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2018年11月18日日曜日

野川の源流

都心から郊外へ向かう電車の中で、急にヒンヤリさせる「武蔵野台地」らしさを気付かせる地点がある。都心と台地の高低差による気温の変化なわけで・・・と記しながらふと気付いた。今の電車は、空調が効いて窓を開ける必要がない(実際、窓は開かない)ため、若い人に分からないかもしれない。
昔の電車は、夏など車内が蒸し暑くなると、窓を開いて外の空気を取り入れたりしたので直感的に理解できたことだが・・・。

現在の都心は台地の下側に広がる。古い地名に「谷」(つまり崖の下)があれば、台地との境界を示すことになる(四谷、渋谷、下谷など)。東京の西側にある台地は奥に進めば高度が増すわけで、普段でも都心と比べて気温は低い。

そんな都心の低地をスリバチに見立てて「東京スリバチ地形散歩」(皆川典久著、洋泉社)という本がある。「多摩武蔵野編」を去年の暮に購入したが、読むだけで台地散歩に至っていなかった。(武蔵野台地の境目である崖を示す)「国分寺崖線」に沿った代表的な川(小川だが)に「野川」がある。野川の源流をたどり、湧水地を見ることにした。

といっても大げさなことではない。まちおこしの協会が主催する「野川の源流を探ろう!」に参加したのだ。国分寺駅前に集合(午前10時過ぎ)、湧水場所や史跡を巡って、日立中央研究所内の大池そばにある湧水場所で解散(12時30分過ぎ)した。次の行程だが、地図上のイメージと違って先々に起伏があり、私の足腰ではいささか難儀した。
 ・お鷹の道
 ・真姿の池
 ・史跡(武蔵国分寺跡)
 ・姿見の池  ←・・・・ 今回初見のはず?
 ・大池(日立中央研究所内) ←・・・・ 今回初見!(年2回同所公開とのこと)
あらためて、丁寧に解説いただいたスタッフの方々(同じほどの年齢とお見受けするが元気!)に感謝。

2018年11月17日土曜日

対流

街のハンバーガー屋で(ホット)コーヒーを、最初の一口飲んだとき火傷しそうになることがある。フッと息を吹きかけても冷めることはなく、コーヒーメーカーで熱せられた高温のままのようだ。思い当たる節がある。マグカップに入ったコーヒーを家庭用電子レンジで温めたときもそうで、熱さに揺らぎがないのだ。

ショップや家庭用電子レンジの湯沸しは、高温で恒温状態に暖められ、熱が(冷めないほど)均一になって「対流」がない。そのため、風味や触覚の揺らぎも発生しない。どんなも美味でも、平盤なものには魅力がない。微妙な変化があってこそ魅かれるものだ。

ところで、冬の冷え込みに部屋をエアコンで暖めたが、温もりが単調で飽きがくる。ガスストーブを加えれば、温もりに尻尾があるように室内を巡るのが分かる。対流の妙味は、変化を感じとれることだ。(あえて低速の扇風機を回したりすると埃が舞う。空気清浄機も必要になる)

均一で単調なものは苦手だ。人工的平盤さに不自然を感じるからだ。わが身四方に一律でない変化があってこそ自然であり、微妙な変化の兆しを感じとれてこそ生命力なのだと思う。ハンバーガー屋のコーヒーに、熱の微妙な揺らぎを(スマイル以外に)「0円」でサービスして欲しいなんて思ったりする。

2018年11月16日金曜日

マーベル、マーブル

今日の残り時間がない。いつもは聞かない深夜のラジオ番組に耳を傾けて、はっと気付いた。

アメリカのコミック「マーベル・コミック」にさまざま登場するキャラクターの原作者で、先日(11/12)亡くなったスタン・リー(Stan Lee、本名:Stanley Martin Lieber、1922年~2018年)の回顧番組に、小野耕世氏(1939年~)が出演された。

マーベル・コミックについては、パルプ・マガジンのイメージがするが、スタン・リー作のキャラクターは現代的な今風の個性を持っているそうで・・・映画の通りか?

ところで、マーベルといわず、しきりに「マーブル」と語られた。1980年代にそうだったようだが、とはいえパルプ・マガジンまで戻れそうもない。

いろいろと語ってもらいたい、生き字引の語る番組を願いたい。

2018年11月15日木曜日

Yiddish語 2018秋-7

日本の電車で乗客がよく転寝する姿を、欧米人には信じられないそうだ。でも、体験すれば分かると思うよ、これほど心地よいものはないのを。

今日、イディッシュ語教室通学路の地下鉄座席で、何度も転寝を繰り返してしまった。教材が入って膨らんだカバンを膝に置き、それを覆うように両手を繋いで固定しだが、気付けば繋いだ手が解けている。・・・何度も繰り返した。

ところで、今日の授業は、いつも先導してくれるクラスメイトがお休みのため、(今秋期に初参加の方も含めて)残りのメンバー共通理解のために <動詞の活用>の総復習をした。

(本ブログ関連:”Yiddish語 2018秋”)

これから先、電車の中で転寝して目が覚めたら、いろいろな言葉を流暢に喋れるようになるという奇蹟が起きないものだろうか。何度も眠っているが、一度もそんな体験がないが・・・願っている。

2018年11月14日水曜日

2018年 第69回「NHK紅白歌合戦」出場歌手

大晦日に恒例の歌番組、「NHK紅白歌合戦」の本年度出場者リストが発表された。紅白という男女に分けて歌を競い合うスタイルが欧米にないと識者はいう。でも、69回も続けばそれはそれで一つの文化だ。日本人はそんな舞台が好きなのだ。

とはいえ、歌への感度が鈍くなったせいか、歌番組を聞くことはない。最近、「NHK紅白歌合戦」を聞くことも減った・・・億劫になったといってもよい。ところが、出場歌手が決まると気になるものだ。時代感覚のずれを知る一種のバロメーターとして、つい歌手名を確認してしまう。

(本ブログ関連:”紅白歌合戦”)

ということで、次の出場歌手リストで、知っている(聞いたことのある)歌手に「○」印を、名前だけ知っている歌手に「△」印を勝手ながら付けさせていただいた。

朝日新聞の記事「紅白歌合戦の出場歌手発表 DA PUMPは16年ぶり」(11/14)より

【紅組】
【白組】
○ aiko(13) ○ 嵐(10)

あいみょん(初) ○ 五木ひろし(48)
△ いきものがかり(10) ○ EXILE(12)
○ 石川さゆり(41) ○ 関ジャニ∞(7)
○ AKB48(11)
King&Prince(初)

丘みどり(2) ○ 郷ひろみ(31)
△ 欅坂46(3)
Suchmos(初)
○ 坂本冬美(30) △ 三代目 J Soul Brothers(7)

島津亜矢(5)
純烈(初)

Superfly(3) △ SEKAI NO OWARI(5)

DAOKO(初)
Sexy Zone(6)
○ 天童よしみ(23) △ DA PUMP(6)
△ TWICE(2) ○ 氷川きよし(19)
△ 西野カナ(9) ○ 福山雅治(11)
△ 乃木坂46(4) △ Hey!Say!JUMP(2)
○ Perfume(11)
星野源(4)
○ 松田聖子(22)
三浦大知(2)
○ 松任谷由実(3)
三山ひろし(4)
△ MISIA(3)
山内惠介(4)
○ 水森かおり(16) △ ゆず(9)

Little Glee Monster(2) ○ YOSHIKI feat.HYDE(初)




○ 9 ○ 8
△ 6 △ 5

それにしても、何かしてもしなくても一日が終わり、あっという間に一年が過ぎる。あっけないものよ!

2018年11月13日火曜日

冬の公園に桜が咲いていた

2週間ほど前、ある公園の脇を通ったとき、園内に白い花が咲く木立が見えた。おやと思うまま過ぎてしまったので、多分あれは桜だったろうと確信のないまま終わった。枝振りから梅の木ではなかったし。

曇り空で明かりも鈍い今日の昼過ぎ、別の公園にだが出かけた。肌寒い平日のせいか、遊歩道を歩く人影もなく閑散としていた。この時期になれば、枯葉ばかりが目に付く。そんなとき、グラウンド横に、先日見たのと同じ白い花が咲いていた。
近づいて見れば、白い八重桜だった。ひっそり咲く、勝手にそんな思いで見るからかもしれないが、どこか弱弱しい風情がした、

まだ若い桜の樹が二つ立っていた。それぞれの横に解説の案内板があり、一つには「子福(こぶく)桜」、もう一つには「十月桜」の名を記して説明が書かれていた。共に秋から冬にかけて花を咲かす栽培品種とのこと。花弁は薄くわずかな風に小刻みに揺れた。

冬咲くことを定められた公園の桜に、栽培品種の寂しさを感じてしまうのは思いすぎか。公園にもっと人出があって賑やかな中で見たら、違った感想をしたに違いない。

2018年11月12日月曜日

帰り道のもの影で

今日は昨日より冷えると、テレビの天気予報で気象予報士がいった。とはいうものの「例年と比べて暖かい」と付け加えられた。なるほど、韓国語会話教室の帰り道、夜道は思ったより寒くなかった。重装備に近い防寒着も、あてが外れたよう。

風もない帰り道、外灯の影で若い母親が幼い女の子をママチャリの後部座席に乗せるのが見えた。こんな時間にと思った。夜9時過ぎだ。保育園に預けていたのだろうか、なぜかいろいろと気になった。普段から、ママチャリに子どもを前後に乗せて走る母子の様子に、思わず「頑張って」と口ずさむ。歳をとると、そういう思いが強くなる。

ところで、子どものころ、父は自分だけ見る映画があって、母に嫌味をいわれていた。今は無いジャンルで「母子(ははこ)もの」(或いは母物映画)という、戦中・戦後の経験の中で生まれた女性像、母子家庭を描いたものだ。誰もが共有した時代があったからこそ、働き場所を限られた中でも健気に生きる母子に観客は涙した。(ネットに研究者の論及があった。当時の観客たちの時代の経験と心情をふまえて、それぞれの立場まで肉迫したか気になる。)

勝手な想像は許されないけど、あのときもの影で見た母子(ははこ)の姿に一瞬で反応してしまったのは、もしかしたら、父に何度か連れられて見た、三益愛子の映画の一場面が蘇っただけかも知れない。

2018年11月11日日曜日

魔法瓶が降りてきた:小型回収カプセル(HSRC)

地上400Kmを回っている「国際宇宙ステーション(ISS)」と、「約6トンという世界最大の補給能力」を持つ、JAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり 7号(HTV7)」が、9/28に接続した。約41日間の係留後、11/8に分離、本日の11/11に大気圏再突入して使命を完了した。その際、同補給機から「小型回収カプセル(HSRC)」が放たれ、南鳥島周辺の太平洋上に着水し回収されたという。

(本ブログ関連:”こうのとり 7号”)

小型回収カプセルは、タイガー魔法瓶が開発した真空二重容器で、まさに魔法瓶メーカーのお手の物だ。その詳細は、産経新聞(11/11)の記事に「カプセルはISSの日本実験棟『きぼう』で作成されたタンパク質の結晶と金属酸化物の試料計約1キロを収納した。円錐(えんすい)に近い形状で直径84センチ、高さ66センチ。試料の鮮度を維持するため、内部を4度に保つ保冷剤が入っている。」と記されている。

(本ブログ関連:”タイガー魔法瓶”)

また、再突入に当っては、「今回のカプセルはエンジンを噴射して姿勢を制御しながら減速し、試料への衝撃を和らげながら降下できる。」(11/11)とのこと。

カプセルというより魔法瓶がといった方が馴染みやすいのだが、それを前面に出したニュース記事タイトルは見当たらない*。でも、開発会社がタイガー魔法瓶と聞いて以来、なんだか空から魔法瓶が降りて来る気がしてならない。

(* )追記:おっとっと、ありました !!
FNN Primeの記事「“究極の魔法瓶”地球に帰還 米ロに続く3カ国目の技術」(11/11)に関連の動画像が掲載されている。

2018年11月10日土曜日

石川さゆり「津軽海峡・冬景色」

「流行歌」という言葉が隠れて久しい。昔、誰もが耳にした、小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」(作詞:山上路夫、作曲:平尾昌晃、1972年)の歌は、子どもから年寄りまで口ずさむことができた。私たちはそれを流行歌と呼んだ。

流行歌は、レコードやテレビから繰り返し聞こえ、歌詞カードや字幕なしに親しまれた。電化製品が「家電」から「個電」へと細分化された結果、音楽も共有するものから個人のものへと変わっていった。音楽はいつの間にか、ヘッドホン(或いはイヤホン)の中で響き、足の早い消費物へと変質したようだ。

時代は、二、三十年のサイクルで大きく変遷する気がする。時代の変化は、その後に継承されることもあれば、また振り出しに戻ることもあるようだ。時代(或いは世代)を表す重要なキーワードがいつのまにか消えうせ、実は旧態のままだったりする。さいころは何度も振り返されるようだ。伝わらぬ無念さをひしひしと感じることもある。

冬に思う歌といえば、誰もが口にした(歌いたくても難しい)流行歌がある。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」(作詞:阿久悠、作曲:三木たかし、1977年)だ。北へ帰る、演歌の定番とでもいうべきものだ。そして、津軽海峡の言葉から冬景色をはずすことができないほど、彼女の抜きんでた歌唱力は、この作品を別段に乗せた。

(本ブログ関連:”石川さゆり”)

当時、次のYoutubeを見れば、粗忽なファンは彼女のイメージを追ったかもしれない。けれど、彼女はそんな騒ぎを超えて、歌本流を昇っていった。歌謡界の大きな柱を担う存在として。


(Youtubeに登録のblue birdに感謝)

2018年11月9日金曜日

大江戸三文オペラ

イディッシュ語のクラスメイトに音楽家(歌手と演奏家)がいて、今晩、表記タイトル「大江戸三文オペラ」のコンサートに出演された。都会のイベントのため、帰宅したのが深夜の24時直前。今日の日付だけでも残しておきたいと慌てて、この出だしだけ記す・・・詳細は後で。

ひとまず、11月9日のタイムスタンプが付いて一安心。

戦前戦後を通じてドイツで活躍した劇作家の歌を、日本語歌詞で表現された。いつも教室で明るく活発な方だけに、ステージから伸びやかな歌声が会場に広がる。みなは、その声に合わせて体を揺らせ聞き入った。

教室の仲間も客席にいて、コンサートの最後に一緒に、”bravo”(【yshr-koyekh】ישר־כּוח)を叫ぼうと申し合わせたけど、日本語・ドイツ語・英語などと歌が続いた後では、さすがに気が引けた。イディッシュ語で声を出す必然性がないのだから。次回の教室で叫ぼう。

2018年11月8日木曜日

Yiddish語 2018秋-6

ネットで話題になったことだが、或る作家が、昔の農民(百姓)がどんなものを食べていたかを記した内容について、学校の歴史教師が批判したという。外野から見て気になったのは、その教師が、学校が在る地元の郷土史を普段参照しているのだろうかということだ。

私の記憶では、学校の歴史授業で郷土史を語ってくれた教師はいなかった。自分たちの先祖の生活に戻って過去の一端を探れば、歴史が身近になったのではと大変惜しまれる。その上で、歴史教育家たちの作った教科書に戻って語れば、歴史が具体的になった気がするのだが。

江戸時代に開発されたこの地は、乾いた台地上にあり、小麦、野菜くらいしか作れず、水田は台地の下を流れる小川を囲むわずかな場所にしかなかったという。そんなわけで、生活は苦しく、日常の食事は雑穀が主体だった(うどんはハレの日ぐらい)。それは、明治大正期ころまで及んだという。
当然、江戸の時代に、長男以外に土地は相続されず、次男三男は家付きのまま一生独身で過ごすか、江戸の町に出るしかない。才能のある者は、運がよければどこかの農家の養子になって跡を継ぐことができた。

(本ブログ関連:”小麦”)

私たちは運がいい、そんな過去から生まれ残ったものであり、今この世界の中で驚くほど豊に暮らしている。私たちが口にする正義が、どんなに運のよいものか。

おっとと、今日のイディッシュ語の授業について記すはずだったのに・・・前段が長過ぎたようで。

(本ブログ関連:”Yiddish語 2018秋”)

授業の前半は、慎重な女性とお気楽な男性の会話。内容を噛み砕くように、ゆっくりイディッシュ語のみのスタイルで解説いただく。せっかくのストーリー、先生の筆力でユダヤジョークらしい風味が増しているというのに・・・その面白さに、直ぐに気付けぬ残念さ。

後半は、児童向け教材「דער אָנהײבער(The Beginner)」の中から、男の子が、我がまま半分に、お母さんへ食べ物ねだりするといった内容。登場する男の子と女の子、どちらが年上なのやら、教科書のあちこちの場面で、二転三転するのが面白い。

そんなわけで、頭の中は柔軟体操になってしまい、帰りの地下鉄で転寝し放題だった。

2018年11月7日水曜日

立冬 2018

今日、カレンダーでは二十四節気の「立冬」、<冬の気配が始まる>ころという。旧暦の9月がようやく終わり、明日から10月となって「冬」が始まる。ところが新暦の現代、(日常実感する季節の)「冬」と、「立冬」が連動しない。次の【月別の季節区分】のように、12月までおあずけといった方がよい。

【月別の季節区分】
・冬 : 新暦 12月~02月、 旧暦 10月~12月
・春 : 新暦 03月~05月、 旧暦 01月~03月
・夏 : 新暦 06月~08月、 旧暦 04月~06月
・秋 : 新暦 09月~11月、 旧暦 07月~09月

(本ブログ関連:”立冬”)

今日もそう、都心の最高気温は20℃で、テレビ各局の天気予報で「暖かい一日だった」と語られた。実際、例年の立冬はさほど寒くない。去年は少し冷えたが、それ以外の年は若干おだやかであることが、goo.net 天気の「東京の過去の天気 11月7日」を見ると、20℃超えが意外に多いのが分かる。

とはいえ、日向と日陰の気温の落差は激しく、日沈があっけないほど早い立冬。冬が始まったといえばそのように思える。

2018年11月6日火曜日

イ・ソンヒ 「一輪菊」

この時期(先月中旬~今月にかけて)、東京のあちこちで「菊祭り」が開かれているという。花を愛でることが主眼で、栽培者の丹精込めた菊の花が陳列されているようだ。

子どものころ、親父に連れられて「菊人形」の祭りに行った記憶がある。菊の花を観賞するというより、その名の通り(昔の百貨店の和服売り場に立っていたような)人形の顔や手足、或いは衣服だけ残し、他を小さな菊の花で覆うといったもの。無表情で遠くを見るような眼差しが気味が悪くてしょうがなかった。正直、いまだに馴染めないでいる。

そのせいか、今も菊人形のイメージが重なって、菊祭りに足が進まない。もちろん、たたずむ一輪の菊の花に、凛としたおもいを感じるのだが。

ところで、イ・ソンヒの歌に、9集収録の「一輪菊(한송이 국화)」(作詞チェ・ユジョン、作曲ヤン・ムンソン、1994年)がある。この歌の軽快さは一体どこからくるのだろう。韓国の代表的「KY(クムヨン)カラオケ」のリストにもある由し。

一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも  素朴な香りに染まるように
小さな花瓶の中で一輪の菊  この世の憂いを洗ってくれる
黄色い花びら差し出した顔  ささやくように愛を語るよ
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも  素朴な香りに染まるように
あ~

(本ブログ関連:”一輪菊”)


(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

2018年11月5日月曜日

(雑談)タコ焼 - 続

今日も、韓国語会話教室の帰り道、路肩にポツンと立つタコ焼屋に寄って、ひとパック購入した。夜の空気は思ったほど冷え込んじゃいないけど、前回(購入)のときの反省から帰宅して電子レンジで温めた。あちっちと息を吹きかけ、冷ましながら食べる。それでも熱くて、上歯茎の裏を火傷する。

(本ブログ関連:”タコ焼屋”)

今回もマヨネーズを遠慮し、なおかつ青海苔も断った。するとタコ焼屋の主人は、ソースを塗った上に鰹節をふわりとかけたのだ。
「実は、鰹節もいらないんだけど。あれもこれもいらないというと変な客扱いされても・・・」と語ったところ、
主人に「青海苔よりも、鰹節の方が香りが強いんですけどね」といわれた。

本当は、何もない方がお気に入りで(更にいえばソースもいらない)、タコだけで十分だ。

次は、「ネギ焼」にチャレンジしたい(これは、完全に祭りの屋台の出し物)。ちなみに、生地は薄く、ネギはほどほど。ネットを探したところ、いろいろと盛り合わせしているが、あっさり、すっきりが肝要。自分で作るしかない。

2018年11月4日日曜日

映画「新しき世界」

無料で映画を見られる、動画サイト「GYAO」はありがたい。どれにするか選択する前に、趣向の合わないものを避けたくて、まずはユーザーレビュー(ネタばれしないもの)をつい参照してしまう。評判よいものに間違いはないと信じている。

そこで選んだのが、韓国映画「新しき世界(신세계)」(2013年)だ。日本タイトルは、わざわざ「新しき世界」と銘打っているが、原題は「新世界」。当然ながら、百貨店の名前ではではない。

ヤクザの内部抗争の兆しを嗅ぎ付けた警察幹部の一部は、ヤクザ世界を一掃しようと、「新世界プロジェクト(신세계 프로젝트)」と名付けた作戦を開始する。ヤクザ組織に潜入した警察官を、駒のように扱い、窮地に追い込むことを厭わない非情な警察上司、一方で、潜入者の正体を知りながらもなぜか許容するヤクザの「兄貴」、華僑人脈などさまざまな人間模様が描かれる。卓上に並べられたトランプカードが、次々とあっけなく裏返しされるように変転する。

韓国映画独特の殺伐とした暴力シーンもないではないが、それを前面に押し出すこともなく、微妙な人のつながりを描く。映画の柱でもある、気のいい「兄貴」と潜入者との間に通じる信頼に興味が引かれる。カードの裏になるのは誰かも分からない、先行きの読めない展開に時間を忘れて見入ってしまう。久し振りに映画を堪能した。

監督・脚本
・パク・フンジョン
出演者
・イ・ジャソン(潜入者:警察官): イ・ジョンジェ
・カン・ヒョンチョル(上司:課長): チェ・ミンシク
・チョン・チョン(兄貴): ファン・ジョンミン

2018年11月3日土曜日

文化の日 2018

あまりに代表的な祝日のため、ブログの11月3日に、「文化の日」についてしっかり記したのは、わずか2回しかなかったのに驚く。なにしろ、文化の日にふさわしい「文化勲章」に触れるほどつまびらかでない・・・文化に疎い、文化的でないからといった方がよいかもしれない。

(本ブログ関連:”文化の日:2015、2016”)

今日、皇居で行なわれた文化勲章の親授式で、天皇陛下から勲章が授与されたのは次の方々という。(日経新聞記事(11/3)より)
・劇作家で評論家 山崎正和氏(84)
・作曲家 一柳慧氏(85)
・京大名誉教授で情報工学 長尾真氏(82)
・陶芸家 今井政之氏(87)
・東大名誉教授で租税法学 金子宏氏(87)

このなかで、山崎正和氏の「室町記」を遠い昔に読んだ記憶があるぐらいで、一柳慧氏は現代音楽家として名前だけ、他の方々は皆目存じあげない。そんな程度では、文化の日についてブログに記せるわけもない。

Googleニースのトップニュースに、文化勲章の親授式があげられてなかった。新聞大手紙のネットのindexページにも見当たらない。実際の紙面を見てないので何ともいえないが、いろいろと気になることである。

2018年11月2日金曜日

カレンダー

今朝になって、月表示のカレンダーを11月にした。日めくりカレンダーは、毎日替えているため、日ごと薄くなってゆらゆら揺れる。月表示カレンダーも、最近、新しいのに替えると、左右に揺れるようになった。年の瀬のあわただしさを予感する。

(本ブログ関連:”カレンダー”)

「平成」最後の年末、残り2ヶ月しかない。和暦は不思議なもの。昭和、平成と生きて、人生の区切りを知らされるようだ。もちろん短い元号もあったけど、次に記したように、3代生き続けるのは難しい。
明治(1868年~1911年)・・・ 44年
大正(1912年~1925年)・・・ 14年
昭和(1926年~1988年)・・・ 63年
平成(1989年~2018年)・・・ 30年

語学教室の開始ぎりぎりに着席するのがせわしくて、いつも早めに行く。昨日もそうだった。ところが腕時計を見間違えて、早く到着した。事務局の方の特別のはからいで、教室に入らせていただいた。
日頃、時間(数字)に縛られるのはいやだと言っていたはず。時計の数字に惑わせられ、カレンダーの数字に圧迫される。数字なしの生活をしてみたいと想像するが、実は家中にカレンダーがある。

カレンダーを語るたび、ニール・セダカ(Neil Sedaka, 1939年3月13日~)の「カレンダー・ガール(Calendar Girl)」(1960年)にいつも頼ってしまう。明るくはち切れんばかりのオールディーズを耳にしたい。
ところで、ニール・セダカとは、イディッシュ語を少しかじったことで旧交を温めた感じだ。彼には、イディッシュ語の歌もある。

(本ブログ関連:”ニール・セダカ”)


(Youtubeに登録のAK47banditに感謝)

2018年11月1日木曜日

Yiddish語 2018秋-5

数の数え方(数詞)は、その文化を示すもの。位い取りや、更にいえば何進法を基準にするかといった微妙な違いまである。やっかいなのは、発音がリエゾンしたりすると皆目分からなくなる。今日のイディッシュ語教室は、まずは位い取りの基本について教えていただいた。

(本ブログ関連:”Yiddish語 2018秋”)

先週、ユダヤ人作家(小説家、詩人)、ジャーナリスト、画家といった著名人のリストが渡され、彼らの生没年とその地名、業績分野などを調べる宿題があった。この宿題、じつはみんなに大変好評だった。ネットで調べるうち、リストにあげられた人々の人生が見えてきたからだ・・・国境を軽く超えたこと・・・もちろん、それには大きな理由があったのだけど。

今日の授業は、宿題の成果をもとにして、チームを組み、各自、調べた人物紹介をロールプレイした。もちろん、あらかじめ先生からチャット例を解説いただいた上でのことだが。

教室では、別に、イディッシュ語交流のためのちょっとした作業があった。アーティストがクラスメイトにいるという幸運に恵まれて、素晴らしいものになった。

2018年10月31日水曜日

ハロウィンの夜に

今日(10/31)の「ハロウィン」の夜に、悪霊(死霊)がやって来るそうだ。日本なら、仏教行事の盆の夜、祖霊を迎え入れるのだが。キリスト教以前に起源を持つ、精神の古層に沈殿したハロウィンを、キリスト教は拭い去ることができないため、子どもたちの祭りに融合したのだろう。宗教の常套であるが。

(本ブログ関連:”ハロウィン”)

ふだんの生活にないものが、ときどきやってきた。大人は、旅芸人、吟遊詩人、瞽女などを迎え入れ、子どもはサーカスの一団に興奮する。サーカスやハロウィンは、SFファンタジーの巨匠レイ・ブラッドベリの舞台である。(ところで、最近の映画は、なぜかピエロが恐怖をもたらすようだが)

(本ブログ関連:”レイ・ブラッドベリ”)

何かがやってくる。そんな予感は、現実世界でも気付く。逃げ足の速い、嗅覚の鋭いひとがいる。誰よりも巧みに逃げる。ファンタジーとは違う世界の話しだが、多分、広く情報収集能力があり、行動に移せる越境のネットワークがあるのだろう。

(本ブログ関連:”逃げる”)

何かがやってくる不安は、アメ粒一つで追い返せるわけではない。だから、逃げることも重要だ。ところで、年寄りは人生で上手に逃げる。どうやってかって、それは生きている誰よりも早くあちらに逃げるのだ。(こんな軽口をたたける歳になった)

2018年10月30日火曜日

何? 温室効果ガス観測技術衛星

ネットにいろいろ情報があるけれど、素人にとって直感的に理解が難しいものがいっぱいある。

昨日(10/29)*、種子島宇宙センターから、午後1時8分にH2Aロケット40号機で打ち上げられた「温室効果ガス観測技術衛星2号『いぶき2号』(GOSAT-2)」って、一体何なのだろう。
(* 産経新聞記事「『いぶき2号』打ち上げ成功 宇宙から地球温暖化を監視」)

(本ブログ関連:”観測衛星”)

空気中の、二酸化炭素排出量を観測するという。温暖化と炭酸ガスの関係がよく語られるが、結局のところ素人には、温暖化をどのように理解(心配)すればいいのか分からない。

そもそも、温暖化は驚異なのかそうでないのか、そして現在が「間氷期」といわれ、これから気温が下がっていこうというのに、温暖化はそれを打ち負かすほど緊急の驚異なのか ・・・ タイムスケールがわからなくて、実感もないのが本音だ。

長期スパンと別に、短期的に「台風」の性質が大型・強力化しているといった驚異からなのだろうか。