きょうは午前中、公園を巡って草花を(軽く)観察した。そして午後は、久し振りに近隣街へ出かけて(軽く)買い物をした。今回は、近隣街での買い物について記す。
電車に久しぶりに乗る。買い物はAmazonで済ませればよいのだが、そうするとますます出不精になる。駅の階段を上り下りして、足腰を鍛えるためでもある。電器店やユニクロを廻り買い物をしたが、目当ては書店での本探しだ。
■「ワイド版 散歩が楽しくなる 雑草手帳」(稲垣栄洋著、東京書籍)
「雑草」について多数の著書がある、稲垣栄洋氏の「ワイド版 散歩が楽しくなる 雑草手帳」を書棚に見つけた。雑草はどこにでも在って目にしやすい・・・身近に観察できる気安さに合わせて、興味深い話題を散りばめた、とても読みやすい図鑑でもある。例えば、次のように。
・「シロツメクサ」は「詰め草」でマメ科。「ツメクサ」は「爪草」でナデシコ科。
・ダーヴィンが「種の起源」の中で、「アカツメクサ」を例に、「野良猫が多い村では、クローバーがよく茂る」と書かれた、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の話を紹介している。その理由は・・・。
■「九十歳。何がめでたい」(佐藤愛子著、小学館文庫)
ところで、かつて狐狸庵先生(遠藤周作)と仲の良いグループに作家の佐藤愛子がいて、今も女性版狐狸庵の役割を果たしている・・・とても息の長い活動のようで、今回、齢に合わせて書かれたエッセイが映画化されるという*。今月の21日に全国公開とのこと。
(本ブログ関連:”映画「九十歳。何がめでたい」”)
書店と同じビルに喫茶店があって、そこでしばらく読んでみた。べらんめえ調(実は兵庫出身)の刺さる言葉を随所に配置していて、その表現に噴き出し、思わず身をよじらせた。老化が何だ、老化ですべてを片付けるなよといわんばかり・・・啖呵の切り方が本当にうまくて納得できる。映画もぜひ見てみたいと思っている。
(*-1)松竹株式会社: 映画『九十歳。何がめでたい』
ー https://movies.shochiku.co.jp/90-medetai/
(*-2)予告編:「『九十歳。何がめでたい』本予告60秒【6.21㊗公開】」
ー https://www.youtube.com/watch?v=V9QOk8sDNvw&t=60s