ニューズウィーク(日本版、6/7号)に、「搾取されるK-POPの女たち」(デービッド・ボロズコ、GlobalPost.com)という、随分センセーショナルなタイトルの短文が載っている。しかも、サブタイトルは、「芸能事務所が強いる美容整形とギャラ配分の『奴隷契約』」というのだから。
K-POPのエンターテインメント業界において、女性歌手はギャラのほとんどを事務所に持っていかれ、アーティストの取り分が少ないなか、女性歌手はさらに美容整形を強いられるという女性蔑視的な問題にも直面している。その現状を中心に紹介した記事だ。
とはいえへ、最後に、女性パワーを見せる次のような楽曲が出てきているという。(実は、今まで一度も聞いたことないし・・・このブログのために新たに聞いてもいない。ネットで歌詞情報を一部参照したが、容赦を)
・女性アイドルグループ「miss A」の、「男なんか要らない(남자 없이 잘 살아 / I don't need a man)」
・「MAMAMOO」のメンバー、ファサのソロ曲で、「かわいくなくたって隠れる必要はない」と歌った。
・IUが昨年(2015.10)リリースした、「トゥエンティー・スリー(스물셋)」
(付記)
最近、江南で起った悲惨な事件から、女性に対するある視点が問題になっているようだ。いわゆる女性嫌悪であり女性蔑視という課題で、その解放がいかであれ、アジア的な残渣として相当に根深い。