夏の一般公開講座「ロシア・スラヴの言語と文化入門」の最終日(第3回目)に出かけた。家を出るのに少し遅れたので、いつもと違うコースを選んで向かうことにした。途中、ネットで知った、講座会場近くにある、或る書店に寄った。
其処で(語学力を全無視して、記念のつもりで)「詩と散文【ロシア古典叢書】」シリーズの中から「セルゲイ・エセーニン 楓(かえで)の落葉...」を求めた。ハードカバーの表紙は、若い女性たちに愛される詩人であることを示すように、赤い服を着たエセーニンが片手に楓の枯れ葉を持っている絵で飾られている。
(本ブログ関連:”エセーニン”)
表紙に詩の書き出しがあって、詩集の中を見ると1925年11月28日と記されている・・・彼が自死したのはたしか27日だったはず? (素人にはよく分かりません)
楓の落葉の詩を歌った、Youtube映像を見てみよう。歌手Igor Mirkurbanovについて存じないが、渋い歌い方は独特である。
(Youtubeに登録のmedpupに感謝)
ところで、今日の「ロシア・スラヴの言語と文化入門」は、東京外国語大学非常勤講師 阿出川 修嘉(のぶよし)による「現代ロシア語成立の歴史の概説 - 言語と文字の発展 -」という、門外漢には難易度が高いものだった。
・「スラブ祖語」: スラブ民族に共通して使われだしたのが、6~7、8世紀ごろという。意外と古くない。
・「キリル文字」: ギリシャ字をベースに、現代のキリル文字に落ち着くのにいろいろと変遷している。
(本ブログ関連:”ロシア・スラヴの言語と文化入門”)
講座の帰り道、クラス仲間と、地下鉄「茗荷谷」駅近くにあるロシア料理店「ソーニャ」へ行ってみた。美味かった、同時に苦しいくらいに満腹した。