秋になると「バラ」の花が気になる。特にバラ園には落ち着いたかがやきと色彩があり、香りが漂って来る気配がする。
今日は「体育の日」の祝日(また、二十四節気の「寒露」でもある)。韓国語会話は休講となったが、この時期の通い道に、バラの花が塀越しに覗く庭園があった。足を止めてよくよく見れば、後で気づいたことだが、実は庭園墓地だったわけだ。ここに墓を予約したという人の話を聞くことがあり、なるほどとうなづいてしまった。
(本ブログ関連:”体育の日”、”寒露”)
バラに関心があるのは、どちらかといえば中高年の女性のような気がする。ガーデニングが流行り出す以前からの本格定番だが、長く栽培するのは難しく、公園などのバラ園を一団で巡り鑑賞するのが多いかもしれない。明後日(10/10)から、「神代植物公園 秋のバラフェスタ」が始まるという。私にしたら、深大寺のイメージに「深大寺そば(蕎麦)」と「深大寺城」跡があるが・・・。
イ・ソンヒの13集所収に「バラ(장미)」(作詞・作曲イ・ソンヒ、2005年)がある。韓国では、花の人気のトップがバラという。いずれのアンケート調査からそのようで、なぜそうなのか知りたいところだ。彼らに「むくげの花」に対する主義もあれば、「さくら」に対する主張もあるが不思議な感じがする。
(本ブログ関連:”バラ”、”百万本のバラ”)
以前、ブログで紹介させていただいたことだが、東亜日報(donga.com)の記事「[カンホンの歌手列伝] <14>イ・ソンヒ」(2011年10月10日)に、大衆音楽評論家のカンホンが、イ・ソンヒの「バラ」について次のように記した部分がある。(抜粋)
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・イ・ソンヒという名前は、栄光と絶望が交差する韓国女性ミュージシャンの歴史の巨大な注釈点のようだ。1994年9集の興行惨敗は、彼女の音楽履歴で最も危機だったにもかかわらず、彼女は決して挫折しないで、「因縁」と「バラ」という傑作を作ったシンガーソングライターとして、そして、成熟した女性に衣替えした2005年の傑作「四春期」(13集)のアルバムを、私たちの手に抱かせてくれた。
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あなたにバラを渡す
その赤い香気、あなたに伝える
私を忘れて眠る夜に
あなたの部屋いっぱいに、バラの花の香気が広がるまで
私たちの愛で生きよう
短い生涯を、夢見るようにしよう
二度と来ないこの瞬間に
愛する時間は、あまりあるではないか
一瞬としても、およばぬとしても
その喜びにひたってみるべきでないか
生きてみて、胸がときめく
時が多くないことを、よく知っているから
その先が痛みだとしても
両の手を広げて、あなたを抱こう
愛しよう
生きてみて
私たち二つの心、熱くなろう
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あなたに口づけしたい
ああ、その唇はどれほどうっとりするだろうか
太陽の下、柔らかな花びら
さらに赤く染まっていくのね
愛と憎しみの両方を持って
風の最後にあなたのすべてを預けて
大きくなっていくあなたの熱望は
遥かその昔の、草原を描いているのか
その先が痛みだとしても
美しく咲いたのね
風に触れて
花びらが散るとても
そのこころは、熱く咲いて散る
(Youtubeに登録のMusic maniaに感謝)