イ・ソンヒの12集所収の「離別小曲(이별 소곡)」(2001年、作詞クォン・ジンヨン、作曲イ・ソンヒ)は、しっとりとした抑制のきいた曲だ。先週から、彼女の別れ歌を聴いてきた。2集所収の「恋人のなみだ(연인의 눈물)」(1985年)、4集所収の「さようなら(안녕)」(1988年)、そして今日の「離別小曲」。
(本ブログ関連:”離別小曲”)
アルバムの発行年に従って、別れの場面も変わってくるようで、対象化から孤独までさまざま。初期の、のりしろの大きな別れに比べれば、年とともに味わいは深くなる・・・。この後、より大きな世界観を示すことになる、15集タイトル曲「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」(2014年)が登場する。
生きていくことが、とても辛いです
そばにはあなたが いたのに
あなたなしに生きるなんて、一人になるなんて
思ってみたことないのに
残った人はそれでも 生きられるという
その言葉が、さらに苦しめます
こんなに会いたいのに 忘れることができないのに
残った私には 苦しい重荷なだけです
私に待てといわれるなら ただこう生きろといわれるなら
それはとても残酷じゃないの
あまりにも会いたいのに こんな私を置いて行かれたのですか
愛してる 待てと いっておいて
生きていくことが つらいのです
私に残ったあなたの 名残りだけで・・・
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一生いきていっても、遂げられぬ恋なのに
なぜ私には時間をくれなかったのですか
残ったものはもうありません
戻せるのなら、以前のように一緒にできるのなら
生きていくことが つらいのです
私に残ったあなたの 名残りだけで・・・
生きていく痛ましさ もういいわ
わたしも 今 あなたのそばに 行きます
(Youtubeに登録のdove2727に感謝)