先日、久しぶりに息子に会い、「節分」に合わせた菓子をもらった。そのとき今年の節分は、例年と比べて1日早まるといわれた。テレビのニュースでも、節分の日が「いつもの2月3日から2月2日にずれるのは124年ぶり」といっていた。この歳になると、ああそうとつい聞き流してしまう・・・。
(本ブログ関連:”節分”)
節分は「立春」の前日で、立春がずれれば節分もずれる。立春は太陽の公転周期のずれを調整するため、2月3日になったり2月4日になったり2月5日になったりする。それに伴い節分も変動する。
子どものころ、家族総出で大声で「鬼は外! 福は内!」といって、豆を暗い庭にまいたり、部屋の隅々までまいたりした。節分の行事は家族の楽しみであった。子どもたちが成長するにしたがい、いつのまにかやらなくなる・・・それがいつだったか忘れた。でも、座敷の戸をすべて開け放ったとき、縁側が鬼の住む世界との境界となった瞬間を忘れない。あのとき家族が一体になる思い出ができた。
昼過ぎにスーパーへ出かけたら、店頭に豆まき用の煎り大豆の入った袋が山積みになっていた。今晩、近所の子どもたちがいる家庭で「鬼は外! 福は内!」の声が聞こえるとよいのだが、最近の建築は耐震設計のため縁側が少ない、どうするのだろうか。
ところで、見ることがない漫画「鬼滅の刃」に掛けて、「全集中で鬼退治!」なんてネットで語られているが、節分の鬼と「鬼滅の刃」に登場する鬼とがどういった関係になるのか教えてほしい。