神野美伽には、日本語版アルバム「海峡を越えて」(1998年)があり、もう一つ韓国語版の「OVER THE SEA 해협을 넘어서」(1999年)がある。「韓国側の作曲者がメロディーを先に書き、日本の作詞家がはめ込む型で詩を作った」(小西良太郎)という合作アルバムである。
このなかで、私の好みの曲に、「人生は水の駅」がある。人生の節目節目を駅に例えるなら、その旅路は水の流れのように、或いは果てしない鉄路のようにとどまることなく遠い。ふと、はたを過ぎる駅に、どこかで見たようで、急に懐かしさがこみあがる・・・「私たちは夢の旅人」。ああ、だから演歌はたまらない。
(本ブログ関連:”神野美伽”)
日本語版「人生は水の駅」(作曲:ソン・ミンホ、作詞:荒木とよひさ)
(Youtubeに登録の林義隆に感謝)
韓国語版「人生は簡易駅(인생은 간이역)」(作曲:ソン・ミンホ、訳詩:ソン・ミンホ)
この曲は、Youtubeの8分50秒から聞いてください ⇒【歌詞:No.6右端の歌詞アイコンをクリックします】
(Youtubeに登録のsaran06hyonmiに感謝)
K-Wikipediaによれば、韓国の「간이역(簡易駅)」は無人駅とは限らず、小規模・小型駅まで含むと、次のように記述している。
「利用客が少なく、効率が低く、駅長が配置されず、一般的な駅に比べて規模が小さい駅をいう。簡易駅の駅長は、近隣の普通の駅の駅長が兼任して運営する。しかし、場合によっては駅長がある普通の駅でも簡易駅と呼ばれる場合がある。場所の特殊性のため、写真作家たちの主な撮影対象になったり、多くの文学 · 音楽作品の素材になってきた。」
ちなみに、MBCドラマ「北の駅から」(1996年~1997年)の原題が「簡易駅」だそうだ。