イ・ソンヒは、デビュー翌年、立て続けにアルバムを1、2集とリリースした。しかし、2集に収録の「秋の風(カルパラム、갈바람)」(1985年、作詞チョン・ウニ、作曲ナム・クギン)で厳しい局面(下記参照)に直面したものの無事切り抜けた。聞くことのできるものは、難色なく美しい曲に当時生まれ直しものだ。
後に、2004年、彼女の20周年記念コンサートで歌った同曲は、突き抜けるような硬質さが薄れ、透明度が増していた。その音質も良い映像がYoutubeにあったが、残念ながら今は視聴できない。
(本ブログ関連:”立秋”)
「秋の風(カルパラム)」
小さな胸にこんなに、しみじみ恋しさ残して
去ったあなたは風、寂しさ呉れた「カルパラム」
今でも目元を巡る、あなたの暖かだったあのまなざし
こころ、何度も何度も、恋しい翼を広げさせるよ
*ああ、あなたは「カルパラム」、雲を作る「カルパラム」
ああ、あなたは「カルパラム」、私のこころ奪った「カルパラム」
小さな胸にこんなに、しみじみ恋しさ残して
消えたあなたは風、寂しさ呉れた「カルパラム」
(*以下繰り返し)
(Youtubeに登録のBread Feetに感謝)
(参考)
上掲のYoutubeに、「(最初)この曲はキム·ヨンジャが83年に発表した曲である『愛の迷路』とリフレイン部分があまりにも似ているという理由で盗作判定を受けました」という登録者の記述がある。このYoutubeは、修正した曲である。