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2024年11月12日火曜日

自然観察園

このところ家に籠る日が続いた。そこで小春日和の昼、 気分転換に公園併設の「自然観察園」へ出かけることにした。公園を横切る小川は、今月初旬の降雨の余韻のせいか、水量が豊かで、あふれ出たのか岸辺がぬかるんでいた。

観察園に繁る雑草を、公園ボランティアの方が刈っているのところに出会った。自然の名のまま放置している場所ではないことを改めて知る。

例によって、観察園入口の掲示板(写真と地図)と、配布の印刷物「花だより/観察順路図」を頼りに園内を巡った。

シロヨメナ(写真左)、シュウメイギク(写真中央)、コンギク(写真右)
・観察園入口の園と外部を仕切る金網の内側に、白菊の仲間の「シロヨメナ(白嫁菜)」の花が咲いている。腰の低いとても地味な白い花だ。
・順路わきに咲く「シュウメイギク」の紅紫色の花に、ハチが蜜を吸いに来ていた。漢字名「秋明菊」が今にふさわしい。
・湿地の木陰に、薄紫色の「コンギク(紺菊)」の花が咲いている。コンギクは、シロヨメナに似た「ノコンギク(野紺菊)」の栽培品だそうだ。緑陰に咲く薄紫の色合いに、なんとなく魅かれる。


サネカズラ
・観察園入口そばの竹柵に「サネカズラ」のつるが絡まっていて、赤い実を実らせている。一見美味そうに見えるが、ネット情報によると無毒だがえぐみがあって食用に適さないそうだ。


カルガモ
・観察園の小池(かがみ池)の奥深くに、番(つが)いだろうか「カルガモ」の2羽が静かに餌を探していた。おだやかな風情が何ともゆかしく感じた。観察園の帰り、隣接する公園に、カルガモの群れが小川に浮かんでいるのを見た。ある場所で7羽、また別の場所で2羽いた。

小春日和(インディアンサマー)

早朝のテレビで、気象予報士の方がこのところの空模様について「小春日和」であるが、沖縄方面は「小夏日和」といってもよいかもしれないと解説した。小春日和らしい気温 20℃ をこえて、沖縄方面では 25℃ 以上の日が今週いっぱい続くという。

(本ブログ関連:”小春日和”)

(参考)夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜など「気象庁」の用語
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            夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
            真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
            猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
            熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
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今月11月の開始(11/1)は、旧暦の十月一日でもあり、一ヶ月の差ながらまるまる被っている。旧暦十月(神無月)の異称が「小春(しょうしゅん、こはる)」と呼ばれているそうで、古来わたしたち日本人にとって、この時期に、冬に入る前の小休止を感じてきたのだろう。


インディアンサマー
この「小春日和」を解説しているWikipediaの「言語版」を英語に切り替えると、「Indian Summer」になる。そこに、音楽の紹介があって、最初に挙げられている曲目に、「このタイトル(”Indian Summer”)を持つ、ビクター・ハーバート(Victor Herbert)によるピアノ独奏曲は、1919年に作曲された」とある。

Youtubeに、ヴィクター・ハーバート指揮、ヴィクター・ハーバート・オーケストラ(38名)によるレコード音源が登録されている。とても素朴な響きがして、穏やかな旋律に小春日和の陽射しを感じるほどだ。(なんとなく、昔懐かしいディズニー・アニメーションの背景音楽が浮んだりする)

■ Youtube (登録: Vintage Sounds)
「Victor Herbert's Orchestra - Indian Summer (Herbert) (1923)」
https://www.youtube.com/watch?v=wEIB1IgS-Ac