早朝、どんよりした空模様のなか、定例の野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。通り道のところどころに、雨後の染みが黒く残っていた。今日の日付に変わった深夜に、雨が降ったらしい・・・気づかなかったな。
(本ブログ関連:”野鳥観察”)
集合場所への途中、すれ違う人たちのほとんど(ランナー以外)が、長袖服になっていた。もうすっかり秋なのだ。今週から気温は30℃を切り、20℃代に入った。
曇天は、探鳥会のあいだずっと続き、終了場所に至ったころにようやく南西の空に明るみが増した。
今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・モズ: 開始早々に鳴き声。その後グラウンドの照明塔の避雷針に1羽が見えた
・シジュウカラ: 群がって木立を飛び抜ける。せわしくて目も追いつけぬ
・カワラバト: 何とも汚れた風体の1羽、群れから離れたのか
-----------
・コサギ: 小川の岸辺に1羽、葦に姿が隠れシャッターチャンスを逃す。やがて飛翔する
・アオサギ: 遠くの電信柱の上に1羽
・カルガモ: 3羽ほど小川を泳ぐ。葦に姿が隠れシャッターチャンスを逃す
----------
・ナンバンギセル: 荻(オギ:ススキ科)の草地に隠れるように薄紫の花を咲かせていた
アオサギ(写真左)、カラスと?(写真中央)、ナンバンギセル(写真右)
・遠くの電柱の突端に「アオサギ」がたたずんでいた。どうやら空を見上げていたようだが、ピンボケ写真になってしまった。このところ、手振れになったり、シャッターチャンスを逃したりが続く。
・指された先の木立にカラスがいるというので写真に撮った。後で見返したところカラスのそばに野鳥がもう1羽いる。野鳥を同定できないのが残念。
・地下茎で広がる「オギ」原の足元に、「ナンバンギセル」がいた。教えてもらわなかったら気づかずに終わっただろう。ひっそりと薄紫の花を咲かせていた。
野鳥観察の終わった帰り道(馬頭観世音と小石仏)
観察会の帰り道にある、馬頭観世音塔の周りを「ヒガンバナ」が囲っているのに気付いた。人手を経なければ咲くこともない花だが、この景色(取り合わせ)に心が寄った。よく見ると、小さな石仏が塔の前に置かれている。いつも見慣れて見過ごしていた。