「桜吹雪」に合いたくて、チャンスをうかがい(知る人ぞ知る)桜並木道に行った。どうやら出遅れてしまったようだ。散った花びらが、路肩に新しく積もり風に舞っていた。残念。
いま、高木の上部に花は残っているが、下部はすっかり新緑に覆われている。西陽を受けて淡い紅の花は白く輝き、新緑は補色の関係からか柔らかな黄緑色に際立っている。
朝と夕の太陽光は、大気を長く透して薄いピンク色のフィルターとなり、景観を染めて艶やかに見せる。そんな印象をカメラに収める技術がないのは残念なことだ。
イ・ソンヒ ファンの日々よしなしごとの綴り