何だ、夏じゃないか、陽射しと熱気に押しつぶされそう。通り道の路面、栗林の白い穂(花)、小学校の垣根、そこらじゅう眩しくて目がパチパチする。のんびり、日曜の昼を、コンビニでペットボトルの飲料水と新聞の朝刊を買って、小金井公園に出かけた。
公園の散歩道は、木立に覆われて、木漏れ日が風に揺れる。深く緑陰の空気を満喫することができる。並木道の南側には広い原っぱがあって、休日を楽しむ家族連れでにぎわっていた。元気な子どもたちの遊び声、叫び声がこちらにも届く。
この「子どもの広場」に、ちょっとした花畑があって、赤い花が咲いているのが目に付く。いつもは、コスモスの花を咲かせたりする場所だが・・・と思いながら寄って見た。
どうやらポピーの花だ。一見、華奢な感じがするが、すっと伸びた茎の上で揺れる赤い花弁の様は、怪しさを秘めているよう。というのも、花びらの落ちた後の姿に、危険なイメージをしてしまうからだ。ポピーは、ケシ科の花である。
するりとして、赤い花弁だけが目に焼きつく、その立ち居に、どこか曼珠沙華の影に通じるものがある。
ところで、今日は気象記念日だそうだ。気象庁発表の今年の「第139回気象記念日について」に、「気象記念日は、気象庁の前身である東京気象台が明治8年(1875年)6月1日に設立されたことを記念し、昭和17年(1942年)に制定されました。」と付記されている。
東京は、今日も真夏日で、今年の最高の気温を更新したのだろうか。・・・都心の最高気温は、33.1℃(昨日31.6℃)だったそうだ。