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2024年10月8日火曜日

なんだか急に冷えてきた(ちゃんちゃんこ)

今晩、なんだか急に冷えてきた。午後9時の気温が、きのう(10/7)は 24.2℃ だったのに比べて、きょうは何と 14.7℃10℃ も低い。そこで、冬に備えた「ちゃんちゃんこ」を引っ張り出した。2着あって、1着は防寒が緩くて軽量なもの、もう1着は万全なもの。軽量なものをいそいで重ね着した。

そういえば、伝統的な冬着に「丹前(たんぜん)」や「褞袍(どてら)」がある。どう違うのか気になってネットを検索した。下記の「太宰府市文化ふれあい館」の「学芸だより」で詳細をうかがった。

綿入り上着である、「ちゃんちゃんこ」は袖なし、「たんぜん」や「どてら」は袖ありということのようだ。「たんぜん」は関西地方、「どてら」は関東地方の呼び名という。九州にいたとき「たんぜん」と言ったような記憶がある。

■ 太宰府市文化ふれあい館
「学芸だより: 丹前?半纏?ちゃんちゃんこ?」(平成20年度、No.31)
https://dazaifu-bunka.or.jp/info/letter/detail/49.html
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タイトルにあるこの3つ。違いがはっきりしているのをご存じですか?
  
・まずは丹前(たんぜん)についてですが、
これは普通の着物より少し大きめで、綿を入れた広袖の衣服のことで、湯上がりや防寒用として着ます。丹前」というのはそもそも関西地方での呼び名で、関東では「褞袍(どてら)」と呼ばれていました。つまり、丹前と褞袍は同じものなのです。
  
・次はちゃんちゃんこについてです。
ちゃんちゃんこは袖のない綿入れの短衣のことです。ですから、袖があるものはちゃんちゃんことは呼ばないのだそうです。
  
・最後に半纏(はんてん)についてですが、
本来の半纏とは、江戸時代に羽織(はおり)の代用として庶民が愛用したものでした。ですから羽織の変化形であると考えられ、防寒用の綿入れのもの革製、職人が着用した屋号・家紋などが染め抜かれたものもあります。身丈は腰丈が普通で、このためコシキリバンテン(腰切り半纏)と呼ぶところもあります。これに対して長着の半纏をナガテンと呼ぶのだそうです。
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ゲゲゲの鬼太郎
「ちゃんちゃんこ」を着た漫画キャラクターの代表に「ゲゲゲの鬼太郎」がいる。戦前、「墓場鬼太郎」の紙芝居版を水木しげるが作成したそうだが、貸本漫画としての発行は 1960年以降とのこと(Wikipedia)。紙芝居世代だったが、鬼太郎の話を見たことがない。近所に貸本屋もなかったこともあり、1968年以降のテレビ・アニメに登場したそのとき(Wikipedia)、ちゃんちゃんこ姿の鬼太郎を初めて知った。

寒露 2024(菊まつり、菊人形)

朝から空に力なく下り坂、明日昼過ぎにかけて雨が降るという。そんなきょうは、二十四節気の「寒露(かんろ)」。”かんろ”の音から、”甘露”を連想してしまいそう。草の葉に生じた露が凝(こご)り、足元に寒気が広がる。

(本ブログ関連:”寒露”)

たしかに、このところの朝晩の冷え込みに、季節が秋に移ったことを実感する。

寒露の期間を三つに分けた、七十二候は次のとおり(Wikipedia)。
・初候: 鴻雁来(こうがん きたる):が飛来し始める
・次候: 菊花開(きくのはな ひらく):菊の花が咲く
・末候: 蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり):蟋蟀が戸の辺りで鳴く

菊祭り
この寒露の時期、「キク」が咲いて「菊祭り」が開かれる。一輪仕立ての大菊の展示に圧倒されるが、子どもにとって鑑賞する気力が続かない。それと合わせて、菊花で人形(ひとがた)に型どった「菊人形」も並んだりする。今はめずらしい呉服店内に立っていた、虚ろなマネキンの顔立ちをした菊人形に、子ども心に少々怖気ついた。

いつだったかおぼろだが、深大寺公園の「菊花大会」*を見に出かけたことがある。
(*) https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/09/25/05.html

そうそう、むかしのこと、九州の門司の街だったか、父親に連れられて菊祭りに行った。何故か会場に、自衛隊の戦車が置かれていた。以来、菊祭りといえば、戦車によじ登って遊んだ記憶も一体となって思い出される。・・・ああ、会場の光景まで浮かんできたぞ。