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2014年9月20日土曜日

彼岸の入り

今日は「彼岸の入り」だ。Wikipediaによれば、雑節の一つである秋の「彼岸」は、「秋分(=「秋分の日」の今月23日)」を中日とし、前後各3日ずつを合わせた計7日間ということで、今日がその前半部の初日となる。

(本ブログ関連:”彼岸”)

そんな仏教的な時節ながら、いかな境地に達する気配もない。深まる秋の寒さを心配して、昨晩なんかそろそろストーブでも出そうかと思案するのが精一杯。凡俗をきわめるには自信がある。

お話しかわって、今晩のNHKスペシャル「巨大災害(MEGA DISASTER)-地球大変動の衝撃」の第3集「巨大地震-見えてきた脅威のメカニズム」は、ちょっと刺激的で見入った。箇条書きにすれば、こんなことだろうか。
・プレートは、発生して移動する間に次第に厚さを増す。その重みで相手プレートの下に滑り込む。太平洋プレートの場合、海山の巨大な出っ張りを巻き込みながら滑り込む。
・滑り込むプレートに伴った出っ張りに抗して、上側の地中から大量の水が発生する。それがプレート境界面に流れ出て、プレートの滑り込みを容易にさせる。結果、地震が発生する。
・プレートの滑り込む進入角度が浅いと、摩擦面が多くなり、地震が巨大化する。その例として、チリの地震、日本の東海・南海沖地震につながるプレート面があげられる。
・これらのメカニズムの解明に大きく寄与した技術が、「地震波トモグラフィー」である。地震波を元に、3次元的に地球内部の構造をコンピュータを使って解析する技術だ。

明晩の第4集では、「火山大噴火」がテーマだそうだ。何だかタモリはうれしそう。

(本ブログ関連:”タモリの「三浦半島断層群を行く」”)