朝寝が好きでモゾモゾしているうちに、9時に起床した。実は寒い5時ころ目覚めたが、布団の暖かさに負けて、二度寝してしまった。
起床すればあっけない。あっという間に、昼になってしまった。ほぼ一週間ぶりに気温が反転して、最高気温が 13.6℃(14:46)になった・・・気温が少し高まったというだけで何となく穏やかに感じる。
ところで、テレビで <俳句> を扱う番組やコーナーをときどき見る。投句された作品の解説を聞くたび、なるほどと鑑賞したりするが、句作については一向にダメで想像すらできない。チャレンジなんて初めっからあきらめている。
「続 折々のうた」(大岡信、岩波新書)に、元禄の大阪の俳人 小西来山(1654年[承応3年] ~ 1716年[享保元年])の遺稿句集『いましがた』*(1734年[享保19年] 刊)におさめられた次の句がある。
(*)来山没の18年後、「彼の門弟たち(主に子の其雫ら)によって編纂」(生成AI Gemini)
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我が寝たを首上げて見る寒さ哉
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布団にくるまって寝床の様子を、首をあげて再確認し、やっぱり寒いと感じる場面か。可笑しくもあるし、誰もが共感する冬の寒さだ。
また、俳句(俳諧)の芸術性を深めようとした芭蕉(1644年[寛永21年] ~ 1694年[元禄7年])と、庶民の笑いを作風にした来山との対面があったそうだ。(Gemini)
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1694年(元禄7年)の面会
芭蕉が亡くなる直前、最後の上洛・大坂入りの際に、来山は芭蕉を見舞っています。
・面会の様子: 大坂の宿(花屋仁左衛門宅)で病床にあった芭蕉を、来山が訪ねました。
・芭蕉の評価: 芭蕉は来山について <「風雅のまことある人(俳諧の真実を理解している人)」> と高く評価し、彼の誠実な人柄を愛したと伝えられています。
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