大差はないが、触角の有無で判別できる。

●「キョウチクトウ(夾竹桃)」(ベテランの方から、会長と語り合った内容とのこと)
・毒性があり、触ることも、葉を食べることも危険という。
  ー 牛の飼料に紛れ込んで、牛が死亡した。
  ー 「西南の役」の官軍兵士が、戦場で箸(はし)の代わりに、夾竹桃と知らずに枝を折って使い、中毒になった。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。今回、野鳥は鳴き声ばかりで姿が見られず満足なものでなかった(ベテランの方は視認しているが)。
・アオゲラ: 開始早々、鳴き声が指摘された(さえずりだったか、地声だったか覚束ない)
・ブト(ハシブトカラス): フィールドの外側に1羽いたが、ずいぶん大きく見えた
・シジュウカラ: 鳴き声が指摘されたが、これも覚束ない
・スズメ:グラウンドのネット塀の外側に、多数鳴き声がしたが、姿が分からない
・ドバト(カワラバト): 土手斜面に群れていた。随分黒ずんだものもいる
・キジバト: 小川の水門?のコンクリート上に1羽いた
・カワセミ: 指されたとき、葦の枯葉が揺れるのだけ気づいた
・コゲラ: 鳴き声が指摘されたが、これも覚束ない
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・カルガモ: 小川の葦の隙間、二地点で見る
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・クズ(葛): (上掲の通り)
・マツヨイグサ、オオマツヨイグサ、メマツヨイグサ、コマツヨイグサの4種類がある
  ー 花が萎んだとき、オオマツヨイグサ、メマツヨイグサは黄色のまま
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・セミの抜け殻: 開始早々、幹についていた
・ミンミンゼミ: 名前の通り鳴くと気付かされた
・シオカラサナエ?:(「サナエ:早苗」の時期に登場するの意で、きれいな水辺に棲む)
・マメコガネ:小さな粒のように見えた
・カミキリムシの仲間:正式な名前は後で教えていただく


カルガモ(写真左)、ドバト(写真中央)、キジバト(写真右)
・最近、小川の岸の草刈り時、水際の葦を残すようで、水上の「カルガモ」の発見に手間取る。
・カラスと見間違うほど黒ずんだ「ドバト」が群れにいた。ドバトの姿は多様とのこと。
・小川の水門?に、超然と1羽の「キジバト」がたたずんでいた。こちらは、模様が鮮明。


クズ
・平面的に広がった「くず(葛)」が、つる(蔓)を伝わせて野草を締め付けている、よく見れば恐ろしい光景だ。


セミの抜け殻(写真左)、シオカラサナエ?(写真中央)、カミキリムシの仲間(写真右)
・抜け殻が木の幹についていた。写真を見ると、触覚が見える。何セミの抜け殻か教えてもら機会を失した。
・トンボが静かにとまっていた。名前は「シオカラサナエ」と聞こえたが、ネットにヒットする情報がない。聞き違えたか?
・足が朱色で、背が緑色に美しく輝くカミキリムシ、正式な名を後で聞くことになっている。

2024年7月26日金曜日

第33回 「パリ」オリンピック 開催

2016年の「リオ」、2020年(コロナのため実質2021年)の「東京」に続き、2024年の第33回オリンピック競技大会は、「パリ」できょう(7/26)から 8/11 まで開催される*。
(*)公益財団法人日本オリンピック委員会: https://www.joc.or.jp/games/olympic/

(本ブログ関連:”オリンピック”)

正直なところ、前回が東京大会だったこともあって気が抜けたのか、それとも暑さのせいか、線状降水帯による災害のせいか、世間はこのイベントに対して盛り上がりに欠けているように見える。気のせいだろうか。

私にしたら、足腰の按配がよくないこともあり、運動(競技)への関心が年々乏しくなっている。なにしろ、初めて関心を深めた、1964年の東京大会から以降、オリンピック競技会が何度繰り返されてきたことか。歳をとると、感動まで摩耗する。

ところでオリンピックと関係ないが、きのうの年配者向け「体操教室」で、指導の先生からこんな話をうかがった。
教室参加者なら誰もが知っているだろう、日本のバレー界を先導したバレリーナの「森下洋子」さんから、次のような日々欠かさず練習する必要性を聞いたという。
「バレリーナは練習が大切で、一日休むと自分が分かり、二日休むと廻りに知られ、そして三日休むと観客に気付かれる」とのこと。

オリンピックに出場する(選抜される)ため、選手たちがいかに切磋琢磨、精進してきたかを、テレビで試合観戦するとき想い起こしてみたい。 (にわかファンができることといったら、それくらいでしかない)

2024年7月24日水曜日

土用の丑の日(第1日)/ 新幹線500系の2027年運行終了

昼過ぎ、雨音とともに雷鳴が遠近にとどろいた。例年の夏と比べて、雷が多い気がする(「ゲリラ雷雨」というのかな)。

今年は「土用の丑(うし)の日」が2回あって、きょうは「一の丑」にあたり、「二の丑」は 8/5 となる。その間(およそ一週間)に、「うなぎの蒲焼」を食わねばならぬという観念にとらわれる。源内先生の、うなぎの効用宣伝にすっかりのせられているわけだ。

(本ブログ関連:”土用の丑”)

丑(うし)の日なのに、うなぎとは。牛食は、明治の開化期に欧風にあわせた若者が、頭をポンとたたきながら食ったもの。それ以前の江戸期に、魚類のうなぎを食ったからといって珍しいことではない。

芭蕉が「奥の細道」の旅に出立した千住大橋のたもとを見に、日光街道の歩道を北へ進んだとき、路上に煙がもうもうと立ち込めていた。うなぎの蒲焼を売るだけを商いにした店舗から漂っていたのだ。食べる場所なんて置いていない。蒲焼に専念した職人気質が実に小気味よかった。

都下のこの街に探せば、うなぎ専門店を数軒見つけることができる。ただし、店構えが古めかしくて、主が気にかけていないのではと推測する。数年前、隣り町にあった人気店も閉まっているし、商売として実は厳しいものがあるのかも知れない。けっきょく、都心寄りの小じゃれた店へ、年中行事のように行くことになるのだが。


(付記)
■ 読売TV
「【速報】新幹線『500系』2027年めどに『引退』JR西日本が正式発表 営業時速300キロ達成 現在は『こだま』として運行」(2024年7月24日 14:00)
https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/ytb6b7135bc8274d50ae3a7fb7c5fc5547
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・JR西日本は、山陽新幹線の「こだま」として運行している「500系」車両について、2027年をめどに運行を終了すると発表しました。
・JR西日本によりますと、「500系」車両は、現在6編成が運行していますが、このうち4編成については2026年度末をめどに、残りの2編成についても2027年をめどに「引退」し、すべての車両の運行を終了するということです。
・~運行終了の時期については「未定」としていました。
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むかし、大阪出張の際、東京駅の早朝6時発の500系に乗車した。先頭車両は、他と比べて群を抜いて優美であり、子ども心に戻してくれた。そして必ず、パンタグラフの形状を何度も確認した。500系は、いまだに未来感がある。松本零士の「銀河鉄道999」のメーテルがダブってくる。

(本ブログ関連:”新幹線500系”)

2024年7月22日月曜日

大暑 2024

きょうは、二十四節気の「大暑(たいしょ)」で、快晴が続き、気温が上がる真夏のころ。確かに外に出ると熱気にどっぷり浸かって、まるで温泉の湯に投げ込まれたような気がする。思わず「暑過ぎるだろ!」と口走りそう。

(本ブログ関連:”大暑”)

今月に入って暑い日が続く。最高気温が 35℃以上の「猛暑日」*について見ると、月半ばに梅雨の雨天が続いて気温が降下したものの、「梅雨明け」(7/18)にともない盛り返してきた。
7月 4日:35.5℃、5日:36.1℃、6日:35.5℃、7日:37.0℃、8日:39.2℃、・・・
    19日:36.3℃、20日:38.0℃、、21日:35.6℃、22日:37.9℃(13:35)
(*)気象庁: 夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜などの用語
        ・夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
        ・真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
        ・猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
        ・熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)

気象庁の用語にないが、最高気温 40℃以上が目前で、日本気象協会の提案した「酷暑日」が用語に取り入れられるかも知れない。ここ数日、濡れタオルを首に巻いてしのいでみたが、すぐに乾いてしまい、クーラーが復活した。薄手からやや厚手に着替えることになり、実に変な話だ。

(本ブログ関連:”酷暑日”)

ところで、この時期に「土用の丑の日」(今年は7月24日、8月5日)があって、それに因んでスーパーなどでは「うなぎの蒲焼」パックがたくさん並んでいる。本格的な「うなぎ屋」で喰ってみたい気もするが・・・。

(本ブログ関連:”土用の丑”)

大暑をさらに分けた、七十二候には次の三候がある。
・初候: 始結花(きり はじめて はなをむすぶ) : 桐の実が生り(実を結び)始める
・次候: 土潤溽(つち うるおいて むしあつし) : 土が湿って蒸し暑くなる
・末候: 大時行(たいう ときどきふる) : 時として大雨が降る

七十二候では夏の気配満々だが、考えてみると、この大暑も次は「立秋」になる。暑さに閉口したのに、秋がもう待ち構えている。暑気から涼しさへと文字上納得して、心がまえする必要性を気付く。一年の後半が、すでに待っていると。

2024年7月21日日曜日

アポロ11号 人類初月着陸 55周年(日本時間 1969年7月21日 05時17分)

きょうも早朝にどしゃ降り(にわか雨)があった。

55年前、日本時間のきょう(日本時間 1969年7月21日  05時17分 JST=日本標準時 / 1969年7月20日 20時17分 UTC=協定世界時*)、米国(NASA)が打ち上げた「アポロ11号」が月着陸に成功した。その後、1969年7月21日 11時56分15秒(JST)/ 7月21日の02時56分15秒(UTC)に、ニール・アームストロング船長が人類初めて月面に降り立った。
(*)UTC:「ちょっと便利帳」: https://www.benricho.org/worldtime/utc_to_jst.html

(本ブログ関連:”アポロ11号/計画”、”フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン (Fly me to the moon)”)

アームストロング船長は、左足を月面に踏み降ろしながら、誰もが知るあの言葉を次のように言った。
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これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。
(That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.)
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当時、腰痛で入院していた私は、月着陸のニュースを病室のベッドで知った。新聞で詳細な情報を知りたく、家族に駅で販売している大手新聞各紙をまとめて買ってきて欲しいと頼んだ。時間がたっぷりあって熟読した。退院後、新聞記事をいつものように切り取り、紙箱に保管した。

数年後のこと、戸棚の奥に大切にしまっていた紙箱がなくなっているのに気づいた。何と、紙くずと間違えて捨てられてしまったのだ。
紙箱には、ソ連時代の初の人工衛星「スプートニク1号」(1957年10月4日)、初めて地球周回した「ガガーリン宇宙飛行士」(1961年4月12日)の記事、それを追った米国の「グレン宇宙飛行士」(1962年2月20日)、初めて宇宙へ出た「シェパード宇宙飛行士」(1961年5月5日)などの新聞記事切り抜きが入っていたのに・・・。こんなにガッカリしたことはない。


(参考)
Googleの生成AI Geminiに、サターンロケットとH3ロケットを比較してもらった。両者は目的や用途が異なるが、大きさ・性能のあまりの差に驚く。
Q.米国のサターンロケットと日本のH3ロケットの大きさ、性能など比較してください。
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A.米国サターンVロケットと日本H3ロケットの比較

大きさ
項目         サターンVロケット H3ロケット
全長         110.6m                 63m
直径         10m                         5.2m
発射重量 3,381t                 550t
ペイロード 約140t                 約6.5t

性能
項目         サターンVロケット H3ロケット
推力         7,688kN                 1,076kN
段数         3段                         3段
燃料         液体酸素・液体水素 液体酸素・液体ケロシン
開発期間 11年                         約14年
開発費用 約500億ドル         約2,000億円
打上回数 13回                         3回 (2024年07月現在)

その他
・サターンVロケットは、1961年から1973年まで使用された、有人宇宙飛行のためのロケットです。アポロ計画で使用され、人類を初めて月に送り込むことに成功しました。
・H3ロケットは、JAXAが開発している新型主力ロケットです。2023年10月に初打ち上げが行われ、今後、様々な宇宙開発ミッションに使用される予定です。

まとめ
サターンVロケットとH3ロケットは、大きさ、性能、開発期間、費用など様々な点で大きく異なります。
・サターンVロケットは、有人宇宙飛行のために開発された巨大なロケットであり、H3ロケットは、より小型で軽量で低コストなロケットです。
・H3ロケットは、日本の宇宙開発にとって重要な役割を担うことが期待されています。
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2024年7月20日土曜日

落雷

夕方の18時過ぎ、近所で雷鳴が轟いた。随分とむかし、公園に雷が落ちて、大木の幹が砕け散った現場を見たことがある。稲妻に粉砕され、真っ白な木肌を剥きだして辺りに散らばっていた。自然の脅威に驚き、以来、雷を自然の情景といった捉え方をしなくなった。落雷があまりに近いと、家の電気製品がショートすることだってあるわけで、今こうしてPCでブログに記している最中、少々不安になる。

(本ブログ関連:”落雷”)

やがて雨音が優勢*になり、遠ざかったかと思った雷が、再び思い出したように近くで吠えたりすると、厄介なものといら立つ(余裕も出てきた)。
(*)最近、短時間だけドドッと雨が降る・・・ゲリラ豪雨というのだろうか、そんなことがしばしばある。

こんなとき思い出すのが、まるでドラマのように雷鳴がして、直ぐに雨音とともに歌が始まる「ザ・カスケーズ」の「悲しき雨音(Rhythm of the Rain)」(1962年11月発売)だろう。
Youtubeで、”60s oldies” と検索すると、アメリカ人?が好みの順に選曲した先頭に、けっこう「悲しき雨音」が出てくる。

(本ブログ関連:”悲しき雨音(Rhythm of the Rain)”)

実際は、カミナリの襲来は10分程度でおさまった。

2024年7月19日金曜日

映画「フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン」を見た

きょう封切りの映画「フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン(Fly me to the moon)」を、近隣街の映画館で、しかも最初の上映時刻 9:00 に合わせて見てきた。都市伝説的な関心も含めて興味津々に観劇した。

(本ブログ関連:”フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン (Fly me to the moon)”、”スプートニック・ショック”)

(Youtube:ソニー・ピクチャーズ 映画 予告編)

ストーリー展開には、極秘プロジェクトが裏で進行するといった、見えない力が暗躍する面に重きはほとんどない。1969年当初の月着陸に猜疑心を渦巻かせた懐疑派が完全に消滅してしまった現在、月着陸シーンは、「ロマンチック ・コメディ・ドラマ」のための背景でしかなくなった。

朝鮮戦争でパイロットを経験した男性主人公「コール」(アポロ11号 発射管理責任者の堅物)と、謎の使命を帯びさせられて突如送り込まれた女性主人公「ケリー」(型破りなNASAのマーケティング・プロデューサー)の男女が、仕事上の衝突から、それを契機にロマンスへと展開する。だから、1960年代の雰囲気をいかに感じるかが、観客の一つの楽しみとなる。

飛行機好きには、NASAといえば、すぐにノースロップのT-38「タロン」の真っ白な機影を想い浮かべるが、今回の映画では、ロッキードのF-104「スターファイター」が一瞬出てきたりした。圧巻は、コールがケリーを、愛機のノースアメリカンのP-51「ムスタング」に乗せて、星々が雲間に輝く空を飛翔する場面である。男女が一緒に空を飛ぶ光景はロマンチックだ。
そういえば、むかし見た映画に、「スーパーマン」が、デイリー・プラネット社の女性記者「ロイス」を連れて夜空を飛ぶシーンがあったのを思い出した。七夕には「織姫(おりひめ)」と「彦星(ひこぼし)」が、天の川の星々を見渡し逢瀬する美しい伝説もある。

というわけで、この映画は全編、色調・ファッションを通じて1960年代の「ロマンチック ・コメディ・ドラマ」である。登場人物すべてが善人になるわけで、結局、月着陸(が前提)で、陰謀論は吹っ飛んでしまった・・・だから、これでいいのだ。映画を見終わった後、どんな雰囲気で観客が映画館を出て来るかが勝負なのだから。わたしも善人顔して駅に向かった。

■ SPACE.com
「スカーレット・ヨハンソン*が『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』でアポロ時代の懐かしさを披露(レビュー)」(寄稿者 ジェフ・スプリー)
https://www.space.com/fly-me-to-the-moon-review
(*)NASAのマーケティング プロデューサー役を演じる。他に映画「ルーシー」(2014年)の主役など。


(余聞)
帰り道、「マクドナルド」店が、システム障害で店を閉じているのを見た。近ごろのシステムはとても危うい。先日も、東京ガス利用の個人情報が大量に漏洩したばかり。
アポロ時代は平和だった。その後のメインフレームの時代も。後に普及したインターネット時代になると、自分の財布を開けたまま歩いているようなもの。「ロマンチック ・コメディ・ドラマ」の舞台になることはないだろう。

2024年7月18日木曜日

関東・甲信の梅雨明け 2024

真夏日のきょう、気温33℃のなか、熱中症を恐れず辺りを廻った。
・昼前: Amazonに注文の書籍代をコンビニで支払った。
・昼食: ファストフードで簡単な昼飯を食った。
・昼間: 公園A(南側) ⇒ 飛行場周辺 ⇒ 公園Bを巡った。
・午後: 帰り道、ホームセンターで日用品の買い物をした。
・午後: 薬局で虫刺されの痒み止め薬*を買った。(よく蚊に刺される)
(*)公園から崖線の急坂を上ったとき、どうやらヤブ蚊に刺されたらしい。

(本ブログ関連:”真夏日”)

帰宅後、夕方のテレビニュースを見て、関東・甲信地方が「梅雨明け」したのを知った。今年の「梅雨入り」は平年・昨年と比べてほぼ2週間遅れたのに対して、梅雨明けは1日・4日早い。つまり、とても短期間の <梅雨> だったことになる。

(本ブログ関連:”梅雨入り、梅雨明け”)


気象庁
気象庁は本日(7/18)、関東・甲信地方の「梅雨明け」を発表した。
「令和6年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」 (更新日:令和6年7月18日)
https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html

● 令和6年の「梅雨明け」
地方令和6年平年差昨年差平年昨年
沖縄6月20日ごろ1日早い5日早い6月21日ごろ6月25日ごろ
奄美6月23日ごろ6日早い2日早い6月29日ごろ6月25日ごろ
九州南部7月17日ごろ2日遅い8日早い7月15日ごろ7月25日ごろ
九州北部7月19日ごろ7月25日ごろ
四国7月17日ごろ7月16日ごろ
中国7月19日ごろ7月16日ごろ
近畿7月19日ごろ7月16日ごろ
東海7月18日ごろ1日早い2日遅い7月19日ごろ7月16日ごろ
関東甲信7月18日ごろ1日早い4日早い7月19日ごろ7月22日ごろ
北陸7月23日ごろ7月21日ごろ
東北南部7月24日ごろ7月22日ごろ
東北北部7月28日ごろ7月22日ごろ

● 令和6年の「梅雨入り」
地方令和6年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月21日ごろ11日遅い3日遅い5月10日ごろ5月18日ごろ
奄美5月21日ごろ9日遅い3日遅い5月12日ごろ5月18日ごろ
九州南部6月8日ごろ9日遅い9日遅い5月30日ごろ5月30日ごろ
九州北部6月17日ごろ13日遅い19日遅い6月4日ごろ5月29日ごろ
四国6月9日ごろ4日遅い11日遅い6月5日ごろ5月29日ごろ
中国6月22日ごろ16日遅い24日遅い6月6日ごろ5月29日ごろ
近畿6月21日ごろ15日遅い23日遅い6月6日ごろ5月29日ごろ
東海6月21日ごろ15日遅い23日遅い6月6日ごろ5月29日ごろ
関東甲信6月21日ごろ14日遅い13日遅い6月7日ごろ6月8日ごろ
北陸6月22日ごろ11日遅い13日遅い6月11日ごろ6月9日ごろ
東北南部6月23日ごろ11日遅い14日遅い6月12日ごろ6月9日ごろ
東北北部6月23日ごろ8日遅い14日遅い6月15日ごろ6月9日ごろ

2024年7月17日水曜日

フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン

ジャズの「フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン (Fly me to the moon)」(1954年)を知ったのは、リリースされたずっと後のこと、中学生のころだったか。ナット・キング・コール(Nat King Cole)が歌ったのを聞いたのが最初だったと思う。そのせいか、てっきり彼の持ち歌だと思い込んでいた。うっすらエコーの効いた彼の歌声は、月光の澄んだ夜空を浮遊するような感じがして洒落ていた。

(本ブログ関連:”フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン (Fly me to the moon)”)

同名タイトルの映画が、今月19日に封切られるという。1969年に人類が月に初着陸を試みるとき、失敗を恐れた当局は、極秘裏にバックアップ用偽着陸シーンを制作するプロジェクトを進行させる。といった展開の中で繰り広げられる「ロマンチック ・コメディ・ドラマ」だそうで、興味津々、楽しい映画になりそう・・・近々見たく上映館を探している。

(本ブログ関連:”スプートニック・ショック”)

ところで、日本のバブル期に話題になった、映画「私をスキーに連れてって」(1981年)の題名の付け方が、フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン の「私を月に連れてって」にあやかったのだろうと勝手に想像した。実は、この映画を見ていない。ただ、原田知世の白いスキー衣裳が印象に残っている・・・。

ジャズ・スタンダードであるフライ・ミー・トウー・ザ・ムーン について、誕生まで遡って調べてみたら次のことを知った(Wikipedia 他)、
・1954年、作詞・作曲家バート・ハワードが書き、初演はフェリシア・サンダース(Felicia Sanders)が歌った。
・原題は「イン・アザー・ワーズ(In Other Words)」で、確かに歌詞中繰り返される。
フェリシア・サンダースは、第二次世界大戦中、キャンプや病院で歌うことが自分の義務と考え、「歌ってみようと思った」という。また、ナット・キング・コールの解説には、この曲との関わりが触れられていない・・・残念。

そこで、Youtubeで、フェリシア・サンダースの歌う「In other words (Fly me to the moon)(1954)」を聞いてみようと思う・・・実は初めてのこと。ここ(この盤)では、しっとりと永遠の愛を願うように歌っています。

(Youtubeに登録の Manel Font Pons に感謝)

2024年7月15日月曜日

カルガモと自然観察園

固定の観察場所で開催(月1回)の定例「自然観察会」とは別に、任意の場所で開催(月1回)の公開「自然観察会」がきょうあった。先月の回、参加したものの、体調が思わしくなく最初からつまずいた。早々退出したのが尾を引いてか、今回も欠席させていただいた。

雲が重く垂れた昼間に街へ出たのを機会に、観察会を欠席した残念さを補う意味から、ベテランの方の情報を元に、「カルガモ」親子の様子を見に足を運んだ。そして、さらに足を延ばして、公園併設の「自然観察園」を巡ってみた。

カルガモ(親と8羽のヒナ)
水際の石畳(実際はコンクリート造り)に、情報通り「カルガモ」の母親と8羽のヒナの姿があった。のんびり一緒に休んでいるようだ。実は、写真左側の水面に、成長のカルガモがもう1羽泳いでいた。母子とどんな関係なのだろうか?



ヤブカンゾウ?(写真左 )、ノカンゾウ(写真中央)、ヤブミョウガ(写真右)
鈍色の雲から、小雨がぱらつき始め、厄介だなと思いながら遠くの公園まで出かけた。併設の自然観察園で、「花だより」のガイド片手に、園東側の小範囲に咲く花を観察した。
・観察園入口の掲示写真を見て、「ヤブカンゾウ」と「ノカンゾウ」の区別を頭に入れた・・・花弁の模様と形状から区別したのだが・・・。帰宅後、野草図鑑やネットの情報を見るうちだんだん怪しくなった。ヤブカンゾウは八重咲きとのこと・・・もしかすると、写真左側の2つともノカンゾウなのだろうか? どう見ても違うのだが!
・小さな白い花が輪ように咲き、段状になっている。さらに、つややかな葉の形状から「ヤブミョウガ」と判断した。

2024年7月14日日曜日

報道写真家エヴァン・ヴッチの「歴史的一枚となるトランプ前大統領の写真」

2024年7月13日(米国)、米AP通信の「エヴァン・ヴッチ(Evan Vucci)」が、前大統領「ドナルド・トランプ」の暗殺未遂事件*直後を撮影した写真**が、トランプ氏の今後の動向に大きな影響を与えるだろうといわれている。
(*)暗殺未遂事件: 東部ペンシルベニア州の集会で起こった。
(**)写真: 事件直後に退避する際、トランプは拳を突き上げ「Fight」を3回叫んだ。
    ー https://pbs.twimg.com/media/GSaxSF9WcAAjBGL?format=jpg&name=large

(本ブログ関連:”トランプ大統領(トランプ大統領就任演説))

上記の報道写真は、ソーシャルメディアで広く拡散された。

写真は、三角形で構成されており、かつて「硫黄島」で米兵が星条旗を立てたときの写真***を思わせる。その意味でペンシルベニアでの集会における写真も、米国民にとって、歴史的構図になるだろう。
(***)写真:ナショナルジオグラフィー「米兵もむせび泣いた硫黄島の激戦、75年前の傷癒えぬ元兵士は語る」
     https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/021800825/index.html?P=2

■ 日刊スポーツ
「トランプ氏暗殺未遂事件の写真が話題に 米AP通信のエヴァン・ヴッチ氏が撮影、配信」(2024年7月14日17時33分)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202407140000905.html
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・トランプ前大統領の暗殺未遂事件で、銃撃直後の一瞬をとらえた写真が世界中で話題になっている。
・トランプ氏が演台の上で、避難させようとする複数のシークレットサービスに組み付かれながら右の拳を突き上げた姿で、顔には撃たれた右耳からの出血が飛び散り、背景には星条旗がはためいている。米AP通信のチーフ・フォトグラファー、エヴァン・ヴッチ氏が撮影、配信した。CNNは「緊張に満ちた政治の時代を象徴する写真」などと表現。ネットでも「奇跡的な一枚」「完ぺきな構図」「間違いなくピューリッツァー賞」などの声があふれた
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(追記)
その後、写真から「星条旗」の部分を見えにくくトリミングしたものを、米国、日本の大手メディアが掲載している。

(追記)
■ 朝日新聞 Digital
「『銃弾が右耳の上を貫通、皮膚を裂いた』 トランプ氏がSNSで声明」(2024年7月14日 10時34分)
https://www.asahi.com/articles/ASS7G0DH6S7GUHBI015M.html
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 「ペンシルベニア州バトラーで起きた銃撃に対し、素早い対応をしてくれたシークレットサービス、すべての法執行機関に感謝したい。そして最も重要なこととして、殺害された集会の参加者とその家族、そして重傷を負ったもう1人の家族に対して、お悔やみを申し上げたい」
 「私たちの国でこのようなことが起きるとは信じがたい。すでに死亡した銃撃犯については、現時点では何も分かっていない」
 「私は銃弾で撃たれて、右耳の上を貫通した。ビューと風を切る音が聞こえ、すぐに銃弾が皮膚を裂くのを感じたことで、ただちに何かがおかしいと気がついた。多くの出血が起き、何が起こっているのかを理解した。米国に神のご加護を」
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■ TRUTH(上記、トランプ氏の発表文)
@realDonaldTrump
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/posts/112782066045321247


(追記 7/16-17)
J・D・バンス上院議員(オハイオ州選出)
ドナルド・トランプ前大統領は、7月15日の共和党全国大会で同党大統領候補に正式指名された。また同氏は、15日にJ・D・バンス上院議員(オハイオ州選出)を副大統領候補に示したと発表した。
■ Youtube:「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」
① 「【なぜトランプは J.D.バンスを副大統領候補に選んだのか】『ヒルビリー・エレジーでの訴え』」(2024.7.16)
https://www.youtube.com/watch?v=D-uA27jd3MQ
② 「【トランプとバンスの外交政策】『どうなるウクライナ・台湾支援』」(2024.7.17)
https://www.youtube.com/watch?v=ahFwEw3GFk4

■ Youtube: 「Bappa Shota」チャンネル
「アメリカで最も絶望的な白人貧困街の闇深い実態が恐ろしすぎた」(2023/12/05
https://www.youtube.com/watch?v=3EZWU22m2bc

2024年7月11日木曜日

テルスター

昔、真空管ラジオでチューニング(選局)するとき、ダイヤルを回して緑色の「マジックアイ」が、まるで爬虫類の目のように全球輝くのがうれしくて、放送局をいろいろ巡ったものだ。いってみれば、新時代を先取りしたような気分だった。

(本ブログ関連:”マジックアイ”)

新しい放送に、AMラジオでステレオ放送*を聴くという実験があった。仕掛けは簡単で、二つの放送局から同時に、右・左の音を流すというものだった。そのために、ラジオを2台用意する必要があったが、なにしろ出力が小さくてステレオを楽しめるにはいたらなかった。(他の方式もあったそうだが、一般に公開放送されたか知らない)
(*)ラジオでの本格的なステレオ聴取は、FM放送が出現するのを待つしかなかった。

その後、「シンセサイザー」という新しい電子音が登場して、音源の幅が広がった。エレキバンドのギターの響きはそれなりに新しさがあったが、シンセサイザーは異質で飛びぬけていた。

(本ブログ関連:”シンセサイザー”)

テルスター
いまから62年前の、1962年(昭和37年)7月10日に、米国のケープカナベラル空軍基地から通信放送衛星「テルスター衛星」が打ち上げられた。当時、ぼくらは「ケープカナベラル」という地名を聞くだけで、宇宙時代を感じたものだ**。
(**)現在、日本のロケット射場(しゃじょう)は、鹿児島県内之浦と種子島、北海道大樹町、和歌山県串本町の4か所。

衛星にあやかって同年、バンド演奏曲「テルスター」がリリースされた。初めて聞いたとき、楽器音が実に新鮮で、時代の息吹を感じた。演奏は、ビートルズ以前の世代である、英国の「ザ・トルネイドース(The Tornados)」で、発表と同時に全英チャートで1位を獲得し、同じ週に全米でも1位になったという(Wikipedia)。

(本ブログ関連:”テルスター”)

曲は、ロケットの点火とリフトオフを思わせる轟音から始まり、分離された衛星がグングンと青い天空を駆け抜けるさまを、楽器を替えて爽快に表現する。実は、この演奏に使われたのは、初期シンセサイザー(アナログ)よりもさらに前の世代の「クラヴィオリン」という鍵盤(電気)楽器だったそうだけど、僕ら悪ガキには、通信放送衛星テルスターと相まって、十分に十分に新しい時代の響きが聴こえた。

(The Tornados ~ Telstar (1962): 登録者 TheOldrecordclub)

2024年7月10日水曜日

ミレイの「オフィーリア(Ophelia)」と泰西名画

19世紀の英国に登場した、アンチ古典主義の画家集団「ラファエル前派」の一人に、「ジョン・エヴァレット・ミレイ(Sir John Everett Millais)」(1829年~1896年)がいる。特に彼の作品「オフィーリア(Ophelia)」(1851/52年)は、男性をおおいに惹きつけてやまない。

何度かブログに記したことだが、公園をなだらかに流れる小川の岸辺を、木立が被って陽の光がとざされる場所がある。絵画の中でしか知らぬが、平坦な地を流れる英国の川面を想い起させる。そして、そんな木陰の川筋を、ミレイの絵「オフィーリア」と結びつけたくなる誘惑にかられる。

(本ブログ関連:”ミレイ”)

ミレイ作「オフィーリア」
次の「Google Arts & Culture」*のリンク先で、ミレイの作品「オフィーリア」画像を高解像度(リンク先で表示の画像をダブルクリックする)で鑑賞できる。ひどくはかなく、残酷な、そして美しい作品だ。
(*)Google Arts & Culture
- https://artsandculture.google.com/asset/ophelia-sir-john-everett-millais/-wGU6cT4JixtPA?hl=ja


ちなみに、上掲の絵画解説に「彼女が手にしている花は象徴的で、『ケシ(ポピー)は死を、『ヒナギク(デイジー)は純潔(無垢)を、 『パンジーは無駄な(むなしい)を意味している」と記されている。これらの中で、唯一の救いはデイジーの花かもしれない。
(実は、彼女の死を劇中で伝えた「ガートルード王妃」は、「シラン(芝蘭)」(変わらぬ愛)の花も語る)

(本ブログ関連:”デイジー”、”メアリー・ブレア”)

シェークスピアの劇「ハムレット」4幕7場、ガートルード王妃の語り
ー 坪内逍遙(1859年~1935年)訳
ー「PD図書室」に掲載:感謝
http://books.salterrae.net/osawa/html/hamlet.html#hamlet-4-7
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斜(なゝめ)に生ふる「青柳」が、白い葉裏をば河水の鏡に映す岸近う、「雛(ひな)菊」、「いらぐさ」、 「毛莨(きんぽうげ)」……  褻(みだら)なる 農夫(しづのを)は汚らはしい名で呼べど、 清淨な處女(むすめ)らは死人の指と呼んでをる…… 「芝蘭(しらん)」の花で 製(こしら)へた 花鬘(はなかづら)をば手に持って、狂ひあこがれつゝ來やったげなが、 それを掛けうとて 柳の枝に、 攀(よ)づれば枝の 無情(つれな)うも、折れて其身は花もろともに、 ひろがる裳裾にさゝへられ、 暫時(しばし)は たゞよふ水の 面(おも)。  
最期(いまは)の苦痛をも知らぬげに、人魚とやらか、水鳥か、歌ふ小唄の幾くさり、 そのうちに水が 浸(し)み、衣も重り、身も重って、歌聲もろとも沈みゃったといの。
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泰西名画
西洋絵画に描かれる顔の表現で、いつも気になることがある。白人特有の皮膚によるのか、(西洋画の肖像画の技法として承知していることだが)皮下を走る静脈が強調されることだ。だから、明治期に欧州へ絵画留学した日本の画家が、帰国して日本人を対象に同様な表現を試みた・・・結局、アジア人に似つかわしくないことに気付くことになるのだが。

オフィーリアの絵に、青味を下地にした顔を見るたび、生を残し浮遊する凄みを感じざる得ない。

ミレイの絵画には、どこか古風な感触がある。ぼくらが子どものころ聞いた「泰西名画」(本来はただ西洋絵画の意味でしかないのだが)の言葉の持つ、重い響きと暗鬱なイメージにつながる。そんな想いをする人物がいる。

(本ブログ関連:”泰西名画”、”絵画”)

以前読んだ、久世光彦著の「泰西からの手紙」(文芸春秋、1996.1~1997.12掲載より)から、そこで語られた「泰西名画」のイメージについて、似たような感想を持つことができる。
それは、泰西名画の言葉の響きに接した経験ある人なら大方が、夕暮れの光翳るなかに浮かぶ印象にたどりつくだろう。古書店で出会った古い美術書の、印刷技術が不十分な挿絵を見たときの印象だ。そんな思い出が語られる。
確かに昭和の時代、中産家庭の応接間には、泰西名画というにふさわしい古風な絵画が飾られていた。なぜあるのか誰も問わない、部屋の調和のために父親がどこからか運び込んだらしい、重い額縁に縁どられた絵があった。


参考:
(Youtube)「山田五郎 オトナの教養講座」
「【ミレイ】川で何してるの? 戯曲を描いたラファエル前派の最高傑作!【オフィーリア】」
https://www.youtube.com/watch?v=Fv05w_67pLo

2024年7月9日火曜日

ゆかた

社会人になって若いころ、他社と共同して新規客先へ技術説明に出向いたことがあった。同じ世代の相棒は、有能かつ気さくで会話がはずんだ。ただ、訪問先への途上、街ですれ違う若い女性と出会うたび目線が動くのに気づいた。

昼飯を共にしながら、冗談半分に「街できれいな女性によく目が向きますね」といったところ、彼は「女性に対する礼儀ですよ」と応えた。まるで、イタリア男が言いそうだったので思わず吹いてしまった。

わたしも、路上での若い美人女性に気付かないわけではない。ただ、目線を向ければ気付かれて、冷たい反応されるのではないかと思い、素知らぬ顔をして通り過ぎたものだ。彼のような優しさと、大胆さを持ち合わせてはいなかった。もっといえば、気色悪がられてはたまらないという思いが強かった・・・多分、普通ならそんなところだろう。

ところで、「日々の歳時記」(広瀬一朗、東京新聞出版局、昭和55年7月10日)のきょうの日付(7/9)は、「羅」について次のように記している。(抜粋)
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  七月九日
・一字で <うすもの> と読む。絽(ろ)、紗(しゃ)、明石(あかし)、透綾(すきや)、上布など上等な薄絹で織った単衣(ひとえ)の外出着。
・いうなればシースルーの和服だが、・・・
・たいてい女性ものだが、男性では僧が着る。同じく盛夏の単衣で、麻やカラムシ(イラクサ科の多年草)で織ったものを「帷子(かたびら)」*という。「ゆかた」は「湯かたびら」の略。
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(*)小学館 Domani
「【帷子(かたびら)】って何のこと? 実は4つもある意味や関連語をチェックしよう」
https://domani.shogakukan.co.jp/657147#google_vignette

そういえば、以前でもそうだったが、若い女の子が夏の夕暮れに、浴衣姿で胸をときめかせながら出かけているのを見て、かわいらしくて健康的に見えたものだ。この「ハレ」の空気に包まれて、女性の側も不思議なことに視線を自然に受け入れているように感じた。
若い女性が、正装の和服姿の場合はことさらで、路上ですれ違っても、昔の相棒のようにしっかり見入ってしまう。これは仕方のないことだ。

2024年7月8日月曜日

暑さ対策、熱中症(特別)警戒アラート

都下の当地で、今年(本日現在)に入って、最高気温が30℃以上の「真夏日」となったのは次の通り。今月からは「猛暑日」が続いている。
・6月: 14日:31.9℃、15日:30.4℃、17日:31.2℃、24日:34.7℃、25日:31.4℃、26日:31.5℃、27日:30.2℃
・7月: 2日:32.4℃、3日:33.1℃、4日:35.5℃、5日:36.1℃、6日:35.5℃、7日:37.0℃8日:39.2℃(13:53)

(参考)気象庁: 夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜などの用語
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            夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
            真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
            猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
            熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
            ------------------------------------------

毎週木曜日に年配者向け「体操教室」に通っていて、前回(7/5)の体操終了後、「暑さ対策」について次の話があった。
●「気温」、「湿度」、日差しに熱されて発する「輻射熱」、および「風」などから算出する「暑さ指数(WBGT)」を基に、都道府県別に「熱中症(特別)警戒アラート」*が(当日は朝5時頃)発表**される。
(*)環境省「熱中症予防情報サイト」: https://www.wbgt.env.go.jp/alert.php
(**)本日(7/8)、東京都を含む関東地方各県に、熱中症警戒アラートが発せられた。
●アラートが発表された場合、体操教室は休止、かつ自宅待機してクーラーで涼をとるようガイドされた。

(広テレNEWS:「4月28日運用開始『熱中症特別警戒アラート』長島カイセツで詳しく」、2024.5.10 放送)


体操教室で、続いて「日ごろどのように熱中症予防をしているか」と聞かれ、私の番になり「昔のステテコ姿で、濡れタオルを首に巻いて涼んでます」と答えた。ステテコ姿のおじさんが、濡れタオル(あるいは手ぬぐい)を肩掛けして、縁台に集まる光景をイメージしてもらいたかったけれど、どうやら不発だった。

実際、大人たちのそんな場面に出合ったことはないけど、子どものころ見た映画や白黒テレビのドラマなどにあった、いってみれば、「てんぷくトリオ」の三波伸介、戸塚睦夫、伊東四朗、もっと以前なら「二等兵物語」の伴淳三郎、三木のり平、花菱アチャコといった役者たちのステテコ姿なんてありそうな気がする。

昨年は、ステテコ姿で、濡れたタオルと扇風機を使って涼んだけれど、今年はそうもいかないほど、いきなりの熱波に戸惑い、すぐにクーラーに切り替えた。


(参考)
■「台場一丁目商店街プロデューサー久保浩の 昭和ダイアリー」
「昭和のオヤジ達の夏姿」
https://ameblo.jp/showa-retoro/entry-12817834269.html

■ 「赤塚不二夫 公認サイト  これでいいのだ!」
「赤塚まんがの「どうしてですか?」88+α個!!」
https://www.koredeiinoda.net/dousite88/q050.html

2024年7月7日日曜日

七夕 2024

七夕」の今夜、天の川を見上げて織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が出会いを想像するのもよいが、子どもたちが願いを込めて作った短冊や飾りを、童心に戻って一つひとつ眺めるも楽しい。

(本ブログ関連:”七夕”)

ただ、歳をとるとそんな感度が鈍ったのか、余裕をどこかに置き忘れたのか。おとつい見た映画「九十歳。それがどうした」のタイトルじゃないけれど、偏屈になって逆にそう言い出しかねないのが心配だ。

唱歌「たなばたさま」は、今でも忘れず耳に残っている、懐かしさがこみあげる歌だ。現在、小・中学校の音楽教科書で国内トップシェアといわれる会社小学一年生の教科書にも掲載されているようでホッとする。

「たなばたさま」(作詞権藤花代、作曲下総皖一、1941年)
    ささのは さらさら
    のきばに ゆれる
    おほしさま きらきら
    きんぎん すなご

    ごしきの たんざく
    わたしが かいた
    おほしさま きらきら
    そらから  みてる

権藤花代の経歴についてWikipediaに次の記述がある。作品解説もこちらが圧倒的に詳細。
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・1927年から33年9月まで武蔵野村第一尋常小学校(現・武蔵野市立第一小学校)に勤めた。
・この間の1932年(昭和7年)に、権藤はな子童謡集『雪こんこお馬』を上梓。
・『日本の童謡』畑中圭一著によれば、女性による最初の童謡集であった(136頁)
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ところで「七夕の笹飾り」の言葉から、飾りつけられる「笹」が、「竹」とどう違うのだろうか・・・意識しているようで曖昧だったので調べてみた。以下記事に植物学的区別があるが、結論は子どもたちの背丈に合った飾り付けしやすいものであれば、どちらでもよいようだ。

■ ウェザーニュース
「竹と笹の違いとは? 大きいのが竹とは限らない 七夕豆知識」(2024/07/05 05:00)
https://weathernews.jp/s/topics/202407/040125/
ー 記事に写真があって、木の幹に相当する胴体部分に乾いた皮(稈鞘(かんしょう))が残っているのが「笹」、無いのが「竹」だと分かる。

2024年7月6日土曜日

小暑 2024

きょうは野鳥観察(探鳥会)だったけれど、きのうの映画見物に出かけてドッと疲れてしまい欠席した。早朝目覚めたものの、欠席を覚悟したのか寝床でズルズルやり過ごしてしまった。本当に疲れやすい体になってしまった。

あわせて、きょうは二十四節気の「小暑(しょうしょ)」である。梅雨が明け*て本格的な夏(大暑 7/22)にいたるまでの間**を指す。実際、暑さが増して、扇風機をクーラーに2日前から切り替えている。
(*)梅雨: 今年の梅雨入り(6/21)は、平年(6/7)と比べて2週間遅れたので、梅雨明け(平年7/19)は当分望めない。
(**)七十二候は小暑を次の3候に分ける。
・初候: 温風至(おんぷう いたる): 暖かい風が吹いて来る
・次候: 始開(はす はじめて ひらく): 蓮の花が咲き始める
・末候: 乃学習(たか すなわち わざをならう): 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える

(本ブログ関連:”小暑”)

それにしても、暑い日がつづく(寒いよりはましだが、ちょっと驚異的だ)。

最近の住宅をながめて気付くのは、昔のように庭に面して開けられる大型のガラス窓***がないことだ。地震対策のためか、新しい家屋は、耐震上ゆがみの少ない壁を重視した構造になっているように見える。結果、風通しの悪い構築物になっている。最近のテレビで、しきりにクーラーを回せ回せと呼びかけるのは、そのせいでもあるのでは。
(***)昔は、4間ほどの縁側に人の高さのガラス窓が並ぶ家が普通にあった。

ちなみに、本日の気象協会の天気予報で、今夕****を含めて飛び飛びに雨があるようだ。小雨を含めてどれだけ降りつづくのかよく分からない。梅雨明けはいつになるやら。
(****)16:00直前、天気予報の通り、雷鳴が繰り返し轟き、すぐに大粒の雨が降ってきた。

2024年7月5日金曜日

映画「九十歳。何がめでたい」を見た

きょうは、朝から陽が眩しい。そして物凄く暑い。そんな中、頑張って出かけた。

先日(6/15)、書店で求めた佐藤愛子著「九十歳。何がめでたい」(小学館文庫、「女性セブン」連載より)*を原作にした、同名映画「九十歳。何がめでたい」を近隣街の映画館**で見てきた。
(*)まさに、日ごろのよしなしごとを作家視点で肩凝りを解(ほど)くように語る、シニカルなエッセイ集である。
(**)場所柄アート系のようで、ずっと昔(2013年3月7日)に同街に在った映画館の精神を受け継いでいるという。

(本ブログ関連:”映画「九十歳。何がめでたい」”)

映画について
映画「九十歳。何がめでたい」は、九十歳の婆さんの日常を描いた、いってみれば長谷川町子の漫画「いじわるばあさん」を思い出す、頑固・偏屈・意固地を信条に、作家目線をオブラートにして包んだような作品だ。痛快・洒落を以て味付けしている。
主役を御年90歳の「草笛光子」が演じているが、その元気さに驚かされる。さらに、原本最終回にチラリ登場する編集者***が、映画ではもう一方のキャラクターとなって、ドラマ性(家族問題など)を持たせて展開する。
(***)時代遅れの編集者役を演じているのが、「唐沢寿明」だとスクリーンを見て初めて気づいた。

原本について
ところで、原本に顔を出す作家の「遠藤周作」や「川上宗薫」にまつわる、本音と本当の話は映画には残念ながらない。文庫本を読みながら想ったことがある。もしかしたら「さくらももこ」の漫画・アニメの主人公「ちびまる子ちゃん」が、90歳のこんな婆さんになったら痛快だろうと空想してしまう。
文庫後半に連れて、持ち前の <完全婆ァ> が強くなっていくのが分かる・・・鋭い切れ味が見ものである。

ちなみに、むかしのテレビで、母を慕う詩を多作した詩人「サトウハチロー」は佐藤愛子の異母兄にあたる。

2024年7月4日木曜日

バナナを冷凍庫で凍らせる

昼過ぎに「体操教室」へ出かけた。空を見ると、雲は厚く重そうに見えた。それでも、雨に遭うことはないだろうと思った。ところが、教室が終わって外に出たとき、ポツポツと雨が降り始めたのだ。次第に雨粒は大きくなった。

家を目指して、雨降りの町の通りを抜けようとしたとき、目の前に餃子店が現れたのだ。仕方ない、ここでで雨宿りするしかないと納得した。結局、「ニラレバ炒め」と「水餃子」を食した。
店を出ると、からりと空は晴れ渡っていた。このまま帰るのはもったいないと、八百屋(実際は洒落た店名だが)に寄って、大きなトマトの詰め合わせ、バナナなどを買った。

家に戻って、トマトを水道水に漬けてしばらく冷やした後、冷蔵庫に入れた。冷えたトマト(の酸味)とマヨネースはよく合う。スライスすると、サンドウィッチがとても食べやすくなる。

さて、バナナをどうしようかと思案したとき、以前に買ったものが、まだ数本残っているではないか、すぐに食べきれないし・・・。そのとき思いついた。これらを剥いて、一本ずつラップに包み、冷凍庫で凍らせるのだ。カチカチに凍ったバナナは、暑いときに、冷たくて実に美味しい。バナナのアイスキャンデーだ。

私ら世代には、バナナへの思い入れは殊の外深い・・・バナナ味の巡礼はつづく。
最近、店頭にバナナ味の飲料水とか、プリンや菓子類が見当たらない。バナナが貴重品でなくなったせいだからだろうか?

(本ブログ関連:”バナナ”)

2024年7月3日水曜日

フナとヤブガラシ

先日、古書店で「野鳥の図鑑 水の鳥②」(中村登流、保育社)を購入した。それで、「水の鳥①」も揃えなければとAmazonに葉注した。書籍が届いたのを見て、今度は「陸の鳥①」と「陸の鳥②」も欲しくなり、昼過ぎに、コンビニで入金した。ああ、また積読(つんどく)の癖が出てきた。

せっかく外出したので、夏の暑い、熱い、あつい日向、公園巡りをすることにした。熱射にたじろぎ、木陰に逃げ込んで小休止する。緑の下にいると、やぶ蚊やダニの心配をするが、厳しい日照のせいか出てくることはなかった。

マルガモ(写真左)とフナ(写真右)
公園を横断する小川と調節池をつなぐ暗渠があって、その入口柵の前が小さな池のように広がっている。
・「カルガモ」と「マガモ」の交雑の「マルガモ」が、1羽じっとたたずんでいた。以前、別場所だが、子育て中のカルガモ母子を「カラス」から守っていた記憶がある。マルガモはやはり孤独のようだ。
・マルガモの後ろの水面下に「フナ」だろう一群(よく育った12匹ほど)がいた。こんな所に、これほどの数がいるとは。もしかしたら、釣り好きが放流したのかもしれない。


ヤブガラシ
Googleの画像検索と、ネットの情報(5枚の小葉や、葉の縁に棘状の特徴がある)から「ヤブガラシ」と判断した。花弁、雄しべが落ちて紅黄色になった花盤の中央に花柱が伸びているのが確認できた。ただし、<つる草> の特徴を把握するまでに至らなかった。


(付記)
夜8時半近く、帰り道、遠くで花火が打ち上がる炸裂音が聞こえた。ドン、ドンと爆音が何度もこだましたけれど、住宅街はおおかた2階屋が多く、地平線の彼方を確認することができない。
ー どうやら、府中市にある「東京競馬場」で、花火大会が開かれたようだ。

2024年7月2日火曜日

うどん

きょうは、香川県の製麺事業協同組合が定めた「うどんの日」(1980年:昭和55年)という。「うどん」は、スーパーなどで買ってん、めんを自宅でゆでて食するだけでなく、駅前や駅中の立ち喰い「そば・うどん屋」、チェーン店の「うどん屋」で気軽に食べられる・・・おじさんを超えた国民食である。海外の映画で、場面作りに「うどん食」があるので、世界食になるのもそんなに遠くないかもしれない。

(本ブログ関連:”うどん”)

映画「ブレードランナー」の屋台(サイバーパンクのある意味象徴的な場面)
(Youtubeに登録の 佐藤大輔 氏に感謝)

(本ブログ関連:”ブレードランナー”)

以前、地元の市民講座で、江戸時代の「武蔵野新田」の主要な作物は、段丘上の乾燥した農地ゆえ「麦作」*と聞いた。「水田」は、武蔵野段丘の下側、国分寺崖線から浸み出る湧水を利用できる一部の地しかなかったという。
(*)https://kodaira-tourism.com/tamarokuto/18820/

(本ブログ関連:”小金井の新田開発”)

それを聞いて、ならば日常は「うどん」を食していたのだろうと勝手に想像した。講演の後、講師の方に確認したところ、「うどん」は「ハレ」のときに食べるものであると教えられた。その後、当時の日常は「石臼で大麦をこまかく砕いたひき割り麦や、押し麦にウルチの陸稲をまぜたメシと味噌汁、漬物、煮物が日常食であった」と知った。

「うどん」が、どれほど貴重なものだったかという理解に届かぬほど、今の私たちは豊富な食物を享受している。
さらに、郷土の人びとが厳しい食事をしていたなかで、今に命を伝えてくれたことに感謝をせずにはいられない。

参考
(もしかしたら同様のQ/Aをしたかもしれないが)、江戸時代の武蔵野新田に生きた農民たちの食事を、生成AIの「ChatGPT」、「Gemini」に問うてみたのが次の通り。

■ ChatGPT
Q,日本の江戸時代に、水田がなくて稲作が不適なため麦作中心だった「武蔵野新田」の農民は、日頃どんな食事をしていたのでしょうか?
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A,江戸時代の武蔵野新田の農民たちが日常的に摂っていた食事については、以下のような特徴があります。

主食
    ・麦(小麦・大麦):武蔵野新田では稲作が難しいため、主食として麦が中心でした。麦飯(大麦と米を混ぜたもの)や麦粥が一般的でした。
    ・雑穀:ヒエ、アワ、キビなどの雑穀も食べられていました。
副食
    ・野菜:畑で栽培された大根、カブ、カボチャ、ナス、キュウリ、ネギなどの野菜を食べていました。また、野草や山菜も重要な食材でした。
    ・豆類:大豆、小豆、エンドウ豆などがよく食べられ、豆腐や味噌、納豆などに加工されていました。
    ・魚介類:内陸部であるため新鮮な魚介類は少なく、干物や塩漬けなどの保存食として利用されていました。
    ・動物性食品:家畜や鶏の卵、狩猟で得た動物の肉(野鳥や小動物)も食されましたが、量は限られていました。
調味料
    ・味噌:大豆を使った味噌は一般的な調味料であり、汁物や煮物に使われました。
    ・醤油:味噌と同様に、江戸時代には既に醤油も広く使われていました。
    ・塩:保存のためや味付けのために塩が重要でした。
食事の例
    ・朝食:麦飯、味噌汁、漬物
    ・昼食:残り物や簡単な野菜料理
    ・夕食:麦飯、野菜の煮物や炒め物、豆腐や納豆、時には魚の干物

このように、武蔵野新田の農民たちは地元で入手できる食材を工夫して利用し、栄養バランスを取って生活していました。
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■ Gemini
Q.江戸時代、水田がなく白米が手に入らない、麦作中心の「武蔵野新田」の農民は、日頃どんな食事をしていたのでしょうか?
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A.江戸時代、武蔵野新田の農民の食事:麦作中心の食卓
江戸時代の武蔵野新田は、水田がなく白米が手に入りにくい地域でした。そのため、農民の食事は麦を主食とした質素なものだったと言えるでしょう。

主食
    ・麦飯: 麦を炊いた麦飯が主食でした。白米に比べると栄養価が低く、消化も悪いものでした。
    ・麦粥: 麦を煮込んだ麦粥も主食として食べられました。
    ・雑穀粥: 稗、粟、黍などの雑穀を麦と一緒に煮込んだ雑穀粥も食べられていました。
おかず
    ・野菜: 大根、カブ、ネギ、ゴボウ、ニンジンなどの野菜を自家菜園で栽培し、漬物、煮物、汁物にしていました。
    ・きのこ: 山に入ってきのこを採ってきて、煮物や汁物にしていました。
    ・豆類: 大豆、小豆、えんどう豆などの豆類を栽培し、味噌、醤油、豆腐、納豆などの加工食品を作っていました。
    ・保存食: 漬け物、干し物、味噌、醤油などを保存食として常備していました。
肉・魚
    ・肉: 馬肉やイノシシ肉などの野生動物の肉を狩猟で獲ることが稀にありました。
    ・魚: 川魚を釣ったり、干物や塩漬けにして保存したりしていました。
その他
    ・ドングリ: 凶作の年には、ドングリを拾って粉にして餅や団子を作ることがありました。
調味料
    ・味噌: 大豆を塩こうじで発酵させた味噌は、汁物や煮物の味付けに使われていました。
    ・醤油: 大豆と小麦を塩こうじで発酵させた醤油は、貴重な調味料でした。
    ・塩: 海水から塩を採って、料理の味付けに使っていました。
飲み物
    ・水: 水を主な飲み物としていました。
    ・麦茶: 麦を炒って麦茶を作っていました。
    ・甘酒: 米麹を発酵させた甘酒を飲むこともありました。
白米
    白米は貴重なものだったため、正月など特別な日のみに食べる「祝飯(いわいい)」として扱われていました。

麦作以外の収入
農業以外にも、薪炭の販売、機織り、日雇い労働などを行い、収入を得ていました。

まとめ
江戸時代、水田がなく白米が手に入らない、麦作中心の武蔵野新田の農民の食事は、現代の食卓から見ると質素なものだったと言えるでしょう。しかし、限られた食材を工夫して、栄養バランスを考えながら食事を作っていたことが窺えます。

参考資料
・東北大学附属図書館企画展トップページ / 第4部資料一覧
    https://www.library.tohoku.ac.jp/collection/exhibit/sp/r3/part2.html
・江戸時代の食事情/江戸庶民のおかず|日本食文化の醤油を知る
    http://www.eonet.ne.jp/~shoyu/mametisiki/edo-reference15c.html
・武蔵野新田の歴史:
    https://www.city.musashino.lg.jp/
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映画「ブラックレイン」の屋台
(Youtubeに登録のMovieclips に感謝)

2024年7月1日月曜日

H3ロケット打ち上げ、先進レーダ衛星「だいち4号」分離に成功

「JAXA」(宇宙航空研究開発機構)は、本日7月1日 12時6分42秒に「種子島宇宙センター」から、先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)を搭載した「H3ロケット 3号機」(H3-22S)を打ち上げ、16分40秒後に「だいち4号」の分離・軌道投入に成功した。

(本ブログ関連:”H3ロケット”)

先進レーダ衛星「だいち4号」
・この後、半年をかけて実運用が開始されるとのこと。
・JAXA「サテナビ(サテライトナビゲーター)」
    ー https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/project/alos-4/
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「だいち4号」は、日本が継続的に開発してきた観測センサである「Lバンド合成開口レーダ」により、地球を観測する人工衛星です。新技術の導入によって前号機「だいち2号」の性能をさらに向上させ、世界最高レベルの解像度と観測カバレッジ(広域な観測)を実現しています。
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(JAXA: 先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)/H3ロケット3号機打上げライブ中継)