「夏日」が続いたかと思えばすぐに平年に戻ったようだ。今朝の野鳥観察(探鳥)会に出かけるには少々肌寒い気がして、薄手の長袖セーターを着用した。寒さと冷え込みの対処をおこたらない。
(本ブログ関連:”野鳥観察会”)
観察会の集合場所で、野鳥写真・動画のベテランの方から、野鳥専門誌「BIRDER」を譲っていただいた。それも長期購読された大部の冊数を。一冊一冊が野鳥図鑑であり、個々の鳥について絞り込んだ解説書でもある。なにより鮮明な写真や図版は、鳥の細部を知るうえで貴重で美しい。本当に感謝します。
きょうの公園はすっかり若葉におおわれて、鳥たちの姿を直接見るのが難しくなってきた。観察会に参加したのは昨年の夏の終わりで、そのとき、これから葉が落ちて見通しがよくなれば、渡りの鳥も次第に増えて観察にもってこいの季節になると教わった。なるほど初心者にも、秋冬に葉の落ちた樹々に留まる鳥の姿がよく見えた。だからこれからは、姿の見えない鳥を確認するため、かれらの鳴き声を知っておくのは肝要だ。
ネットに野鳥を紹介するサイトが多数あって、鳴き声まで教えてくれる。探鳥途中そんな話をしたところ、ベテランの方からよいアドバイスをいただいた。<フィールドで野鳥の鳴き声を聞いた後、戻って紹介サイトで確認するよりも、あらかじめそのサイトで鳴き声をしっかり覚えて現場に出て確認する>というのだ。まず耳に覚えてきた野鳥の鳴き声を(自然の中で)確認するという。たしかに耳のすまし方や心構えが違ってくるようだ。
緑の景色に様変わりした公園で、(双眼鏡で見るより)直接目にすることが中心になった。
・ムクドリ: 木の間を通り抜けるのを見る
・シジュウカラ: 桜の木のうろ(洞)を出入りするを双眼鏡で見る。「ツピ・ツピ」と鳴くのを聞く
・ヒヨドリ: 姿が見えず、「ピヨ・ピヨ・ピーヨ」と鳴くのを聞く
・ツバメ: 涸れかかった小川のそばを2羽が飛ぶのを見る
その他に、白い花と薄紅色の萼(がく)の「ホオノキ」、サクランボの実をつけた「サクラ」、白い小さな花をまとった「ハクウンボク」など樹木の花を目にした。