今朝も快晴。野鳥観察(探鳥会)で草木の中を巡るため、虫よけに長袖服を考えたが、さすがに暑苦しい。半袖服を着て家を出る際、虫よけ用の噴霧薬を、腕や足首にタップリ吹きかけた。
(本ブログ関連:”野鳥観察”)
早朝とはいえ太陽の高度は高く、夏用のつばの大きい野外ハットも役立たず、陽射しが目を直撃する。手のひらで、まぶしさを遮ったほど。集合場所への途中、畑地に中型の向日葵の花が咲く畝を見つけた・・・夏は今が盛りだ*。そして、あっという間に秋が来る。
(*)夏が盛りの昨夜と今夜、大学のグラウンドを借りて市民「夏祭り(盆踊り)」がある。
前回の野鳥観察と同様、参加者数 > 野鳥種類数 となった。参加者は前回より少ないにもかかわらず。野鳥も暑すぎて、飛びまわるのも鳴くのもシンドイのかもしれない。
探鳥の途上、今回も下記内容も含めて、博識の会長から次の話をうかがった。
● 「サクラ」の樹液が固まって膨らんでいたこと
フィールドを進んでいたとき、順路に「ハチに注意して」標識があり、桜の樹の周りを黄色のテープで囲っていた。
・桜の木の根元に、薄黄緑色した塊り(樹液が発酵して膨らんだもの)がある。「クヌギ」、「コナラ」にも見られる。
・樹液を滲み出すため、まず「スズメバチ」などが強い歯で樹皮をかじる。その後、樹液を求めて、かじる力のない蝶やカブト虫などが集まる(ハチの恩恵)。スズメバチと蜜を吸うだけの昆虫は、「棲み分け」の関係(多様性)にある。
前回(7/27)の観察会で見つけたものを、小学生会員が同定したとのこと。凄い。
・「ナラ枯れ」などで、樹木が消失した影響があって増えたのではないかとのこと**。
(**)東京都レッドデータブック: https://tokyo-rdb.metro.tokyo.lg.jp/アカアシオオアオカミキリ/
● 玉川上水のサクラ
・玉川上水は、サクラの名勝として有名だが、今のように他の樹木との混在を今後どうするか議論が分かれているそうだ。
今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・アオゲラ: 樹間をよぎる瞬間が見えたが、高すぎて首がきしむ(23区にいない鳥という)
・カワラバト(ドバト): きょうの最多、遠く高圧線に群れているのがみえた
・カラス: 1羽が、小川に水を注ぐ場所で「烏の行水」をしていた
・カワセミ: 遠く指された先に見えたが、カメラを構えたときには消えていた
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・カルガモ: 川辺の葦や野草に隠れて、2羽を見るのみ
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・ミンミンゼミ: 鳴き声ばかり
・ヒメウラナミジャノメ: イネ科の草を食する
・ヒカゲチョウ: 日影・木陰にいる
・ツマグロヒョウモン: 上記の蝶に比べて色・模様が際立っている
・ジャコウアゲハ: ツマグロヒョウモン囲んで見ているところに割り込んできた
・タイワンウチワヤンマ: 尻尾の先が特徴。写真は焦点が合わず
※ ウズバキトンボ: 小川の岸辺を群れて飛びまわる(「赤とんぼ」と言われたりする)
※ アカアシオオアオカミキリ: 上掲
ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)
イネ科の草を食するとのこと。とまっている葉は、イネ科っぽいのだが、何という植物だろうか?