夏に大層に鳴く蝉は一週間で、コオロギ(cricket)とて蟻に馬鹿にされて冬には朽ち果てる。フランスで、その声は ”cri cri” と聞こえるそうだ。とはいえ、か細くとも存在を大いに示すその意気や良しといえる。
一昨日(3/26)のブログで、航空局から機体番号が付与された八谷和彦氏の自作機「メーヴェ」について触れたが、以前(2018/3/27)に、フランスのMichel Colomban氏制作のミニ飛行機「cri cri」について記した。そのときの「MC-15 Cri-Cri Jet」機体のエンジンは、PBS Velka Bites TJ20A ターボジェットエンジンだったので、今回、それ以前の、レシプロエンジンを搭載したものを探した。何と手動で始動している(片方はそうでもないようだが)!
エンジン音は、コオロギの鳴き声ほど控え目ではない。小さな機体だからこそ寄れば、それなりの音をたてているのが分かる。なにしろ、人を大空に運ぶのだ。昔のラジコン機の記憶(といっても大人たちのそばで眺めていただけだが)がよみがえってくる。
(本ブログ関連:”ラジコン”)
(Youtubeに登録のtahitien93に感謝)