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2021年9月29日水曜日

日本海中部の深さ約400kmを震源とする地震

夕方になって、わずかだがユラリと揺れた。地震かな?と思い、とりあえずテレビをつけて確認した。日本海中部の深さ約400kmを震源とする地震が発生したという。気象庁の「地震速報」を検索したところ、当地の震度は「1」とのこと・・・体感と納得する揺れだ。

(本ブログ関連:”地震”)

不思議なことに、震源に近い日本海側地域で揺れはなく、太平洋側に集中している。この地震による津波の心配もないとのことだが・・・。

気象庁「地震情報」(震源に関する情報:2021年09月29日17時41分発表)
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きょう29日17時37分ころ、地震がありました。
震源地は、日本海中部(北緯38.8度、東経135.5度)で、震源の深さは約400km、地震の規模(マグニチュード)は6.1と推定されます。
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先日(9/14)も、深発地震が東海道南方沖(深さ450Km)で発生している。そのとき、ぐっと距離が離れた茨城県方面で揺れが生じた。

(本ブログ関連:”不思議な地震”)

2021年9月26日日曜日

玉川上水緑道観察会

午前中、玉川上水の2つの橋をはさんで両岸沿いをたどる「玉川上水緑道観察会」に参加した。帰宅して直ぐにブログに記すことができなかったため、後日、タイムスタンプを調整して当日付けとして登録した。

自然観察会の会長であるベテランの方からの指導解説を聞きながらメモした。その情報があまりに膨大なため、植物(野草・樹木)の名だけ次に記す。聴き間違いで、誤記の場合は容赦を。
他に、植物の基本知識(葉脈・葉序など)や、玉川上水、寺院、石碑などの歴史についてもくわしく語られた。

カラスウリ
ヤマイモ
(オニドコロ)
アオツヅラフジ
ヒガンバナ
スイカズラ
カクトラノオ
イヌガヤ
ミズヒキ
ヘクソカズラ
ウコギ
オニドコロ
シロダモ
チャノキ(茶の木)
カニクサ
ノブドウ
フタリシズカ
ムクノキ
(エノキ)
イロハモミジ
アザミ
アキノタムラソウ
ツリガネニンジン
アキカラマツ
アカメガシラ
アブラススキ
ツユクサ
シラヤマギク
シラカシ
トウネズミモチ
ミズヒキ
カラムシ
ムクノキ(黒い実:かすかに甘みがする)
ナツメ(赤い実:リンゴのような味がする)
ケヤキ
ヤマゴボウ
クサギ

虫こぶ(虫[ちゅう]えい)
クモ

2021年9月25日土曜日

野鳥観察(21)

公園南側をおもに巡る探鳥会の集合時刻は、日の出時刻とのころ合いで、4月から9月にかけて(春・夏中心に)6時半だが、10月から翌年3月にかけて(秋・冬中心に)7時になる。きょうは、9月の最後の探鳥会にあたり6時半集合だった。次回から7時集合になる。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

集合時刻の15分ほど前に到着したとき、ベテランの方がひとり広い野原を観察しているだけだったが、時間とともに大勢(新しい方も含めて)参加された。そして長い隊列になって深い木立の中を進んだ。

この時期、観察路に落ち葉が重なり、樹々の隙間からうっすら空が見えるようになった。それとともに、森を騒がせたセミの声はすっかり消えてしまったようだ。かわり、これから木の上で「アオマツムシ」が鳴くようになると、ベテランの方が解説してくれた。

今回も、入門者として気になった鳥についてのみ記す。
・コゲラ: 双眼鏡でしっかり観察できた。(日本で一番小さなキツツキ・・・とのこと)
・モズ: 数か所で、樹頂上や避雷針のてっぺんから睥睨しているのが見えた。
・アオゲラ: 皆さんに指し示された木又を探すが見つからず、ただ飛び去るのを見ただけ。
・カワセミ: 小川の岸辺にある柵にとまってピクリとも動かずいた。
・カルガモ: 4羽が小川の流れに身を任せるようにゆったり揺れていた。

図鑑で見るモズは、奇怪な「はやにえ」の行動とは裏腹に、一見かわいらしい小鳥に見える。それが樹上高くにいてじっと見おろしているのを見ると、この鳥の捕獲の場面や、「はやにえ」の生態を実際に見たわけではないのに少々恐ろしく感じてきたりする。また、高所からの鳴き声が、意外に直下付近の地上でよく響いたりする。

付記:
初心者には、高倍率より6倍×30mm程度の双眼鏡がよいとのことで購入したが、それが最近なんだか重く感じるようになってしまった。探鳥会に参加して1年+αなのに、そんなに力が衰えたのか? 鳥の姿が葉影に隠れることが多かったので、初めて購入した小型双眼鏡10×22を使ったりしている・・・。いずれ、秋深く葉の落ちるころには、6×30に戻そうと思う。

2021年9月23日木曜日

秋分の日 2021

祝日「秋分の日」のきょうは、二十四節気の第16の「秋分」にあたる。二十四節気の名をとって祝日としているものに、「春分の日」がある。ともに、昼と夜の長さがほぼ等しくなる、季節の羅針盤である。

(本ブログ関連:”秋分の日”)

春分の日に「ぼたもち」を、秋分の日に「おはぎ」を食べる。同じあんこ餅なのに、ぼたもちの方は「牡丹」の花に、おはぎの方は「萩」の花にちなんで、季節花によって区別される。わたしにしてみれば、ぼたもちはあんこの包(くる)み方がどこかボテッとしたような感じだし、おはぎは漉しあんでサラリと包(くる)んだようなイメージがする。

ところで、古代遺跡に必ず取りあげられる、こちらも季節の羅針盤といってよい「夏至」と「冬至」は祝日にあたらない。わたしたち日本人の祖先にとって、夏至よりも同じ時期の梅雨の方が農耕に重要だっただろうし、冬至のころにはひと休憩が先だったのかもしれない。

最近気づくこと

・日めくりカレンダーが軽くなって、日ごと一枚剥がすたび、フラフラと揺れるようになった。なんだか心もとなくなり、先日、近隣の街の大型書店で来年度2022年版を購入した。それを、現在の日めくりカレンダーの後ろに一緒に吊るし支えるようにし揺れを抑えている。

・日没の時間が早くなってきた。日が暮れるのは寂しいものだ。子どものころ、夕方になると遊び場の原っぱを囲む家々に明かりが灯り始め、あちこちから夕飯だと親が呼びかける。一人抜け二人抜けして、さっきまでの熱気が急に衰えてくると、みな合図したようにボソッと別れのことばを口にしながら散らばっていく。

2021年9月21日火曜日

ゲーム:神経衰弱(3rd)

ネット上のゲームサイト「ゲームのつぼ」にある、横8列、縦4行のマス目で競う「神経衰弱」ゲーム*の初級レベルでだが、ついに 32対0 という完全勝利を収めた。(前回:30対2 だった)
(*)神経衰弱ゲーム: https://www.afsgames.com/mind.htm

だからどうなんだといわれると困るが、ついにやったということをブログに残しておくことにした。記憶力の衰え防止のため始めたけれど、正直、改善にはつながっていないが・・・。

(本ブログ関連:”ゲーム:神経衰弱”)

2021年9月20日月曜日

今年最後の3連休

今年(2021年)最後の3連休が終わった。旅行情報を提供するサイト「Trip-prep(トリプレ)」に掲載の「2021年カレンダーで3連休以上をまとめてみました」*を参照したところ、きょうは最後の3連休の最終日になる。今年は、3連休以上が6回あったとのこと。
(*)トリプレ: https://www.trip-prep.com/consecutive-holidays-2021/

敬老の日」といっても、歳を重ねた者にとっては、背に齢の重さをずっしりと感じるばかり。子どもたちの「こどもの日」のような浮き立つ気分になれるはずもない。それでも、休日の賑やかさに誘われて、昼過ぎの公園を巡ってみた。

(本ブログ関連:”敬老の日”)

いつもの探鳥会の観察路にしたがい歩いてみたが、最高気温28.4℃の暑さに負けてハーフコースに切り替えた。園内に植木畑の区画があって、代表的な樹木を間近に見ることができる。そのなかに「ヤブツバキ(ヤマツバキ、ツバキ)」がある。球形の実が熟して褐色になったものもあれば、同じ木から紅色を帯びたものまである。


以前、テレビの番組で、ツバキ油を海の向こうに送ったとの話が紹介された・・・と記憶していて、ネットであらためて確認したところようやく、長崎県にある椿油製造会社の五島椿本舗**のサイトで次のような紹介を見つけた。
(**)https://www.gotohtsubakihonpo.net/category/history/
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日本原産の貴重な椿油は1000年以上も前に、海を渡っているんです。
・7~9世紀に、日本の朝廷が唐(今の中国)に派遣していた遣唐使で、唐皇帝に椿油を献上したと伝えられています。
・797年に編さんされた「続日本記」には、光仁天皇宝亀8年(777年)に渤海国の使者に海石榴***油を贈ると書かれています。
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(***)海石榴
ツバキを、その実がザクロ(石榴)に似ているので、「海石榴」と名付けられたのだろうか。ネットには、異国の現行の発音をもって、古くからの名称に結び付ける怪しげな説を披露するサイトもあるが、Wikipediaは次のような紹介をしている。
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「椿」の字の音読みは「チン」で、椿山荘などの固有名詞に使われたりする。なお「椿」の原義はツバキとは無関係のセンダン科の植物チャンチン(香椿)であり、「つばき」は国訓、もしくは、偶然字形が一致した国字である。
歴史的な背景として、
・日本では733年『出雲風土記』にすでに椿が用いられている。その他、多くの日本の古文献に出てくる。
・中国では隋の王朝の第2代皇帝煬帝の詩の中で椿が「海榴」もしくは「海石榴」として出てくる。海という言葉からもわかるように、海を越えてきたもの、日本からきたものを意味していると考えられる。
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ところで、家族連れでにぎわう公園の小川で子どもたちが水遊びに興じていた。さぞやカルガモもあわてたことだろう。岸辺の葦の茂みに隠れるように2羽が、雨上がりで豊かな流れに浮かんでいた。


2021年9月15日水曜日

ヒガンバナ、シュウカイドウ

小学校の校庭を囲む(土手状の)低い石垣塀の上に、小型の草木が植えられている。この時期、目立つのは葉を持たずに白緑色の花茎と紅色の花弁だけの「ヒガンバナ(彼岸花)」(別名:曼殊沙華)だ。だれが育てたのか、年々その数を増やしている。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ”)

ヒガンバナといえば、埼玉県日高市の巾着田にある「曼殊沙華の里」の「曼殊沙華まつり」が有名だろう。高麗川の蛇行によりできた、巾着のような形をした平地の川岸一帯に咲くヒガンバナは圧巻だ。何度か訪れたことがあるが、今年はどうだろうとネットを参照したところ、「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、曼殊沙華を開花前に刈り込むこととした」ため、イベントは中止となったようだ。

ところで、連日、地元公園の探鳥会のベテランの方が、鳥や植物の様子をメールに写真を付して知らせてくださる。ヒガンバナがすでに咲き始めていると紹介があった。そこで、公園に併設の自然観察園の「ヒガンバナ群生地」がどうなっているか気になり出かけた。

木立のなか、木漏れ陽を受けた紅色のヒガンバナが、ぎっしりと寄せあうように咲いていた。ヒガンバナが、緑の樹林を背景に敷き詰められているのを見るや、引き込まれていくような錯覚を覚えてしまう。
そして、ヒガンバナの姿は妖しく妖艶である。この花を見るたび、石川さゆりの「天城越え」の歌が迫ってくる・・・ような気がする。歌詞に「小夜時雨」の詞があるので、場面は秋末のことだろうけど。




群生地の近くに「シュウカイドウ」の花が咲いている。こちらは、淡紅色の色合いからして中国の南画風である。掛け軸から漂う白檀の香りがするよう。シュウカイドウの和名は「秋海棠」で、秋に咲く「ハナカイドウ」の樹の花に似ているからだそうだ。図鑑を見て初めて知った。


2021年9月14日火曜日

不思議な地震

朝方、PCデスクの前に座っていたら、なにやら揺れだした。Chromeの拡張機能「緊急地震速報 by Extension」(震度3以上に設定)からの通知はない。いそいでテレビをつけると地震速報が出ていた。

気象庁の地震情報を見たところ、当地の震度は1とのこと。体感的にそんなところだろうと納得したが、NHKの渋谷スタジオでは揺れがしばらく続いたという。

気象庁発表
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発生日時: 09月14日07時46分頃
震央地名: 東海道南方沖
深さ: 450Km
マグニチュード: M6.2
最大震度: 3
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ところで、震源が、東海道南方沖で、しかも深さ450Kmという。最大震度になった茨城(取手、笠間)、栃木(鹿沼)、東京(大手町)といった所から随分離れているし、深さだって450Kmと深い。表面的に何事もないように見えるけど気になる。専門家から、今回の地震のメカニズムを解説していただけるとありがたい。


■ Weathernews(抜粋)
「東海道南方沖の深発地震で異常震域」(2021/09/14 08:23)
https://weathernews.jp/s/topics/202109/140075/
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今回の地震は非常に深い所で発生する「深発地震と呼ばれるものです。

多くの地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、今回の地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となりました

今回の地震は、震源の深さが速報値で約450kmと、かなり深い地震でした。日本海溝/伊豆・小笠原海溝から西に向かって沈み込む太平洋プレートの周辺で発生した地震とみられます。

一方、一般的な「南海トラフ巨大地震」はフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む境界付近で発生する地震で、想定される震源の深さは10kmから40km程度とされています。今回の地震の発生メカニズムは、南海トラフ巨大地震とは別要因と考えられます
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2021年9月10日金曜日

カリガネソウ

冷えびえした日が続いたのとうって変わって、きょうの最高気温は29.8℃。真夏日ぎりぎりの暑さとなった。用心して長袖で出かけたものの、額に汗がにじむ始末。

右ひざにこわばりと痛みがまだ残る。このまま家にこもって安静にするのもよいが、むしろ少し無理しても動かした方がよかろうと、公園併設の自然観察園を巡ることにした。いつものように「観察センター」に寄って、今月9月度の観察園内に咲く野草の所在を紹介するパンフレットをいただき、それをもとに初心者にもわかりやすい花を探した。

セミの鳴き声が充満する観察園は、暑い日射しと湿気でむせ返るようだった。私にとって見やすい目立つ花は、次の写真の青紫色した「カリガネソウ」くらいだった。(地味な花はつい素通りしてしまう)

(本ブログ関連:”カリガネソウ”)

カリガネソウの名の由来は、「日本の山野草」(岩瀬徹:監修、安藤博:写真、成美堂出版)によれば、「和名は花形から かりがね(ガン【雁 】のこと)を連想したもの 」とのこと。なかなか雁の姿を想像するのは難しい。素人目には、むしろ蘭の花をイメージしてしまうのだが・・・。




その他、観察園内に茂った雑草の中に、盛りを過ぎた「ヤブラン」や「ヤブミョウガ」の花があちこち点在しているのが見えた。

公園からの帰り道に使う坂の上で咲き誇っていた「サルスベリ(百日紅)」の花も力が衰えたようだ。例年、サルスベリの花が長々と咲いているのを見て感心していたのだが。

2021年9月7日火曜日

白露 2021

(二十四節気について、もれなく触れることを旨としたのに書き落としてしまった。タイムスタンプを調整して記す)

9月7日は、二十四節気の第15の「白露(はくろ)」。大気が冷えて露が出るころという。たしかに一昨日、昨日の最低気温は18℃、17℃代へと下がり、本日にいたっては14℃代となり、朝の洗面に湯を出すようになった。

(本ブログ関連:”白露”)

白露の字から、白玉(はくぎょく)のような露、まさに輝く澄んだ玉・・・、キレれの良い日本酒が浮かんでくる。そういえば、酒の銘柄に「白露」を使ったものが多々ある。あいにく酒豪でも酒通でもないし、呑兵衛でもないので、酒瓶のラベルでからでしかうかがえないが・・・。

百人一首に、覚えがあいまいであるが次の歌がある。(三七番、文屋朝康:ふんやのあさやす)
  白露(しらつゆ)に
  風の吹きしく
  秋の野は
  つらぬきとめぬ
  玉ぞ散りける

秋といえば、野に吹く風音で知る。冷えびえとしてすさぶ風に、葉の上にとめる糸もない白露がまるで玉のようにきらきらと散っていく。ここ数日の気温の低まりに連れて、昔の人の思いが響いてくる気がする。

いつのまにか湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲むようになったし、除湿器から出る温風が部屋にこもることもなくなった。秋はますます深まっていくんだな。

2021年9月6日月曜日

転寝

先日(9/4)の天気予報で、早朝の探鳥会の開始時刻のころ、雨天から曇り空になると報じていた。その気になって準備していたのだが、玄関先で空を見上げれば小雨模様のため参加を断念した。休んだ理由には、膝に痛みを抱えていたこともあった。
ところで、その日の夕方になって、いつも探鳥会の調査結果を会員にメールいただく幹事さんから、ベテランの方数名で探鳥会を実施したという通知をいただいた。驚いた、ベテランの方の熱心さと継続力に敬服するだけだった。入門者にはなかなか真似できない。

前々回(8/28)の探鳥会以来ずっと足を痛めている。探鳥会でもたもた歩いているうちに膝をねじったのだろうと思っていたがそうではないのに気づいた。原因は、このところしょっちゅうPCの前で転寝(うたたね)することにあるようだ。最近、テレビを見ていて転寝することが多い。残念なことに、情報源と思っているPCを見ながらも転寝するようになってしまった。

PCデスクの前の回転椅子に置いたドーナツ形の円形座布団に座って、不安定なまま腰をひねった状態で転寝してしまい、それを支えようと足に無理をしたのかもしれない。しばらくPCから遠のいた。一週間ほどかかって膝の痛みも和らいできた。歩く動作も落ち着いた。そしてPC前の椅子を四角形の固定椅子に変え、円形座布団も外した。

転寝といえば昔、会社の帰りにオフィス近くの地下鉄を利用しないでバスに乗って遠回りして東京駅に出た。その間、バスの揺れが実に心地よくて転寝した。疲れたときによく利用した。さらに電車が始発なので座席でも寝入ったものだ。(外国人には、交通機関で寝る日本人の姿が奇異に映るらしい)

そういえば学生時代に図書館で自習しようとしたとき、まさに転寝しそうになる直前にわれに返り、その瞬間、頭の中に爽快な風が吹き込むような気がして、快調な滑り出しをすることが多々あった。ある意味、それを狙ったようなことをしていた。

それに比べて歳をとると、容易に転寝に落ちてしまい、反転して爽快な風を経験することもないのが残念。