この一週間 天候が不順で気をもんだが、天気予報の通りよく晴れたなか、「小金井公園」で開催の「樹木観察会」に出席できた。ずいぶんと以前、2010年に公園サービスセンターの掲示板で同会を初めて知り参加し、自然観察のきっかけをいただいた。以来、数年おきに観察会に同行してきた。
同会は、年2回(5月と10月ころ)開催されているようだ。コロナ騒動も明け、本当に久しぶりに出かけたわけだ。平日のきょう、多数の方(もちろん高齢者)が参加された。
(本ブログ関連:”樹木観察会”)
開始にあたって、公園サービスセンターの方から、今年で開園70周年に当たるという話があり、観察会の方からは、観察会20周年と知らされた(ちなみに、この3年間参加している地元の「自然観察会」は50周年と聞いている)。
「憩いの広場」の「クスノキ」 |
大勢が参加したため、解説者がヘッドセットマイク・スピーカーを使い、かつ2名のスタッフの方がワイヤレスのスピーカーを携えていた。さらに資料(解説する樹木のリストと所在マップ)も充実するなど親切な配慮に感謝。
30数種の樹木を解説いただいたうち、手帳に記述した中から次を記す(聴き間違いなどご容赦)。
・ケヤキ: 公園で一番多い樹、別名「槻(つき)」
・ボダイジュ: 栄西が中国より持ち帰る。釈迦が悟ったときの「インドボダイジュ」とは別
・ユリノキ: 公園で一番高い樹。米国原産
・クスノキ: (上掲の写真)樟脳の原料。有史以前から日本にある
・エノキ: オオムラサキ蝶の食樹で実が甘い。一里塚に植えた樹=織田信長の説あり
・アオギリ: 桐の仲間ではない。緑色の木肌(若い木は幹でも光合成をおこなうという)
・トチノキ: 日本原産
・エゴノキ: つり下がる白い花に、「スノードロップツリー」の名がある
・コブシ: 葉が出る前に花が咲く。漢字名「辛夷」=ワサビの風味がするそうだ
・ムクノキ: ムクドリが来る
・メタセコイア: 当初、樹の化石に命名したもの。後に中国で生きた樹が発見される