イ・ソンヒのファッションといえば、メガネにスーツとズボン姿が思い浮かぶ。その彼女が、コンサートで大胆な服装をしたことがある。世宗文化会館での22周年コンサート(2006年)ステージに、大胆な真紅のドレス姿で、13集所収の「バラ(장미)」(作詞・作曲イ・ソンヒ、2005年)を歌ったのだ。
(本ブログ関連:”バラ(장미)”)
バラは、高貴さと妖艶さを、美しさのなかに棘がある相反した特徴を持つ。そこに魅力を感じるのだろうか、彼の国では、一般的な花の中で一番愛されるのは「バラ」だそうだ。「あなたに口づけしたい/ああ、その唇はどれほどうっとりするだろうか」、「愛と憎しみの両方を持って」とイ・ソンヒは情熱的に歌う。
それにしても、あっと息を呑む、イ・ソンヒのダンスはぎこちない・・・でも、それがいいのだよ。
「バラ(장미)」
あなたにバラを渡す
その赤い香気、あなたに伝える
私を忘れて眠る夜に
あなたの部屋いっぱいに、バラの花の香気が広がるまで
私たちの愛で生きよう
短い生涯を、夢見るようにしよう
二度と来ないこの瞬間に
愛する時間は、あまりあるではないか
一瞬としても、およばぬとしても
その喜びにひたってみるべきでないか
生きてみて、胸がときめく
時が多くないことを、よく知っているから
その先が痛みだとしても
両の手を広げて、あなたを抱こう
愛しよう
生きてみて
私たち二つの心、熱くなろう
______________
あなたに口づけしたい
ああ、その唇はどれほどうっとりするだろうか
太陽の下、柔らかな花びら
さらに赤く染まっていくのね
愛と憎しみの両方を持って
風の最後にあなたのすべてを預けて
大きくなっていくあなたの熱望は
遥かその昔の、草原を描いているのか
その先が痛みだとしても
美しく咲いたのね
風に触れて
花びらが散るとても
そのこころは、熱く咲いて散る
(Youtubeに登録のD I V A ■ LEE SUN HEE ■に感謝)