(午前中雨のため、横浜での観察会中止)
日本から、ISS(国際宇宙ステーション)へ物資を送り届ける宇宙ステーション補給機が第2世代に入った。
第1世代は、2009年から2020年まで7度の運搬を担った「こうのとり」だ。その後継として、第2世代の「新型宇宙ステーション補給機」(HTV-X)*の1号機が、今朝9時00分15秒に種子島宇宙センターからH3ロケットで打ち上げられ、無事軌道に投入された。
(*)新型宇宙ステーション補給機の愛称の募集はないそうだ。(Wikipedia)
(本ブログ関連:”無人補給機:こうのとり”)
H3ロケットは実績を積み、新型宇宙ステーション補給機は商用化の射程に入っているとのこと、頼もしい限り。(Wikipedia)
■ JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構) プレスリリース
「H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の 打上げ結果
2025年(令和7年)10月26日」
ー https://www.jaxa.jp/press/2025/10/20251026-1_j.html
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから2025年10月26日9時00分15秒(日本標準時、24時間表記)に、H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げを行いました。
ロケットは計画どおり飛行し、<打上げ>から約14分4秒後にHTV-X1を正常に<分離>し、軌道に<投入>したことを確認いたしました。 今回の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
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■ Gemini
補給機の新旧比較(抜粋)
JAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と、その後継機である新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)の主なサイズや重量などの違いについてまとめ。
| 比較項目 | こうのとり(HTV) | HTV-X(新型) | 違い(HTV-Xの優位点) |
| 打上げ時重量 | 約16.5トン | 約16.0トン | ほぼ同等だが、HTV-Xの方がわずかに 軽量化 |
| 全長 | 約9.8メートル | 約8メートル | HTV-Xの方が短い(モジュール構成 の変更などによる) |
| 直径 | 約4.4メートル | 約4.4メートル | 変化なし |
| 貨物搭載能力 (質量) | 約4トン(棚の重 さ2トンを除く) | 約5.82トン~5.85トン | 約1.5倍(45%増)に増加 |
| 貨物搭載能力 (容積) | 49立方メートル | 78立方メートル | 約1.6倍(60%増)に増加 |
■ Youtube(登録: テレ東BIZ)
「JAXA 種子島宇宙センターから新型無人補給機をH3ロケット7号機に乗せ打ち上げ」(2025/10/26)
ー https://www.youtube.com/watch?v=UNYmbnRNXcs