Jaxa(宇宙航空研究開発機構)の発表記事「きぼう船内ドローン『Int-Ball』からの映像初公開!」(7/14)に、何ともかわいらしい随伴型のドローンが紹介された。国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟「きぼう」の中で、宇宙飛行士が業務と併行していた撮影作業を代行する、自律移動型船内カメラだ。
無重力の室内、自由に移動が可能(12台のマイクロファンによる並進制御機能*)のようだ。しかも、撮影した映像を地上の管制官らも同時に確認できるという。これを介して随時適切な助言も可能になる。
(* 資料:「JEM自律移動型船内カメラについて」)
その「Int-Ball」の紹介映像を見て、いかにもアニメ好きな日本の製品らしい感じがした。ロボットクリエーターの高橋智隆氏のロボット「Robi」のデザインが浮かんできたが・・・関係されているのだろうか。
それはそれとして、Youtube映像に流れる音楽が、まるで子ども向けテレビ番組のようでおもしろい。母親に付いて回る幼児のイメージがするのだ。日本人は、対象を幼いイメージにして作り上げるかんどころがあるようだ。
・・・映像の最後に、電源が切れたといって、床に落ちるなんて・・・無重力でしょ、まったくアニメ感覚なんだから。もしかしたら、「Int-Ball」の正体はケロロ軍曹かもしれない。
遠い宇宙のISSの中、安全で正確な作業が要求される場面で、「Int-Ball」は宇宙飛行士にとって癒してくれる信頼できる相棒になるだろう。これが、私の部屋にいたら監視されているようで、少々厄介なのだが・・・でも、ぐうたらな日常を叱咤激励してもらうために悪くはない、なんて考えてしまう。
(Youtubeに登録のJAXAに感謝)