木曜日の昼過ぎ、地元公園に桜の咲き具合を見に行く。驚いたことに、子どもたちと一緒の家族連れの姿が目立つ。公園中央の大きな広場の草原に、シートを敷いて食事をしたり、そのそばで遊んだりしている。普段、平日に見られない光景だ。どうやら、子どもたちの春休みを有効に使っているようだ。
例年、公園西側にある「たてもの園」前の広場は、桜の花に埋まる。桜花に誘われた大人たちも大勢集う。ここの桜も満開に近い見事な咲きぶりだった。4月2日(土)、3日(日)の「桜まつり」が楽しみだが、風が吹くと、わずかに花が舞い散るものまである。花見は、早ければ早いほどいいようだ。
今日、東京(都心)の桜が満開になった。日本経済新聞の記事、「東京都心で桜満開 平年より3日早く」(3/31)によれば、「気象庁は31日、東京都心で桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。同庁によると、平年より3日早く、昨年より2日遅い。職員が靖国神社(千代田区)の標本木で8割以上の開花を確認した。」とのこと。ここ数日、都内は桜で浮かれることになる(きっと)。
公園から戻る途中、近所の桜並木道の様子をうかがう。ほとんど人影もない、全くの穴場だ。通りを両側から覆うように、背の高い桜が花のアーケードを作っていた(本当に)。
桜の美しさを感じるのは、花弁を通して空を見上げるときだ。白い花弁が重なって薄いピンク色に見え、それらがゆっくり風に揺れる。花の合間から背景の青空が顔をのぞかすとき、記憶に通じる桜になる。桜の花はいつまでも変わらない。
(本ブログ関連:”桜”)