TVコマーシャル(ダイハツ軽トラックの「くらしの真ん中で~」シリーズ)から流れてくる曲を聴きながら、ああ、そういえば以前、このブログで美しい曲だと記した、同じくTVコマーシャル(JR東日本)だが、大貫妙子が歌う「美しい人よ」(1994年)を思い出した。彼女の日本語歌詞で、穏やかなアレンジして歌う雰囲気が心地よくていつまでも残っている。美しい曲だ。
原曲は、「La Violetera(すみれの花売り娘)」(1914年)で、スペインのホセ・パディヤ・サンチェス(Jose Padilla Sanchez、1889年5月23日~1960年10月25日)の作曲と、エドゥアルド・モンテシーノ・ロペス(Eduardo Montesinos Lopez)の作詞によるとのこと。
何とこの曲、チャールズ・チャプリンが、映画「街の灯(City Lights)」(1931年、本来サイレント)のサウンド版で使用したのだが・・・何だか、あの強烈な映像の方に目を奪われ過ぎたのかもしれない。随分と感傷的だ。
ところで、「日曜はだめよ」でおなじみ、「めがね」姿のギリシャ歌手ナナ・ムスクーリ( Νάνα Μούσχουρη, Nana Mouskouri、1934年10月13日~)がスペイン語で透明感あふれる声で歌っているのもいい。Youtubeで聴いてみよう。それに、映像も春らしくて作られていていい。
(参考)ブログ「續 more register movement」は、La Violeteraについて詳細に解説されている。感謝。
(Youtubeに登録のAbe Seimeiに感謝)