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2023年2月3日金曜日

節分 2023

節分」のきょう、各家庭では「は外」・「福は内」とばかりに(特に子どもたちがいれば)大声で叫んで豆をまく。子どものころの節分はそうだった。

鬼退治の風習は、「追儺」に起源に持っているそうだが、一度としてさかのぼった記憶はない。ということで、「」についてネット上を検索してみた。

(本ブログ関連:”節分”)

数日前のTVニュースで、節分の行事について報じた際、ある神社の豆まきを次のように紹介した。そこでは豆まきの掛け声が「福は内」だけしかないという。宮司は「(神社の)内側に鬼がいないから」と理由を説明した。社に侵入できない鬼は、外側の世間に満ち満ちているようで、毎年節分に、各家庭から追い出される。

わたしは豆まき用の大豆をすでに購入している。撒くよりも、もっぱら食している。豆が体の中に入れば、わたしの内から鬼が退散するのではないか・・・と。

ところで、下記Youtubeの説明で、鬼に対して防御の役割を果たした「方相氏(ほうそうし)」(鬼追い神)は目を多く持っていて、最初の鬼といえる「酒呑童子」も目を多数持っていたことから、方相氏のイメージが鬼に転じたのではないかと語られている。

また、節分の大豆を < なぜ炒るのか > について、次のブログ*に、鬼の「目」をつぶすべき大豆が、生だと地に落ちて「芽」が出るからという解釈もあるそうだ。

(*)ブログ「オリーブオイルをひとまわし」:節分に炒り大豆をまく理由は?
        ー https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/02/post-1382.html

Youtube ガリレオ Ch:「鬼の正体 今の日本があるのは鬼のおかげ?」
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・大阪府 八尾天満宮: 鬼 ⇔ <方相氏(鬼追い神)+ 天狗>
    - 京都府 日本の鬼の交流博物館: 初期の鬼は目に見えない存在
    ー 倭名類聚抄: 隠(おん、おぬ)→ 訛って鬼に転じる(見えない鬼)
    ー 酒呑童子: 目が複数=方相氏も目が複数ある説(見える鬼・見える存在になる)
・能面: 象徴的な顔、角がある鬼は女性だけ(=般若、結婚の衣装に角隠しがある)
・鬼退治: 鬼は退治されるが、その後その土地に祭られる
    ー 桃太郎ばなし: 桃太郎のモデルに「吉備津彦命」、鬼のモデルに「温羅(うら)」の説がある
・鬼: 鉱山、製鐵、土木技術を持っていた集団という説がある

(追記)
歴史研究者には、鬼を資料の中で収束、筋立てしようとするが、はたして縄文・弥生の膨大な時間の中で生活を営み、精神世界を形成してきた日本固有の継承にまで思いいたっているだろうか。