ロシアのメディア「スプートニク」(日本語版)に、「ロシアからこんにちは! 『食べると幸せになれる花』」(6/1)として、5月後半に入るとその季節になるという「ライラック」の花が紹介されている。花に囲まれた美しい風習なわけだが、「願い事をしながら食べると願いが叶う、幸せになれると言われている」と知って、心そそられる。
ライラックについて、この記事は、ロシアのひとびととライラックとの距離感、親密な度合いを分かりやすく説明している。私ごときには、ライラックの花がどこか余所行きの感が大きく占めていて、こんな風にライラックと身近に、日常的に接する話題に驚いたし、うらやましく思う。
(Youtubeに登録のスパシーバ!に感謝)
イ・ソンヒの10集所収の「ライラックが散るとき(라일락이 질때)」(1996年)は、彼女がシンガーソングライターとして初めて発表した曲だ。こころ変わりして去って行った様を、ライラックの花が散るのにたとえる。でも、歌詞には「ライラック」の言葉はない。冷え切った想いに、気付けば未練だけが残っている・・・そんな感じかな。女性はその気になって聴くだろうし、おじさんはファンとしていい歌と思って聴く。
(本ブログ関連:”ライラックが散るとき”)
さよならという言葉は
私にただ一度も語らなくても
私は気付いていた
もう再び会えないことを
*変わっていくあなたの心が
私に鋭い跡を残しても、会いたいのは
未練が残っているのよ
もう 私の胸から逃れているね
振り返えらないで、わたし切なくて
何にしても、見つめないで
思い返さないで、もうあなたの人生で
私と一緒だったその記憶を
二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を
(*以下繰り返し)
二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を