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2024年6月10日月曜日

クマノミズキ、ヤエクチナシ

昨深夜から降り始めた雨は、今朝になってようやく止んだ。とはいえ、昼前に家を出たとき、まだ霧雨状態だった。気にせず公園へ向かううちに、空は明るみ晴れ渡った(とはいえ、安定したものではなかったが)。

まず公園の南側を周って、いつもの観察路のある北側へ移動したとき出会った、花が咲いていた次の樹々について記す。


クマノミズキ(写真左)、ヤエクチナシ(写真右)
・公園南側から北側へ陸橋を渡ったところに、落葉高木の「クマノミズキ」の一木が立っていた。木全体が白い花に覆われていて、近づいてよく見ると、細くて小さな花弁であることが分かる。樹名板に「熊野水木。落葉高木。葉が対生します。枝先に白い小さな4弁花が多数つきます。果実は黒く熟します。ミズキ科」と記されている。
・公園北側の出入り口に常緑低木の「ヤエクチナシ」(クチナシの八重咲き)があって、きょう現在、花弁がいくつか開き始めた。かつ蕾(つぼみ)がまだまだ多数ある。
このところ、何度か触れたが、やっとカメラにおさめたので次に載せる。

入梅 2024

最近小雨が続く。天気予報から、東京もそろそろ来週あたり「梅雨」ではと感じる。すでに、沖縄・奄美(5/21) → 九州南部(6/8) → 四国(6/9)の順に「梅雨入り」している。(ちなみに今年の梅雨入りは、全般に遅れ気味とのこと)

「日々の歳時記」(広瀬一朗、中日新聞東京本社)に、夏の季語として、梅雨入りを「ついり」と読むが、梅雨そのものを「ついり」ともいうそうだ。発音としても、文字数としても短く直せつ的で按配よさそう。

実際の気象観測による梅雨入りとは別に、「雑節」に「入梅」があって、きょう(6/10)がそれにあたる。Wikipediaは、入梅について次のように記している。
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(入梅は、二十四節気の)「芒種」当日から9日後までである。新暦ではおよそ6月4日から6月16日までを変動し、平均すれば6月10日ごろとなる。
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昨夜来の雨も、朝方にはやんだ。梅雨は行動範囲を狭めると不満をいうのは、都市生活者のわがままでしかない。きのう、農家の方にジャガイモの話をうかがったばかりでないか。農事者にとって、雨は栽培に必須であり、梅雨は天からの恵みのときに違いない。


■ 気象庁
・「天気予報等で用いる用語」に、気象としての「梅雨入り」について「数日から一週間程度の天候予想に基づき、地方予報中枢官署が気象情報として発表」すると説明している。 
 ー https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kisetsu.html
・「令和6年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」
 ー https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html
地方令和6年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月21日ごろ11日遅い3日遅い5月10日ごろ5月18日ごろ
奄美5月21日ごろ9日遅い3日遅い5月12日ごろ5月18日ごろ
九州南部6月8日ごろ9日遅い9日遅い5月30日ごろ5月30日ごろ
九州北部6月4日ごろ5月29日ごろ
四国6月9日ごろ4日遅い11日遅い6月5日ごろ5月29日ごろ
中国6月6日ごろ5月29日ごろ
近畿6月6日ごろ5月29日ごろ
東海6月6日ごろ5月29日ごろ
関東甲信6月7日ごろ6月8日ごろ
北陸6月11日ごろ6月9日ごろ
東北南部6月12日ごろ6月9日ごろ
東北北部6月15日ごろ6月9日ごろ


■ ウェザーニュース
・「関東・甲信エリアの梅雨情報」
 ー https://weathernews.jp/s/news/tsuyu/kanto/
・「2024年梅雨の見通し」
 ー https://weathernews.jp/s/topics/202405/150135/