きょうの日付に変わった深夜、最高気温が 21.1℃(01:43)になった。その後、ゆるりと気温が下がって再びピークを持ち直したのは 15時 19.7℃ のこと。実に変則な動きをした。
午前中に病院検査を済ませた足で、昼下がり近隣街にある映画館へ出かけた。最近話題の <ゴジラ生誕70周年記念> 作品の「ゴジラ -1.0」を見るためだ。興行収入が制作費(約21億円)の倍を越え、いずれ5倍にも達するだろうといわれている。
ゴジラ・シリーズとしては、「シン・ゴジラ」(2017年3月22日)を見て以来のこと。今回のゴジラ -1.0 は、CG(VFX)に磨きがかかっている。舞台背景に違和感が全くなく・・・アメリカの観客が怖いと感じるほど。遠くから怪獣が破壊・格闘する様を描くのではなく、逃げ惑う避難者が感じるだろう見上げる恐怖と、足元で感じる破壊力の凄まじさを(疑似)体験させてくれる。
(本ブログ関連:”ゴジラ”)
ゴジラ -1.0 の設定は、戦争で焼け野原になって立ち直ろうとする時代。舞台は、ゴジラが襲来する東京銀座、および決戦の相模湾。そして、シン・ゴジラでの政府の迷動に対して、戦争を生き抜いた(民間人になった)人びとが再結集して対抗するという構成だ。
映画評論する人は、どうやら2,3回は鑑賞するようだが、一度しか見ない私には率直な感想しかいえない。
それは、戦争を生き抜いた人びとが、どうやって(自らの)戦争を終わらせたのかということだ。
映画で、戦争経験者の民間人が多数登場する。映画館の観客に分かりやすくするため、年配者をあてているが、時代設定からいえば、多くは20代、30代の若手だったろう。
ついこんなことを考えてしまう。歴史においても戦後復興を果たしたのは、戦争経験者たちだったのだと。
(追記:12/18)
■ 産経新聞
「ゴジラ新作興収が米で1位 歴代邦画の実写作品で『子猫物語』抜く」(2023/12/7)
https://www.sankei.com/article/20231207-KCZDFCWSTRLSRDSJJSVJZW4ZHM/
■ Forbes japan
「『ゴジラ-1.0』アメリカでの大ヒットの理由は英語字幕とCGにあり」(米在住 長野慶太、コラムニスト、2023.12.15)
https://forbesjapan.com/articles/detail/67982
・ゴジラを形容詞化した「ゴジリアン(Godzillian)」の用法
・標題通り、<英語字幕>の工夫と効用・効果
・米国人から見た、日本の終戦直後の政治背景のポイント など