今日は、二十四節気の最後から二番目である「小寒」だ。新暦の正月の行事が一通り過ぎたところ、季節の変化を意識するわけだが、この後、更に「大寒」が待っている生憎の節気でもある。(寒の入りの小寒の方が大寒よりも寒いということもある)
昨日、マフラーをつけて外出したところ、店舗内の暖房に額に汗が滲んだものの、一歩外に出れば、寒風にその効用に気付く。やはり、今は厳冬だ。
とはいえ、陽の温みをそろそろ察知して、雁は北へ帰り始めるという。ネット情報をいくつか見ると、地域によって異なるが、実際は、来月(2月)下旬頃から飛び立つようだ。寒い時期にやがて来る温もりを避けて北帰行するわけだが、それを見送る者には置いてけぼりされたような寂しさと少しの不安が残る。
イ・ソンヒの「冬哀傷(겨울 애상)」(1989年)も、傷心のまま癒されることもなくじっと、飛び去る雁を見送るだけのようだ。
(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「冬哀傷」”)
ところで、イ・ソンヒの2月リリースの15集アルバムが(日本の)店頭に並ぶのは、いつのことかな。待ち遠しい。